動画を沢山撮る必要が出てきて、この一年いろいろ実験してきました。
動画を撮る必要があるのは、講義などの動画、それとブログで文章だけではわかりにくいところを補完するときなんですね。
Premiere ProやFinal Cut Proも試してみたんですが、自分の用途ではScreenFlowがあっていました。
普通の動画編集ソフトは大掛かりなシステムが必要だったりしますけれど、講義動画をとったりする場合だとそれほどたくさんの機能が必要なわけではない。
講義やプレゼンの場合は、スライド見ながらしゃべることがほとんどなわけで、せいぜいPinPが出来たらいいですね。
ブログでDAWの画面や演奏動画を録画する場合は、レイテンシーが少ないこと、負荷が少ないことが求めるポイントでした。
Macの場合はQuickTimeでも録画は出来るんですけど、キャプションやいろんな編集考えるとちょっとしんどい。動画編集ソフトだと読み込ませたりする手間も掛かりますしね。
ScreenFlowは9から使い始めたんですが、非常に安定してます。毎日使っていますが落ちたことがない。ちょっと凄いことですね。
PC一台でさっと録音、録画出来るのは便利です。
軽い
負荷が高いDAWでも落ちたことがないですね。
これが1番のメリットですかね…
他の動画編集ソフトも試したんですが、PCの画面を撮ることから始まったScreenflowは軽いです。
ブラウザでタブ20個開いて、LIVE立ち上げて録画しても大丈夫なのはちょっとびっくりしますね。
前バージョンの9に比べて書き出しも早くなりました。バージョンアップして軽くなったのも嬉しいです。M1に対応してるので、対応機種をお持ちの方には嬉しいかもしれないですね。
PCの負荷を見ていただければわかると思うのですが、50%超えても録画出来ています。PC1台でさっと録画できます。録音も個別のトラック設定できたりしますし、すこぶる便利です…
複数の画面が簡単に撮れる
普通、複数のPCの画面の動画編集を前提にすると、PCの画面をビデオスイッチャーに取り込んで、音声はどうするかとか考えることがたくさんありますよね。
コンテンツを考える前に理解しなければならないことが多い。
ですが、ScreenFlowはそんな必要ないです。お財布にも毛髪にも優しいです…
片方に資料、片方に別の資料を映しながらまとめて録画して編集なんてことも簡単にできます。
初期設定で複数画面を撮るオプションがでてきます。後でファイルを読み込んだりする手間も掛かりません。

とりあえず、PC2画面録画して、あとで必要がないところをカットしていくようなやり方も簡単にできます。PC内部で完結するのはありがたいですね。
また、Webカメラを複数つなげて録画することも出来ます。片方を俯瞰撮影、片方で顔を写すようなことも出来ます。
スクリーンキャプチャしながら、Webカメラの映像を録画して、DAWを一台で動かすなんてこと、他のソフトで出来るかという無理でした。負荷凄いことになりますからね。
私のMacBook Proは2017の全部載せで、映像を扱うには厳しいスペックだと思うんですが、充分使えています。
こんなのも余裕で出来ます。チュートリアル動画作っている方なんかには特に嬉しいんではないでしょうか。
PCの画面とカメラを同時に撮れるというのはSDカードで読み込んだりする手間が全くかからないので、大幅な時短になります。これ、録画が出来るScreenFlowの最大のメリットかもしれません。録画したら即編集出来るスピード感は最高です…
動画はお昼の休憩時間にとっているので、時間がない。大体30分位しか時間はとれない。
音楽は5分で作って、動画5分、編集5分、書き出しまで含めて30分以内で出来てます。
よく使うショートカットキーをStreamDeckやErgoMXに入れると本当に高速に編集できます。
低レイテンシーモードがある
これは嬉しいですね。何が嬉しいかというと、アプリから直に音声を録音できるんですね。低レイテンシーです。オーディオ・インタフェース持ってない方には嬉しいんではないでしょうか。このブログを御覧になる方はそんなことないかもしれないですけど。
もちろん、オーディオ・インタフェース使ってループバックしたりしても同様のことは出来るんですけど、PC周りが得意でない人には嬉しいと思います。映像と音声の同期は面倒くさいですしね…
