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無理ない暮らしをするためのチェックポイント 2021年8月 捨てること 視点をずらす

無理ない暮らし
この記事は約12分で読めます。

8月が終わった。繁忙期だったが、例年に比べてペースを大幅に落とした。

にも関わらず、疲労は充分に抜けなかった。やろうと思えば出来るが、楽に出来ることが少なくなるのが老いなのだろう。

出来ることが出来なくなる。

老いがそういうものであったとしても、考え方を変えれば出来ることもある。

自分にとっては考え方を変えることで、一気に気持ちが楽になることや出来ることが見えてきたことがあった一ヶ月だった。捨てること。変わることを恐れない。

では、振り返ろう。

快適な時間を長くするか不快な時間を短くする

昨年度に無理した疲労が抜けないまま繁忙期にはいった。

7月からさらに仕事量をセーブしたのだが、万全には程遠い状態だった。これが自分のベースラインになるのであれば、根本的に仕事を見直す必要があると考えざるを得なかった。

8月の初旬は、仕事そのものを今年でたたむ事を考えていた。教える仕事はもうきついなと。

途中までそう考えていたのだが、仕事に関しての定義を変えたら一気に気持ちが楽になった。

簡単に言えば、自分のために仕事をすると言う事だ。今までは自分が提供してきたサービスは過剰品質だったという事だ。

そこまでの品質はそもそも求められていないし、自分が楽な形でやったとしても他のサービスよりは結果を出せている。独りよがりだったってことですね。おっさんなのに恥ずかしいわ…

自分を限界まで使い倒すような形で業務を設計したのがそもそもの失敗で、優先順位を変えることで、嫌になっていた仕事もそうではなくなった。

では、なぜそう考えることが可能になったかというと、仕事を減らして、考える時間を少しずつとれたからだ。アホすぎる…

体力がなくなり、気力がなくなっているなかで無理ない暮らしを考えようとするなら、効率化というのはもちろん大事だ。

快適な時間を増やし、不快な時間を減らすには疲れないこと。

だから、疲労をためない、回復の手段を考える、できるだけ体力をつけるようにと考えて来た。

けれど、体の状態は変化して、環境も変わる。

変化する中で変わらないものはなにか。休むことの重要性だ。鍛えることより生活の質を上げる。訓練することが自分の中では当たり前になっていたけれど、今の自分を冷静に見られてなかったということだろう。

自分の今までのやり方ではもうやっていくことは出来ない。であるならば、その考えを捨てること。変わること。

疲れないためには働かないこと。

今後、今の仕事に関しては労働は週3日に限定する。それ以上はやらない。治療を考えても週3日なら死ぬまで働けるだろう。

休むこと、効率化。今まで以上に休むこと、疲労をためないことを考える。

8月は12記事。

体調を考えたら上出来だろう。

引っ越してから、仕事の内容の変化、環境の変化にあわせていろいろ工夫してきたことをかなりまとめられてよかった。一年半の間に変わったことはもっとあるので全部書けたらいいけれど焦らない。

インタビューや翻訳、そういう力を使う必要があるものは今の状態ですすめるのは難しい。だから、書きやすいものから書く。

書くことはいろんなことを見直すきっかけになった。

なぜそれを購入したのかということを文章にすることで、自分の基準が明らかになるからだ。

一日でもっとも多くの時間を過ごすデスクや道具を最適化することで、快適な時間を長くし、不快な時間を短く出来た。

視覚的なストレスが自分にとっては思った以上に大きいこと。少し改良した。

物に対する基準もまた変更する必要がある。

デスクに合わせて、スマホスタンドを黒にした。あわせてUSBケーブルも黒に。

勉強会に関しては8回。今の体力を考えると縮小していくのがいいのだろう。その分、質を上げる。

足りない情報を考えるとMaschineの記事を書くこと。ハードではなくて、PCの操作を多めに書けば様々なハードがあるMaschineでも使うのに困らないだろう。

友達がLIVEを導入したので、ちゃんと使えるまでの記事を作れば多くの疑問点を潰せるはず。

質問を受けて記事を作ることは変えない。

勉強会でわざわざ連絡したり、時間を使わせてしまうのはコストだからだ。

映像と音声、音楽を作ることが業務に入ったことで、全く自分がやらなかったタイプの音楽をやることも増えた。学ぶことは常に楽しい。

体力的に厳しかったので、レコーディングに関わる書籍を何冊かを病院にいる時や横になっている時に読んだ。

アメリカのレコーディングスタジオについての書籍。

ブラック・ミュージックで使われたスタジオについての記述も多くあり、学ぶことが多かった。この曲が録音されたのはこのスタジオだったかという発見もあった。

「近代レコーディングの父」ビル・パトナムに捧ぐとあり、本当にビル・パットナムがどれほど革新的だったか良くわかった。ビジネスの才覚がなかったら、レコーディングスタジオもいまの形とは大きく異なっただろう。

