Scalerは便利 レビューです Scaler2の新機能も | 無理ない暮らし
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Scalerは便利 レビューです Scaler2の新機能も

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Scalerは便利 レビューです Scaler2の新機能も

追記:2019/11/29

追記:2020/05/28

Scaler2が出ましたね。Scaler2ってどうなのって質問が来たので、買ってみました。ちょっと使った印象を後ろにまとめてあります。

追記:2021/11/18

2.5にバージョンアップして色々新機能が。ギターのボイシングだったり地味にパワーアップしてますね。昔に比べると音源が増えたり、アルペジエイターが強力になったりしてます。生演奏が好きな人には微妙かもしれないですが、シーケンスなんか作るのには便利だと思いました。

購入はこちら

使いかた

SleepFreaksさんに設定や使い方は載っています。

まあ、でも私のサイトを見る人はAbleton Liveを使っている人が多いと思うので、ルーティングのスクリーンショットをあげておきます。Ableton Liveのやり方は動画では説明してないですからね。

特別なことはないですね。Scalerのほうは、Monitor inにしておく。

鳴らしたい音源の方はアームボタンを押して、MIDI Fromは当然、入力タイプはScaler,入力チャンネルもScalerにします。


追記:2018/11/25

石井和良さん(dog_song_jack)(@ango_net)から、不具合情報を教えていただきました。

VST版でないと、MIDI FromからをScaler、Scalerと選択できないそうです。情報、ありがとうございました!

AU使うなってことですね。


これで、Scaler以外の音で鳴らせますし、指一本でコードが弾けます。

追記:2022/04/20

Studio Oneでの操作方法です。

弾いたメロディからスケールなどを判別してくれる。

なかなか面白いです。

Detectという機能があって、鍵盤を弾くとスケールを判定してくれます。

C MelodicMinor=B alteredなんですけど、そういうのも認識してくれますね。

簡単に説明を作っておきました。

ギターの指板上でコードの打ち込みも出来るので、譜面はダメだけど、ギターのコードを知っているという人にもいいと思います。

万能ではない

こういうソフトの常ですが、判定は人間のほうが正確ですね。アッパーストラクチャートライアドなんかは壊滅的です。5度をomitしたりすると、アヴァンギャルドなコードネームになったりします。

え、そんなコード弾いたこともないよという判定されたりもします。

普通に3度ずつ弾いたりしたら正確ですね。割と単純な判定のアルゴリズムなんだと思います。

じゃあ、これがダメなのかと言ったらとんでもない。メリットたくさんあります。特に、Ableton LiveユーザーやPUSHのユーザーにはメリットがあります。

Ableton LiveやPUSHの機能を補完してくれる

CubaseやStudio Oneにはコードをサジェストしてくれる機能がありますね。でもAbleton Liveにはないです。

Chord Variationsを押すと、代理コードの候補なんかを上げてくれます。

候補がちゃんと出ますね。

アドリブしたりするときは代理コードを叩き込む必要あるわけですが、さっとコードタイプを選んだら鍵盤で表示されたりするのは便利だと思います。


追記:2018/11/24

Key Cでサブドミナントマイナーの代理コードって、Abを含んだものですよね。こういうの、理論書開いたりしながらみんな覚えたと思います。でも、時間がないひとは覚えるのも難しいですよね。

Scalerはコードタイプ選んで押したら、音も出ますから、鍵盤苦手な方には特にいいと思います。

理論書読むときの最大のネックは譜面を読むのに時間が掛かることですから。

コードタイプと鍵盤が表示され、音名が分かれば、理屈を理解できるスピードは上がると思います。


もちろん、ボイシングを指定したりも出来ます。ダイアトニックを表示させてから、Voicingsでいろいろなボイシングを試すことも出来る。

あと、単純に大量に入っているスタイルからコード進行を選んで叩いて、いい感じのコード進行を作ることも出来る。Maschineのコードセットより大量に入っていますからね。コード進行を作るのが難しい人にも役に立つと思います。

Maschineだとコードセット変更したり出来ないですけど、Scalerの場合は、自分で作ったコード進行を保存したりすることも出来るので、使えば使うほど強力なライブラリを構築できると思います。

PUSHでコードを覚えたり、スケールを判定するには最も強力

これ、うまく使うとコードを学ぶのが凄く楽になりますね。

PUSHは、MIDIデータを再生すると、パッドが光るわけです。文字通り、「音が見える」わけです。

色んなジャンルなどのコード進行で気に入ったものを適当に叩いて録音して、ピアノロールを見ながらやってもいいです。気に入ったコードを押さえて、PUSHで光っているのを見れば、押さえ方もある程度練習できるはずです。

