Drumrackでパラレルプロセッシングする時のやり方 | 無理ない暮らし
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Drumrackでパラレルプロセッシングする時のやり方

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Drumrack活用法
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Abletonはパラレルプロセッシングが簡単。パラレルプロセッシングは原音とエフェクト処理した音を合わせて出力するものです。

コンプなんかめちゃくちゃアタック潰したものと元音を混ぜたりというのは昔からやってますね。

Abletonの場合はそもそもコンプもMixがあるので、普通のDAWのようにプリセンドしてパラレルする必要はない。

でも、ビンテージを模した外部プラグインなんかはMix(Dry/Wet)がない場合があります。絶望や!

大丈夫です!

こういう場合はどうすればいいか。

AbletonにはRackという機能があるので、そこでパラレルプロセッシングすればいいわけです。

T-racksの1176はMIXがないので、元の音とエフェクトの音を共に出したい場合、パラレルプロセッシングするしかない。

パラレルプロセッシングの考え方とやり方

まずはエフェクトを呼び出します。右クリックしてグループ化かcmd+Gでグループ化します。

チェーンリストを表示します。

右クリックして、チェーンを作成します。この状態ではエフェクトがかかったままの状態ですね。パラレルプロセッシングですから、エフェクトがかかってない音が出せる必要があります。なので、もう一つトラックをこの中に作るということですね。右クリックしてチェーンを作成します。

これで、エフェクトかかった信号と何も入ってない信号の2つのチェーンが出来ました。

一つ目のチェーン。後ろにエフェクトがあるのがわかる。
新たに作ったチェーン。後ろにエフェクトがない。

わかりにくいので、Dry/Wetなどしておくと後で混乱しないと思います。

あとは音量を調節すればOKです。ドラムなんかだとめちゃくにつぶしたWet信号を基準にして、少しずつDryを加えてアタックを戻していくような使い方なんかが多いんじゃないでしょうか。

すでにパラレルコンプなどをよくされてる方だと、別にバスにプリセンドで送ればええやんと思われると思うのですが、トラック数を増やさず、さっと音作りできるメリットがあります。トラック数が増えると管理が面倒になりますし…

Drumrackのパラレルプロセッシングのやり方

では、Drumrackで、例えばキックにパラレルプロセッシングしたいとします。Rackの中にあるキックにさらにプロセッシングなんか出来るのと思うかもしれませんが、出来ます。入れ子構造にどんどんできるのはAbletonのいいところですね…

今回はDrumrackのキックにパラレルプロセッシングしたいとします。ブラウザからエフェクターを選び、パラレルプロセッシングしたいパッドにドラッグします。

複数のエフェクトをまとめたものと元音でパラレルプロセッシングもできます。

先ほど読み込んだエフェクトの後にエフェクトをブラウザからドラッグ&ドロップします。

二つをグループ化します。

先ほどと同じ「チェーンを作成」します。

名称変更済み。こちらはWet.二つエフェクトが立ち上がっているのがわかります。
Dry.エフェクトがかかっていないのがわかります。

ちょっと質感を加えるような時は元々できている音にエフェクトかけたものを加えるなどしても楽しい。

Abletonでパラレルプロセッシングも楽しいですね!

質問いただいてから気づいたのですが、MIXboxにはDry/Wetがそもそもあるので、Drumrackにドラッグ&ドロップするだけで簡単にパラレルプロセッシングができます…

パラレルコンプ、昔はニューヨークコンプって言ってましたよね…

トライデントスタジオが1960年代にやっていたとは知らなかったです。スタジオの図面なんかもあって楽しい書籍です。

Studio OneだとパラレルプロセッシングはAbletonよりもっと悪いことできます。マルチバンドコンプ使って帯域分けたりすることSplitterで一発でできます。

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