アプリから直接録音できるメリットはあって、メールやメッセンジャーの通知があって録画をやり直しなんて事にならないのはいいですね。
簡単に出来るのは嬉しいですね。
iPhoneの画面が録画出来る
アプリやWebサービスを作っている方にも便利だと思います。
Quicktimeでも出来ますが、編集が簡単です。画面上で注意してほしいところを拡大したりするのが出来るのもやっぱり便利ですね。
PC画面の編集機能が充分ある
PCの画面でも、強調したいところありますよね。例えば拡大したり、周りを暗くしたり。
こういうのが簡単に出来ます。
DAWなんか特にどこを操作しているかわからないとどうしようもないわけで、こういうのが出来ると親切ですね。
キーストロークが記録できる
PC操作を説明したりするようなひとには特に嬉しいんではないでしょうか。
録画してから、「キーストロークを表示」するだけで簡単に使えます。マウスカーソルが出せるのも便利です…
LIVE11のショートカットやら文字だけの記事にするだけじゃなくて、動画も撮ってみようかなと思っています。
PinPが簡単にできる
軽いということと重複するんですが、Webカメラで撮りっぱなしの動画を、録画が終わったらリサイズするだけで済みます。設定が色々面倒なソフトが多い中、驚異的な簡単さです。ボンクラに優しい…
これだけ簡単に出来ると、動画撮影のための閾値が下がりますね…
Camoが使える
Webカメラは画質は良くない。その問題を解消してくれるのがCAMOです。
iPhoneをWebカメラ化してくれるソフトです。ZV-1も持っているんですけど、iPhone6をCamoで使うほうが画質がいいです…
なんですけど、ScreenFlow9のAppStoreで購入したものにでは使えなかった。
ScreenFlow10はAppstoreで販売してないんで、Telestreamから直接買うしかないです…
10は問題なく動いてますね。
ありがたいのが、出張先で動画を撮ることになったとしてもカメラを持ち運ばなくていいことですね。携帯持っていかないことないですしね。
追記:2024/12/26
VenturaのContinuity CameraでiPhoneを使えることを確認しました。ただ、解像度やフィルターなどはCamoの方が豊富にあります。
コストが低い
Adobe製品はサブスクリプションですから導入費用は安価に済みますが、トータルとして結構なコストになる。
Premier Proだと月額2728円ですか。
買い切りで149$。メディアのオプションなんかもつけたらもっと高くなりますけど、私の用途では充分です。
携帯を持っていたら、カメラもいらない。俯瞰撮影用のスタンドあわせて25,000円程度の初期費用でチュートリアル動画なら作れると思います。
習得コストが低い
簡単です。キャプション入れたり、簡単なトランジション、フェードなんかはDAWの操作とも近いですしね。マニュアル一回も読んだことないんですが大体わかりました。
画像なんかもD&Dで投げ込めばいいし、音声もそうです。D&Dで大体使えるのはAbletonと近いものがありますね…
まとめ 軽くてシンプルなシステムで最高
今、PCに使ってないiPhoneをつないで、スタンドにおいて録画しているんですけど、本当にすぐ録画にとりかかれるのは便利です。

PC1台でさっと録画出来る手軽さは圧倒的。サムネイルなんかはAdobe製品のほうが凝ったものを作れると思うんですが、私はcanvaがあればいい。クラウドサービスであればPCの負担も少ないですし。
日本語の情報はPremierやFinal Cutに比べて圧倒的に少ないんですが、問題ないくらい簡単です。
欧米のチュートリアル動画を撮っている人はかなりScreenFlowを使っているみたいで英語の情報は結構あります。
簡単に動画を撮ることが出来て、なかなか楽しいですよ!
追記:2022/05/23
動画を作成する時に便利な操作などを書いておきました。全部覚えようとするとだるいですけど、よく使うところを少しだけ覚えるだけでも楽しくなります…・
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