普通にコード学ぶと、オープンボイシングなんかに至るまでに嫌になってしまう可能性が高い。

ですが、これだと、見たとおりに弾けばいい。JNTHN STEINさんは、かなりオープンボイシングを使うんで、鍵盤弾けない人だと分かりにくいと思うんですよ。Scalerには結構オープンボイシング入ってますからね。

クロマチックの4度に固定してキーはCにしてまず学習するとかなり理解しやすいと思います。

まとめ

これ、理論が頭に入っている人でも積極的に使うといいと思うんですよね。自分が普段弾かないようなコード進行の発想も出来ます。

コードが苦手な人には、即戦力のコード進行がたくさんあるから製作スピードも上げられるはずです。

まあ、でも、これはPUSHでコードを覚えるやり方としては一番いいことがわかった。これ、ローマ数字(ディグリーネーム)が表示できるんですよね。

そうなると、様々なコード進行を応用して作ることが可能になります。そして、一番自分でやると大変なフィンガリングがかなりの速度で学べるんです。

そして、キーやスケールが特定できたら、Ableton PUSH2でIsomorphicモード使えますしね。知識がないと難しいところをかなりショートカットできる。これおかしいだろってのはありますけど、ゼロからやるより圧倒的に早い。

PUSH勉強会で、ハーモニーやりたいという人は、これを使ったら時間短縮になると勧められますね。

PUSHを使ってどうやってコードを勉強したらいいか、また、動画作りますね。

コードもわかると楽しいですね!

追記:2018/11/24

地味ですが、Strumモードは便利です。ギターをストロークしたりするときなどにもつかえます。

あとですね。下に簡易シーケンサーがあるんですけど、これが強力です。

これ、どういうところが強力かというと、市販のコード譜を使ったり出来ることですね。いい感じのコード進行が出来るまで、ここでループさせるのもありだと思います。

あと、作曲支援も充実してます。

ここで右クリックすると、使える代理コードが出てきます。Mediant,Submediantは日本の理論書では多分、あんまり書かれないと思うんですが、コード理論大全には書いてあります。

リハモの勉強にもいいと思います。あと、代理コードを選択する時に、共通音が何かも度数表示してくれます。

Parallel Harmonyは、そのコードと同じコードタイプを12キー作ってくれる機能ですね。同じコードをつなげたいという場合にいいと多います。使い方わかるだけでも、作れる曲は大きく増えると思いますよ。

ヒップホップ、ハウス的なコードを平行移動するような作る時に便利ではないでしょうか。

追記:2019/01/29

インストール方法

Pluginboutiqueで購入した後、LoginしてMy Accountに行きます。

Scaler.licenseはわかりやすい場所にダウンロードしておいてください。あとで認証の時に使います。私はデスクトップに保存しました。

今回はwin版で説明します。ダウンロードされたファイルを解凍

任意のフォルダに設定 私はカスタムプラグインフォルダを設定してます。バックアップの時分かりやすいんで…今回はデフォルトの設定です。

インストールしたら、使用しているDAWを立ち上げます。

Register a license fileをクリックします。

購入したメールアドレスを入力します。

これで動きます。

Ableton Liveのプラグインフォルダについて、Ableton認定トレーナーのAkimさんが説明してくださってます。

新機能の使い方

追記:2019/03/01

Scalerが1.7にバージョンアップしました。

  • 30 New Chord Sets – Blues, Latin & Bossa Nova
  • 5 New Bass Tunings – Fretboard now supports bass tunings with 4,5 and 6 strings.
  • Over one hundred new chord sets including all the modes of the harmonic and melodic minor scales.
  • Re-Detect from builder – Find which scale fits your progression anytime in your creative process.
  • Preview chord sets – Play through any progression preset in one click.
  • Copy-to-Builder – Move all chords from a progression directly into the builder for a faster editing.
  • Diatonic chords improvements – Quickly navigate between triads, 7th, 9th, 11th, 13th chords of any scale.
  • Improved chord naming – More chord definitions and simplification of existing chord names for improved readability.
  • Small screen support – Allow smaller UI resizing to support smaller screens and resolutions.
  • Bug fixes and performance improvements

