Batteryはドラムサンプラーとして長い歴史を誇るソフト。
Batteryは単体のアプリケーションとして発売もされていますが、立ち上げ方がいろいろあります。そして、それぞれ出来ることが違う。勘弁してくれとなりますね…
単体で立ち上げる場合、Komplete kontrol Softwareで立ち上げる場合、Maschineのキットとして立ち上げる場合。ああ、Maschineの中で立ち上げる方法を考えたら4つですか。
複雑すぎて絶望ですね…
パッドフレンズのpinさんと私のメモ。Abletonユーザー向けに多くの情報を書いておきます。
プラグインとして立ち上げる場合
フル機能が使えます。
注意点としては、スネアやキックなどの配置がキットによって異なるので、注意が必要です。打ち込む時にノートナンバーをこちらで確認しておくと良いですね。
もちろん、D&Dで入れ替えは可能なので、そうしてもいいんですが手間なので…
PinさんはPUSHをお持ちなので、こちらの記事をご覧になると、より楽しめるのではないでしょうか…慣れたら普通に打ち込めますけれど…
おかしいな?と思われたらノートナンバーの確認をするといいですね。
パラアウトして、Abelton上でエフェクトを使いたいときの方法です。これはそこそこ使うかもしれないですね。
PUSHやAbletonのDrumrackシーケンサーに慣れているなら、こういう方法もあります。Batteryのサンプルだけ使いたい時はこれでも良いですね。アレンジメントにそのまま貼り付けることも出来ます。
この方法のメリットは、自由度が高いこと。デメリットとしては加工した音がすぐ持っていけないことですかね。Render in Placeすればできますが、保存してから持っていくのは正直面倒くさい…
ただ、Batteryの音はもうすでに完成しているので、それほど問題はないと思います
各トラックごとにエフェクトを使いたいのであれば、Drumrackにエフェクトを挿入していくなどという形でもできます。慣れているAbletonのワークフローが使えるのがメリットだと思います。
あとは、フォルダをXOに読み込ませるのもいいですね。指定すれば、Maschineのサンプルだけで作ることも可能です。
デメリットはMaschineのKitをそのまま使えないことです。まあ、これも工夫したら、XOのデータを使ってMaschineを鳴らしたりもできますけど、そうしたい場合はMIDIデータだけ抽出して、DrumrackにMaschineのサンプルを放り込むのが手早いと思います。
XOの強力なパターン編集機能も使えるのでなかなか便利です…
Komplete kontrol Softwareで使う場合
Komplete Kontrol Softwareでも立ち上げられます。Komplete Kontrolシリーズをハードでお持ちの場合、マクロがマッピングされるので、調整が便利ですね。
+ボタンが2つあってわけがわからないと思うのですが、1つはNKSといって、Komplete Komtrolでパラメータをつまみでコントロール出来るような規格のプラグインを呼び出すための+ボタン。
もう1つはBatteryなどプラグインの拡張メニューを開くパターンです。
私はこちらで使うことはないですね…
アルペジエイターや、Chordsetというものが使えることがこちらのメリットです。キーボード使うならメリットがありますけど、ドラム音源で使うメリットはそんなにないですかね。
Battery内部のサンプルを持っていくことは出来るんですけど画面が小さいのでお薦めしません。
普通に使う場合はプラグインを立ち上げたほうが良いということですね。
Maschineで使う場合
Batteryは実はNIのExpansionsというものには大抵入っています…
Maschineで使う場合はBatteryのものと意識することはあまりないとは思うのですが、実はBatteryのキットはKompleteをお持ちだとすでに持っているわけです。Expansionsに入っていますので。
Maschineで立ち上げるメリットは何かというと、キットに付随してMIDIデータが付いてくるんですね。その音色に併せたMIDIデータが読み込まれる。音色に合ったリズムパターンが使えることは大きなメリットだと思います。
