Sample Manger 1.2 スタンドアローン、キーの測定と大幅なアップデート
昨年(2018年)導入したプラグインの中で一番の時短になったSamaple Managerがアップデートされました。
前回、フォルダを指定して検索できるようになったのが大きな変更点だったのですが、今回も大きく変わりました。
アップデート内容
ADSR Sample Manager 1.2.0 Release Notes
– Standalone version of plugin.
– Updated UI.
– Added Key detection from filename, and filtering by Key.
– Added Saved Searches.
– Added Recent Files list.
– Added automatic refreshing of Libraries and file system watching for changes whilst plugin is open.
– Added popover for sample name, Library and Folder tags.
– Added text tags.
– Added automatic Rendered Files library if user picks a custom location.
– Added filter by sample’s folder/library context menu items.
– Show number of samples in sample list.
– Allow click on path to open source in library info popup.
– Allow adding of more than one folder when adding a library (macOS only, standard multiselect mechanism).
– Automatically transpose samples to target key.
– Transpose samples by a fixed amount.
– Sample BPM restored from project state.
– Add libraries by dropping folder(s) onto the UI.
– Zero latency playback.
– Loop and One-shot “tags” in search bar when filtering.
– Added option to reset/rescan key information.
– Show overall analysis progress.
とくにこの中で、便利だなと思うところを紹介します。
使い方などの記事は以前の記事を御覧ください。ものすごいペースで進化してますね…
アップデートして便利になったところ
- キーの感知
- 履歴の保存ができるようになった
- ランダムアイコンが変化した
- スタンドアローン版が出来た
- キーを変えられる
- semitoneで微調整
- キーでも検索できる
ちょっと説明が必要ですかね。自動でキーをもちろん判別なんてことは出来ないですけど、ファイルネームから分けてくれます。
キーからも検索できるようになっているので、重宝する方もいらっしゃるかと。
今までになかったキーの表示が出てます。ファイルネームからつけられているのがわかりますね。
ちょっと意地悪してみました。ワンショットは大体音名があるから正確ですけど、Loopだと正確ではない。
不定冠詞のaがきたら、どうなるか試してみました。まあ、仕方ないですね。
そうとわかっていれば使いようはありますよね。避ければいいだけだし。
間違っているところはタグを変えていってもいいでしょうし。
もちろん、ワンショットなんか鍵盤にアサインするために音名がついているものあるので、そういうのは除外すればいいだけですもんね。
膨大なサンプルから絞り込むヒントになってくれるのはありがたいなと思います。
キーを変えられるのも、ちょっとしたことだけど便利。例えば、コードを全音で動かすようなやり方なんか、サンプルマネージャーだけで処理が出来る。
もちろん、微調整はSemitoneでできます。右下にキーとSemitoneをいじるところがありますね。
これは便利。実際、サンプル探すとき同じ条件で検索することが自分は多いので、あると助かりますね。私はこれが一番アップデートで嬉しかったです。
動画では、応用例として、Sample ManagerをDrumrackにアサインする例が出てますね。私もやってますが、これ、便利ですよ…
こっちの記事では、DrumrackにSample Managerを読み込んで、Battery4の音色を呼び出して叩いたりしてます。Sample Managerは軽いので、こういうことが簡単にできていいですね。
まとめ
Ableton Liveにはタグがないのを補完できるSample Managerは便利。
今回、スタンドアローン版ができたことで、複数のDAWを行き来したりする人にとっても使いやすくなりました。あと、ハードにサンプルを読み込ませたい人にも嬉しいのではないでしょうか。
タグの精度、完璧ではないですけど、実用上には問題ない。よく使うものは自分なりにタグを修正していけばいいだけですしね。
私は、simplerやDrumrackに読み込ませるのに特に使ってます。
Battery4のサンプルをDrumrackに読み込ませてRackにするのは非常に便利でした。加工はAbleton LiveやPUSHでやってしまったほうが自分は楽なので。そういう人も多いんじゃないでしょうか。
いろいろあれですけど…
ドラッグ・アンド・ドロップで、ライブラリを追加も出来るようになった。
まだ試していないですけど、ハードとやり取りしたり、たくさんのサンプルパックを買うような人には手間を減らしてくれると思います。スキャンを指定する手間もだるいですもんね。
もちろん保存する場所決めておいてRescanすればいいだけといえばいいだけなんですが…
追記:2019/04/19
できました。スタンドアローンの方で、ドラッグ・アンド・ドロップで読み込むこと確認済みです。
サンプルを多く使う人には激しくおすすめできます。無料でこれってのはエライことですね。サンプル買うならADSRで買おうと思いました。なくなると困ります…
持っているサンプル活用できるのも嬉しいですね!
追記:2019/04/19
スタンドアローンでつかえるのは思った以上に大きい。
スタンドアローンのほうで、サンプルパックを読み込ませて、Ableton Liveを再起動すると読み込ませたサンプルパックがプラグインでも同期されていました。DAW立ち上げずに管理できるのはありがたいですね。
コメント