めぼしいものは、30の新しいコードセットが追加とベースのチューニングが追加されたことですね。以前はベースがなかったので、ベーシストには嬉しいですね。

ベースは完全4度チューニングが一般的なんでPUSHでコードフォームを確認するのにも使えます。

もちろん、All Foruthsも4度チューニングなので、こっちを使ってもいいのではないでしょうか。

なんと行っても、大きいのは、試聴出来るようになったことと一発でBuilder(コード進行をストックしておくもの)に保存できるようになったこと。再生ボタンでさっと聞いてみるなんか便利ですね。

ダイアトニックコードで一括してテンションを増やせるのなんかも人によっては便利かもしれません。

アボイドノートを考えてボイシングしたりしているわけではないですし、コードネームやどう考えてもマイナーキーと判定するべきものをメジャーキーと判定したり、テンションの表記がちょっと変だったりしますけど、たたき台として使うのには悪くない。

コードやスケールを学ぶための活用法もまた書きます。

追記:2019/03/02

書きました。タブ譜での入力の仕方なども。

追記:2019/05/12

ボイスリーディングや多くのテンションコードなど実用的なボイシングやコード進行に興味があるなら。これは凄くいいと思います。

かっこいいコード進行108 篠田元一
かっこいいコード進行108 篠田元一 PUSH勉強会では、『ギターで覚える音楽理論』をテキストにして勉強しています。 せっかくAbleton Liveを使っているわけだから、それでも使える物がいい。Scalerは優れてます。 でも、せっかく

追記:2019/06/19

Maschineでも不完全ですが、Scalerを使う方法があります。ラッパー系統のプラグインを使ったらMaschine内で解決できます。

が、かなり手間なので、とりあえず気に入ったコードを貼り付けられるだけでも便利かと思い記事を書きました。まあ、他のDAWと連携したほうが楽なのは間違いないです…

追記:2019/12/10

DrumrackでScalerを使いたいんですけど、やり方が分からなくて絶望ですという質問をもらったので書きました。当然、叩いたデータを他の音色に変えることもできます…

追記:2020/05/28

Scaler2がリリースされましたね。かなりのアップデートがされています。Scaler2どうなのって質問が来たので、とりあえず買ってみました。さっと触ってみた印象です。

ちょっと試してみたんですが、AbletonLive以外のユーザーに嬉しいかもしれないです。

Audio Detect機能なんかはLIVEではAudio To MIDIでできるわけですから、それほど嬉しくはない。Melodyne持っている人もそうかもしれない。

便利なのは、MIDIキャプチャ機能かもしれないですね。今までとの違いも書いてみます。

キーやコード提案に関しては意地悪な進行だと判定出来ないかなという印象がありますが、ダイアトニックなら大丈夫。もうちょっといじってみますね。

あとModulationってありますが、転調サジェスト機能ということですね。

嬉しいのはHumanize機能や、フレーズ作成機能かもしれないです。生音のコードのフレーズやボイシングというと、正直EZkeysなんかのほうが質は高いように思えます。

ただ、莫大なコード進行があるので、たたき台にするのは悪くない。Ezkeysより圧倒的に安いですし、初代Scalerで使いにくかったところを潰してあります。また、初代Scalerとの違いやキー判定なんか記事にしてみたりしましょうかね。StevieWonderの曲みたいに6回転調してるやつで判定させたらどうなるか。