音色やパターンの勉強にもなりますしね。
Abletonや他のDAWに持っていく時は、A1のところで右クリックして、以下の設定にする必要があります。
詳しいやり方はこちらにあります。
Audioで持っていく時、Abletonの場合Warpを切らないと尺が合いません。知らなかったら絶望ですね…
その場合は、WARPを一旦オフにして、長さを元のループの長さに調節して(この場合は4小節)、再びWARPをオンにすれば尺がちゃんとした状態で使えます。
安心ですね…
まとめ
普通に使いたい場合や、Batteryのキットを立ち上げたい場合は、単体のアプリで立ち上げる。エフェクトなどをKomplete Kontrolシリーズのハードでコントロールしたい場合はKomplete Kontrolソフトウェアを立ち上げればいい。
そしてパターンを使いたい場合はMaschineで使えばいいということですね。初めに知らないと混乱しますね。DAW、難しすぎます…
やー、こういう初めて買ったらまずわからないと思うんですよね。pinさん、これでKomplete色々活用できますね。まだまだ遊べる方法あるので、いろいろ書けたらと思います…
ブログは私と友達のメモ帳なのでコツコツ書いていきます。
当ブログ、記事執筆、広告掲載など大募集しています。激儲けして左うちわで生活したいです…
なんとかブログの赤字運営を解消したい…貴族に転職したい。
YouTubeには更にマニアックなパッド情報などありますので、よろしければご登録ください。現在登録者数471名。500名になればブログの終わりが伸びるかもしれません…
駄目なら教えてる方も宣伝するか。やりたくないなあ。
そっちはAbletonは教えているものの一部なんですけど…
DAWは大抵の物は使えますが、一番得意なものはProToolsです。使ってる時間が一番長いので。
記事も低額で書くとかしたらいいのかな。でも出来ればやりたくない。皆さんいいアイデアありましたら教えてください…
コメント
とても役立つ記事をいつもありがとうございます。
すみません、Battery4について質問をさせてください。
数年前のサンレコの記事に載っていたのですが、DAWはAbleton Liveで、KickはBattery4を使用という方がいて、理由として「Battery4は、曲を再生しながら次々とサンプルを入れ替えて、どれがフィットするかを気軽に試せるから」とありました。
ということは、それをLiveで行うのは困難ということになるのでしょうか?
1. Battery4でのその作業内容
2. Abletonでの同等作業の可能性
のような感じで、常に頭に引っかかっています。
ご都合のよろしい時で結構ですので、何かしらご回答いただけましたら幸いです。
よろしくお願いします。
toshiboさん、はじめまして。
いえ、そんなことはないですよ。AbletonでもBatteryでもできますが、Batteryの方が手間がかかりますね。ですが考え方が分かればそれほど難しいものではないです。
曲を再生しながら次々とサンプルを入れ替えるのはAbletonの場合ならDrumrackでkickをホットスワップすれば可能ですが、文言から考えると、サンプルやループなどをアレンジメントビューに貼って処理されている可能性がありますね。
Batteryで同じことをやる場合は、おそらくキックはMIDIデータで打ち込んであって、そのキットに多くのキックを読み込んであるのだと思います。そうすれば、そのキット内でD&Dすれば、キックはスワップできます。
Batteryのエフェクトが好きであるとかそういうわけではないのであれば、Batteryのサンプルをのフォルダを登録しておき、Drumrackに読み込むのはかなり素早くできるではないでしょうか。
うりなみさん
迅速なご回答ありがとうございます!
Batteryの方が圧倒的に早いのかなと、ずっと頭の中にモヤモヤしたものがあったのでとてもすっきりしました。
的を得た内容に感謝しております。ブログ・YouTube共にハードワークだと思いますが、頑張ってください!これからも楽しみにしています。
よいお年をお迎えください。
気になりますよね。笑
スッキリされたようで何よりです。
お気遣いありがとうございます…
toshiboさんも良いお年をお迎えください。