当ブログはアマゾンなどアフィリエイト広告を利用しています。

Ableton LiveのUtilityは便利

Ableton
この記事は約5分で読めます。

Ableton LiveのUtilityは便利

いやあ、本当に便利なんやけど、頭が悪いタイトルやね…

ちょっと質問もらって、そういえば記事書いてなかったと思うから書いておくね。

野球だと、「ユーティリティープレイヤー」っていい言葉だけど、現実で「君はユーティリティープレイヤーだから…」と言われたら左遷の枕詞みたいな感じやよね…

あるいは、「ごはんもおごってくれるし、車も出してくれるし…」とか言われたらと昔で言う、アッシー君とかメッシー君というやつやな。

昭和や平成初期にはそんな言葉があったんや…

ブルージーな気分になってきたな…

はい、でもAbleton LiveのUtilityは頼れる子だよ。Invertも重宝してるな。DCも。

いろいろ便利機能があるけど、特に使用頻度高いだろうものを紹介するね。

モノラルにできる

これは凄く便利。

このトラックモノラルにしたいんだけどという質問をもらったんで記事書いたのよ。

思っている以上にモノラルする機会ってあるよね。Monoスイッチで一発です。

特に今だとステレオサンプルが多いから、困っちゃうことあるよね。

キックとかはモノラルであったほうがミックスはやりやすい。

でも、お気に入りのサンプルがステレオだったりしてもこれも安心だね。

あと、サンプリングしたときとかも、モノラルにしたい場面もあるよね。

気が利いてるなと思うのが、Bass Monoというのがあって、一定の周波数以下はモノラルにするなんてこともできる。

出世するタイプやな。Utility君は…

モノラルにできると便利なのはDelayなんかがそうだよね。

Ableton Liveのトラックは基本ステレオだけど、原音右、Delay成分左とかモノラルで扱いたいことも多いやんか。

自分は、リターントラックに、モノラルのDelayやReverbをいくつも立ち上げてたりするね。

追記:2023/10/02

他のDAWをお使いでモノラルにしたい場合は、Abletonの場合はUtilityを使うしかありません。修羅の国のDAWのAbletonの作法です。覚えてください…

Widthが変えられる

最近のシンセなんかは超リッチなサウンドだよね。

でも、もう、自分みたいなオッサンだと、そんなにステレオイメージ広げなくてええよ…ってことになることも多い。

昔のソウルなんかモノラルのものが多いし、ステレオでもドラム左チャンネルとか普通やからね。

ミックスするときにワイドすぎるのも困ることが多いから使うこともあるかな。

また、逆にリバーブ成分だけWidth途中で広げたりとかエフェクティブなことにも使える。

自分は狭める方に使うことが多いけど、エフェクティブなことして遊ぶときに広げたりもできて助かる。面白いよね。

マジで、Utility君が有能すぎて1トラックに1つ立ち上げられる理由もわかるね…

Ableton Live初心者の人だとなかなか気づきにくいと思うけど、使ってみると便利さがわかると思うよ。

Gainのコントロールができる

これが一番使用頻度が高いんじゃないかな。

クリップでコントロールできるGainって最大値が24.0dbなのね。

対してUtilityは35dbまであげられる。

あ、ちょっと小さく録音しちゃった。録音し直すのに面倒くさいから、とりあえずGainを上げよう…

そんなこともできる。そして、無音にもできるのね。

超歪ませるとかできるよ。

Gainのコントロールができるというのは他にも便利なことがあるんだよ。

これはAbleton Liveを使っている人には割とポピュラーなやり方だけど、知らない人は知らないかもしれないから書いておくね。

普通に音量をコントロールしようとしたら、トラックボリュームでやるよね?

で、オートメーションを描いたとする。

でも、後で調整したいとするよ。全体のボリュームは下げつつ、今まで録音したフェードイン・フェードアウトを活かしたい場合ってあるよね。

トラック数が少ないときは、もう一回やればいいかもしれない。全部書き直すの?

絶望や!だるすぎるってなるよね。

大丈夫やよ。

Utilityでオートメーションを描いてあったら、そのオートメーションを活かしながら全体のボリュームを活かせる。

ね。まずUtilityにオートメーションを描いておいて、ミックスが進んだ状態でバランスを変更するのも簡単にできるってことだよ。

自分はリアルタイムで録音するようなときはUtilityは使わない。

PUSHで素早く作るときはやらないけど、作り込もうとするときはUtilityを各トラックにいれるね。

Ableton Live10.1でクリップにモジュレーションができるようになったから、いままでほどこの機能は使わなくなるかもね。

追記:2024/02/18

アナログモデリング系のものを使うときには、適切なゲインにしないといけません。Abletonのミキサーは録音したものの再生音量をあげるもので、録音したものの音量をあげるわけではないです。そういう場合にUtilityで適切なゲインにする必要があります。

当たり前過ぎて書いてなかったんですけど、アナログを触ったことがない人が多くなってきたらわからなくなるのは当然ですよね…

Muteがある

これも便利。

特にボリュームを0にしたい時、フェーダーいじってたら間に合わないでしょ。でも、Muteのオン・オフをつかったら、楽勝。

自分はヒップホップ的なものでぶつ切りにしたいときに、Muteのオン・オフをオートメーションでやることが多いかな。

PUSHでやると楽だね。

あと、リターントラックのリバーブの後段に挿していきなりリバーブの残響切るとか…

昔ギターだけでエフェクティブなことをやってたときには多用したね。

あと、実音切って、リバーブだけ鳴らしたいときとかにも便利よ。

ボーカルだけにリバーブに掛けるときなんかにも使える。PUSHでDJやったりするときなんか覚えておくと便利かもね。

まとめ

人によってははじめから全トラックにUtility挿したりしてる人もいる。

本当に便利なエフェクトやけど、使い方を知らないとイメージできない。ミックスのお供に良し、変なことをするのにも使える。

マジで現代の羽柴秀吉ともいえるUtility君。輝く場面がたくさんあるよ。

Ableton Liveでミックスするのも楽しいな!

コメント

  1. urinamiさん記事ありがうございます!
    Muteのオン・オフをオートメーションでやることが多いかな。と、記事にありましたが、
    例えば、auto filterとかdelayとか色々なエフェクトを差してあるトラックで、Utilityのmuteだけオン・オフのオートメーション描く、とかできるんでしょうか?

    • はい。Utilityは、音声信号を消すということだけしかできないんですね。なので、他のエフェクトが接続してあっても、全部音は消えます。
      Ableton PUSH2のつまみでMuteの設定が出来るので、オートメーション録音出来ます。ある種のグリッチ感みたいなのも作り出せて面白いですよー。笑

      • ああ、、アホな質問してすみません。そりゃそうですよね。音消えたらeffect入れてる音も消えますもんね、、。

        • いえ、気づかないことありますよ。笑

タイトルとURLをコピーしました