Scaler2のインストール方法

Scalerでもインストールに戸惑って、質問された方が多かったのでやり方書いておきますね。

ダウンロードしたあとにライセンスファイルを読み込ませる必要があるんですが、それが面倒ですね…

PluginBoutiqueのMy accountでこちらをクリックします。

ライセンスファイルをダウンロードします。私はデスクトップに保存しました。

お手持ちのDAWでScalerを立ち上げます。

そうするとこのような画面が出てきますので、Register a license fileをクリックします。

Scaler2 ライセンスファイル

先程デスクトップに保存したscaler2.licenseを選択します。私の場合はMacなので、選択して「開く」ですね。

Scaler2

で、終わったかと思ったら、購入したメールアドレスの入力を求められます。

入力してOKを押します。これで使えます。

Audio Detectのやり方

新機能ですね。

Audio入れたデータにScalerAudio2というものを立ち上げます。

Detectというところが青になってるのを確認して録音ボタンを押してください。

押すと画面のように赤くなります。「WAITING FOR INPUT」となっているのが目印ですね。

再生するとこうやって、MIDIデータになったものが出てきますね。

で、ちょっと試し見たんですが、注意点です。オーディオのボリュームが小さいと感知が不安定になります。

ここの青い点をドラッグしてオーディオのボリュームを感知できるようにすると精度も変わります。これ、びっくりするくらい変わるんで、注意されたほうがいいかと。

Ableton LiveのAudio to MIDIとSaclerの違い

Ableton LiveのAudio to MIDIベロシティ情報も感知しますが、Scaler2はそうでないです。

結構検知の結果は違いますね。ベロシティがバラけるようなものは今の所感知は良くないです。

コンプでならしてから読み込ませたほうがいいかもしれないですね。

感知精度は、ソースや音源によりますね。

とりあえず、今日はこれくらいで。新機能ほかもあるので追記していきますねー。とはいえ、アップデートなら19ドルなら、安い。コード進行のストックを作るのには便利。私はCaptureが便利だなと感じました。適当にたたいていい感じなったところでDAWにドラッグ&ドロップというのはコードわからないけどコード進行を作りたいという人に向いていると思います…

あと、30日は試用可能なので、試されるといいと思います。Audioからコードの検知機能は、生演奏的なものは不満があるかもしれない。

私の印象ではAbleton LIVEのAudio to MIDIのほうが精度は高かった。テンションがあるようなものに関してはScaler2よりAbletonのほうがいいですね。

でも、ベロシティが均一で、単純なコードの検知機能は悪くないです。

音名知りたいんならMelodyneが一番強力だと思いますけど、手軽さは捨てがたいですね。

Scalerとの大きな違いはPerform機能

追記:2020/05/31

購入からいろいろ実験してみて、色々可能性と問題点が見えてきました。これは使いようによってはものすごく便利だと思います。

鍵盤苦手な人にとっては指一本で非常に多くのパターンを作れる高機能アルペジエイターと言えると思います。

ScalerにもArpegioとStrummingはありましたが、Arpeggioは特筆するところがないアルペジエイターでした。

Strummingはギターを模したもので、発音タイミングをずらす。これなんかはコードをベタ打ちして味気ないときなんかに使うと便利だった。

今回の新機能のExpressionsは強力です。

それぞれ、Peromanceのモードに3つあるのですが、Pharsesなんかはコードとメロディを弾いたりしてくれるので、指一本で弾き語りなんかことも出来ます。

また、ちょっとおもしろいのがRhythmです。一定のリズムパターンで再生してくれます。自分でリズムパターンが手癖になっちゃうような場合にアイデア出しで使っても面白いと思います。

文字通りライブパフォーマンスの一環としても使えるはず。

DAWのテンポと同期できるので、パッドで押しがたりみたいなことも出来ますね。

ルーティング工夫したら、ベタ打ちのコードをScalerでリズミックにして、さらにScalerから吐き出したMIDIデータを受信して他の音色で鳴らすということも出来ます。

こんな感じですね。ベタ打ちのコード進行から取っ掛かりを作ることもできると思います。

LATCHだったり、倍テンにしたりもできるので、活用法はいろいろです。

自分のボイシングを考えたい場合でも、ScalerにMIDI入力するようにすればフレーズを作れるので、作曲支援にもつかえますね。

どんな人に向いてるか

思ったより、モバイル環境で作りたい人にいいかもしれないですね。

PCのPCMIDIキーボードなんかで叩いてカフェで作ったりしても楽しいかもしれませんね。

当初、使ったときにはAbletonのユーザーには向いてないかもと思いましたが、そんなことは全然なかったですね…

転調サジェストなんかはLiveにはないわけですし。

一本指でコードを弾くのなら、限界はあるにせよScaler2なら楽に弾ける。

Scalerでももちろん出来ましたけど、コードの収録数も違いますし、Performモードはコードを叩くだけででは出来なかったフレーズ演奏や、押しっぱなしにてメロディ弾いたりもできる。

アルペジエイターよりずっといいですよ。コードはわからないけれど、叩いて作りたいという人には楽しく遊べるんじゃないでしょうか。

やろうと思ったら、PUSHのドラムラックシーケンサーでも使えますし。

そして、Komplete Kontrolみたいなことが普通の鍵盤でできるので、鍵盤触るのが辛いという人には勧められます。新機能のKeys Rockでは、白鍵に任意のスケールを割り当てられるんですね。なんで、指一本でコードを弾きつつ、上でメロディ弾くなんて事もできますね。ダイアトニックの進行だったら簡単に弾けます。

Komplete Kontrolのスケール機能が欲しかった人にとっては、お手持ちの鍵盤の活用度合いも広がって楽しいですね。

keysRockで指定できるスケールとコードは別に設定できるので、普通のコード進行にちょっと違うスケールを当ててみるのなんかにも使えそうですね。とにかく多機能なので、いろいろ使い方あります。かなり遊べると思うので、使い方含めてしばらく追記していきます。

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