Ezkeysは音源でもありますが、MIDIパックが付いています。
なかなかそのMIDIパックも優れているんですが、最大の持ち味はMIDIデータを変形させられることだと思います。自分の手癖から脱したい時なんかに使うと非常に便利です…
MIDIデータを変形させる場合
やり方は以下の通り
- 「Browser」を押し、任意のファイルを読み込む。
- リズム、アルペジオなどそのファイルに適用させたいデータを選ぶ。
- 「USE BROWSER MIDI」を押す。
- 適用したいMIDIデータを選ぶ。
![](https://i0.wp.com/murinaikurashi.com/2021v2/wp-content/uploads/2022/05/546d3fea8c78be9885d5084dcd601268.jpg?resize=898%2C638&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/murinaikurashi.com/2021v2/wp-content/uploads/2022/05/de1fa724e9a7388c207f4637e2b538cd.jpg?resize=896%2C639&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/murinaikurashi.com/2021v2/wp-content/uploads/2022/05/e92b4a103401ad8d2daad8e55d191a6a.jpg?resize=894%2C639&ssl=1)
Ezkeys以外の音源を鳴らしつつ確認したい場合
MIDIデータもピアノ系音源以外で鳴らしたい場合はEnable MIDI OutにすればいちいちMIDIデータをDAWに持っていかずとも済みます。
- Enable MIDI OUTを設定する
- DAWのMIDIルーティングを変更する。
![](https://i0.wp.com/murinaikurashi.com/2021v2/wp-content/uploads/2022/05/ab1f8f1bb247eb8f24ee8b66a6190f8f.png?resize=1024%2C345&ssl=1)
Abletonの場合のルーティングです。Ezkeyの音色を使わないならボリュームを絞っておくといいと思います。 任意のトラックに鳴らしたい音源を立ち上げてMIDI FROMを全て「EZKeys」に変更します。
![](https://i0.wp.com/murinaikurashi.com/2021v2/wp-content/uploads/2022/05/3cbe19e51ba8b802a23670ae9d84554f.png?resize=91%2C794&ssl=1)
Studio Oneの場合のルーティング。
インスペクタを開き、「イン」をEzkeysに設定します。
![](https://i0.wp.com/murinaikurashi.com/2021v2/wp-content/uploads/2022/05/051db58747435db4b884a641d7eb0deb.png?resize=193%2C773&ssl=1)
EzbassなどにはそのままD&Dできる
一旦MIDIファイルにしてからじゃないとDAWからはEZbassに読み込めないけれど、EzkeysからEzbassはそのまま読み込めます…
Audio To MIDIなどを使ったMIDIデータが使える
これはEzbassとも同じですね。フレーズストックしておいて再利用すれば永遠にネタには困らないのでは…
Scalerなどと比べて、Ezシリーズが優れているのは、タイミングやベロシティ情報は人間が弾いたデータがあるということです。人間らしさを生かすのに役に立ちますね。
生楽器を想定してるから、Scalerとはそもそも立ち位置が違うわけですけど。
EZkeys,古いソフトですけどなかなか便利に使えます。私は音源も好きですけどね。Keyscapeより下品なエレピの音で自分が好きなジャンルにはほぼ加工なしで使える。
あとは、EZbassやEzdrummer3のようにインタフェースが充実することと、エディターが欲しいですね。
Abletonだけではなく、Studio Oneも併用するようになって、Ezシリーズはネタ帳のような形で使うようになりました。どっちのテンプレートにも入れてます。
自分で弾いたデータや、スタンダード、好きなコード進行なんかをコツコツと入力してます。
そのまま使ってもいいし、リハモする時のたたき台にしてもいい。自分の手癖を抜くにもいい。本当に。自分の癖で作ってるとすぐ飽きちゃいますからね…
自分が弾いたものを、既存のコード進行に当てはめても、ああ、こうなるのかと発想のキッカケになったりしてます。面白いです。自分では絶対に考えないコード進行で、自分のタイム感で再生されるわけなので、ハッとします。
自分へのメモです。
- リフなどを1小節とっておいてから録音しても面白い。ベタ打ちのコード進行を自分のタイム感で変形できる。
- 変形機能は、フレーズをコードの度数で分析してから適用している模様。マイナー9系統で弾いたリックもMaj7に適用するように変形された。
- クロマチックアプローチしたところは変になることもあるので、比較的単純なプログラムか?聞けばわかるから問題はないけど。
- Ezkeysのコード判定がおかしいとフレーズも当然おかしくなる。
- なので、コード進行はEzkeysの方で打ち込んだほうが変形はしやすくなる。
- 演奏したフレーズはそのままで、EZkeysのコード進行と独立した設定が出来たらなお便利だったか。
- 一般的なコードに対して代理のフレーズをいれて弾いてるものはこう言う機能があればうまいくはずなのだけど。enharmonicなコードなんか特に。
- まあ、アイデアを得るためなので問題はないのだけれど。
追記:2022/07/28
フォルダを追加する場合です。
まずは、Browserボタンを押します。それからMenuを押して、Browserを押します。
![](https://i0.wp.com/murinaikurashi.com/2021v2/wp-content/uploads/2022/07/568c5a2921c183bc2e0880680bde2b42-1.jpg?resize=1024%2C628&ssl=1)
Add Folder to Browserを押します。
![](https://i0.wp.com/murinaikurashi.com/2021v2/wp-content/uploads/2022/07/7b54ac7e66d1be4736cb4a29b7d1646c.png?resize=451%2C390&ssl=1)
「かっこいいコード進行128」なんかMIDIデータも付いてますし、そこからリハモしたりしても便利ではないでしょうか…
ギターもベースもArchtype:Cory Wongでやってみたけど、こういうクリーンサウンドならこれだけで行けちゃうかもな…
— うりなみ (@urinami) July 21, 2022
ギターはDumble、ベースはDIを模したやつに入れて弾いた。 pic.twitter.com/u5Z060goro
かっこいいコード進行にあるものをリハモしてEzkeysで変形したものをヒントに作りました。ギター、ベース、ドラムを加えたもの。
ギターやベースはサッと録ったのでご容赦を…
手癖脱却とアイデアのキッカケに大活躍してます。コード進行かリズムでアイデア出る古いタイプの人間なので作曲支援としては一番使ってるかも。今まで採譜してきたものを色々Ezkeysに入れてあるので、ネタには多分一生困らないと思います。譜面読むのも目がキツくなってきてるのでありがたいです…
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