オールドスクールなファンクベースをパッドで弾くための考え方 | 無理ない暮らし
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オールドスクールなファンクベースをパッドで弾くための考え方

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押して覚えるコードとスケール
この記事は約8分で読めます。

パッドでオールドスクールなベースを弾くためには、どのような手法でベースラインが作られているか知る必要があります。

いくらコピーしても自分でラインを作れなかったら面白くないですよね。

パッド固有の演奏テクニックもありますが、まずはどのような考え方に基づいているのかについて知っておけば、コピーも自分でオリジナルなラインを作るのも簡単になります。

ですので代表的な手法をまとめた資料を作りました。動画で5回程度に分けて解説していく予定です。

何処に需要があるんでしょうね…

音色

オールドスクール、特にJames Jamerson的な音色を作るためのセッティングについて話しています。

こういう感じの音色にするためのセッティングについて話しています。音色もらしさの一部なので。

手法

分析するための手法を何回かに分けて説明していきます。

概要、コードトーン、スケール

初回は概要、コードトーン、スケールについて話しています。なぜコードトーンから把握する必要があるか。

現代のR&Bと違い、オールドスクールなソウルやファンクはルートを弾くだけではありません。コードトーンを把握する必要があります。

ですが、コードトーンを全てを使わなくてもいい。どの組み合わせがよく使われるか、そしてどのようなサウンドか知っていれば大きくフレージングは広がります。

度数を把握していれば違ったコードでも使いまわせることやスケールでアプローチする時の実例などいろいろパッドを使いつつ説明しています。

実際、ラインの一貫性をもたせる時に度数を理解しているのといないのとではコピーやフレーズを作るのに大きな差が生まれると思います。

ルートだけを弾くと言う手法ではファンク、ソウル、R&Bなどのベースラインを構築するのは難しい。コードネームからコードを作るのに必要な知識をまとめました。
こちらご覧になれば、コードネームからコードを弾けるようになると思います。

クロマチックアプローチ

ファンク、ソウル系で最重要な手法です。他のジャンルと大きな違いがあります。

次のコードに対して半音1つ、2つ、3つのアプローチ、コードトーンに対してのアプローチなどをやりました。コードの手形を示しながらやったので、ベースラインのロジックはかなりわかったのではないでしょうか。

コードトーンに関しては重要なので、いくつかのパターンを弾きつつやってみました。出来れば、お手元にパッドを用意して、ご自身でも試して下さい。わかるだけではなくて、ご自身で弾くことで身につくようになりますので…

m7(短7度)にクロマチックアプローチしてる例です。R.3.5に1音、2音のクロマチックアプローチが圧倒的に多いのは、動画を御覧頂いたらわかったのではないでしょうか。

これはノンコードトーンからのアプローチなので、思いっきり外れた感じに聞こえそうですが、リズム的な工夫があるので成り立っています。こういうラインを考えつくChuck Raineyはどうかしてますね…

ノンコードトーンできついテンションになるようなものは、表拍ではなく裏拍で、できるだけ音価を短くという形でファンク・ソウルのベーシストは対応していることが多いです。

実はファンクベースではノンコードトーンを積極的に奏法の一部として活用します。今後そのような例を多く扱うことになりますが、強拍に来ないことが多いことを理解するとコピーやフレーズメイクの役に立つと思います。

クロマチック・アプローチは、ベースラインだけではなく、ウワモノのソロ、バッキングなどにも多用します。さっと弾けるようにしておくと一気にらしさがまして楽しめると思います。

追記:2024/05/16

配信で説明したクロマチックアプローチの例です。次のコードのルートにクロマチックアプローチしているのがわかると思います。Eb7sus4にクロマチックアプローチ、2小節目は1小節目のルートに向かってクロマチックアプローチしています。

追記:2024/07/22

パッドでらしく弾くためには最重要の考えだと思うが、あまり読まれてない。重要な情報ほど読まれないのは、習得にそれだけ時間が掛かるからなんでしょうね。

音型

よく使われる音型を知っている必要はありますね。ゴーストノートの活用、R,5はゴーストノートで置き換えられること、コードトーンに関してクロマチックアプローチしたりと同じリズムパターンから様々に展開していくことをやりました。

音程がないということは、機能としてはRや5度、自然倍音列上にあるものと同様と考えたらいい。やっている人たちがそう考えているかどうかは別として、理にかなっていることは多いので、勉強は面白いですね。

置き換えても成立するということは、いかにリズムフィギュアの重要かということでもあります。

シンコペーション、アンティシペーションの多用もソウル・ファンクでは重要です。

今回は比較的シンプルなパターンですが、JamersonやWilton Felderはブラジル物もかくやという鬼シンコペーション、アンティシペーションをしたりします。こういう偉人というか魔神のような人たちをいろいろ研究するのも楽しい…

ベースで言うレイキングについて少し話しました。

実際の楽器の演奏法を知ることで、よりらしい演奏ができるようになります。レイキングに関してはパッドは非常にやりやすい。奏法としてもパッドの場合重要になるので開放弦のところで話せたらと思っています。

あと、R+5のバリエーションとして、2度,6度を使うパターンですね。ソウルで使われるパターンも実演しました。

こちらは鍵盤に適用した例です。

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