冬瓜のあんかけとHerbie Hancock
しかし蒸し暑い日々が続く。
こう暑くなると、食欲も失せる。そういう時は、さっぱりしたものを作ろう。
見た目にも涼しげなものがいい。
買い物に出かけたら冬瓜があった。冬瓜という名前とは裏腹に旬は夏。短い季節にしか楽しめない食材だ。
そぼろ煮が一般的なのかもしれないが、今回は冷蔵庫に残っている材料を使おう。
なあに、旬ならどんなものもそれなりに美味い。失敗もまた自炊の楽しみである。
材料
- 酒 蒸し暑い時に酒を飲まなくてどうする。基本をおろそかにしてはいけない。季節を愛でる心は大事。いつでも飲むけど。
- 冬瓜 時間がなかったらレンジで下ゆでしてもよし
- 海老 ボイルした海老があった。冷凍海老なんかはストックしておくと手軽でいい
- 枝豆 冷凍枝豆なんかもストックしておくといい。彩りにしてもよし、なんならそのままつまみにしても良い。優秀。
- 片栗粉 あんをつくるのに必要
- 出汁
- 薄口醤油
分量は適当。自分の好みがベストだ。
調理法
写真撮ると書くのが大変だから、これからは調理過程も大胆にカット。ポイントだけ書いておくことにする。
- たっぷり鰹節をいれた出汁にさっと海老をくぐらせる。これだけでも海老の出汁も相まってなかなか良い感じになる。
- 海老はボイル海老を買うなら良いが、生の海老ならさっとくぐらせるだけで良い。身が縮むし、食感も悪くなる。
- 冬瓜の皮は厚く切る。固いので怪我をしないように。包丁だけはよく切れるものを持つべき。
- 冬瓜は面取りする。時間があればゆっくり煮ればいいだろう。口の中で溶けるような柔らかさまで煮る。時間がなかったので下ゆではレンジで行った。
- 色を美しくしたかったので薄口醤油を出汁に加えて、冬瓜を煮込んだ。菜箸で刺して、抵抗なくなるまで煮る。
- 火が通ったら水溶き片栗粉を加える。粗熱が取れたら、海老と枝豆を加える。
あとは冷蔵庫で冷やそう。この待ち時間にもちろん飲むのである。
何を聞こうか…
冬瓜。うり。瓜つながりでWatermelon manを聞こう。
Cantaloupe Islandも同じ系統の曲だ。Cantaloupeはマスクメロン。Herbie先生はウリ科ラバーなんやろうか…
これもサンプリングされたので有名か。
ファンク時代になる前からファンキーですね。
こういうの聞いて育ってきたから死ぬほど落ち着く。ファンクがないとダメなんである…
Herbie Hancockは振り幅がエライ人で、ファンキーなものからストレートなもの、実験的なものまで何でもやる。
しかし、これだけ見ると、Herbie先生物憂げですね。
ジャズの未来とは…とか考えてそう。
もしかしたら、「スイカ食いてぇ」とか思っているかもしれないけど・・・
ソウルやブルースの人と違って頭良さそうですもんね。メガネ男子が好きな人にモテそうな感じ。
しかし、Herbie先生は常に進歩を続けるのである…
インテリかつファンキーな人は無敵やな。
ファンク時代になると、あんなインテリメガネという感じだった外見がこうなる。
進化というか、もう、先生、人類じゃないですよね。ロボ?
進化しすぎです!先生!
マジで、ファンク度数高すぎである…しかし、みんなどこで服買ってきたんでしょうね。
日本だったら確実に職質されます!
どう考えても税金とか払わなそう。「ボク、ロボハービー、ガガガ…」とか答えたりするんじゃないか…
税金払えと言ったら怪光線くらい出すかもしれぬ。
だいぶいい感じで酔っ払ってきたよ。
歩みを止めないHerbie先生は更に進化を続けるのである。いや、ちょっとは止まってもいいと思うんですけどね…
宇宙船?
先生、どこに行こうとしているんですか!おいて行かないでください!
先生、コックピット、よく見ると鍵盤ですよ!それで操縦できるんですか!
どんなにHerbie先生が知的であってもあふれるファンクさを隠せていません。どうなっとるのや…
こういうの聞くと、ああ、いろいろ違うんだなと思いますよね。
Herbie先生のファンク度数の高さに、ヘロヘロです。でも元気になってきたよー。
あ、冬瓜ですか。こんなんです。美味しかったですよ。
エビ、枝前、冬瓜と彩りが美しい。胃が弱っているときにもいいだろう。
何も難しくない料理だが、シンプルだからこそ旨い料理というのもある。
もうちょっとシンプルに、ファンキーに生きないとね。
旬のものはどんな適当にやってもそれなりにまとまる。自炊も楽しいですね!
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