トッド・ラングレンのレコーディングについての書籍も興味深い記述が多くあった。シグマスタジオの記述があればいいなと思ったのだが、そちらはそれほど。

機材面についての話も多くあった。

1176が特にお気に入りだったこと、dbx160も大量に持っていたこと、ほぼすべてのトラックにコンプを使っていたことなど、テープコンプだけではないだろうとは思っていた。

Something/Anything?なんかライドにかなり深くコンプかかっているなと聞き直して納得。

マスターにはなんでも1178をトータルコンプで掛けていたとのこと。テープ編集のスキルは異常にあったエピソードが沢山。スタジオを楽器として考えていて、やはり超人ですね。

今のPatreonのようなものを20年以上前にトッドはやっており、同時期のPrinceも試行錯誤していたことを思い出した。

まだ全部読み切ったわけではないけれど、イギリスのスタジオ史がまとめられている本。スタジオの間取りやそのスタジオのエピソード、機材やエンジニアの逸話など尋常ではない手間で作られた書籍。

『レコーディング・スタジオの伝説』よりずっと機材面やレコーディングの記述があり面白かった。どのテープレコーダーを使っていたか、どのマイクを使っていたかなどの記述もある。

スタジオの見取り図、天井の高さ、そのスタジオの逸話など興味は尽きない。

写真も豊富。グリン・ジョーンズが有名なドラムのテクニックについて語っているところなど見どころ満載。オプトコンプをオリンピックが独自開発していたことは知らなかった。機材の歴史としても楽しく読める。

コストを減らす

電鍋を今まで以上に活用した。生活のこと書くとテンション上がりますね!

材料を入れて電源をオンにするだけ。ガスコンロが2口しかないところに、ご飯も土鍋で炊いているので不便があるのですが、煮物、蒸し物に大活躍してくれてます。

考えてなかったけれど、コンロ1口増えるようなものなので、一人暮らしの人でも省スペースで役に立つものですね…

イカと芋といんげんの煮付け 出汁と醤油、酒で煮込んだだけ
ボケてるけど角煮。煮卵なんかも簡単に作れる。

牛丼なんか、面倒なら牛肉と玉ねぎ、めんつゆ入れてスイッチ入れるだけで出来ますからね…

起き上がるのもしんどいときに役立ってくれました。

いい意味でいい加減な機械なので、使い方いろいろあっていいですね。煮物は味が短時間で入るし、ふっくらと蒸せます。味をもっと入れたいと思ったらもう一回スイッチ入れたらいいですからね。また記事を書きたいなあ。

RC-20は時短になりました。自分でRackを作っていたけれど、わざわざそんなことするより遥かに簡単でしたね…

IKのGroup Buyでいろいろと。

T-racksのモジュールで持っていない物をいくつかと、Amplitube5,Lurssenなど。古臭い音にするためにいろいろ工夫していたことがめちゃくちゃ簡単に出来てよかったです。

Mixboxはめちゃくちゃ使った。自分で作ったRackはかなり使わなくなりました。

クリップゲイン低めにとっておいて、アナログ的な質感加えるとかも簡単。自分なりのプリセットをもっと作ったら更に質をあげられそう。やー、楽しいですね。

あと、DS-10も買いました。

だいぶ前からあるトランジェント・シェイパーなんですけど視覚的にもわかりやすい。拡大できるのも目が悪くなってきている人間には嬉しいですね。

コンプの色を付けたくないときにも使えるし、重宝しました。Transient MasterやLiveのDrumbusもいいんですけどね。音色はずっとDS-10は好みです。リリースのコントールも気持ちよく出来る。XLN Audioはインタフェースがめちゃくちゃわかりやすいですね。

XOも買っていいかも。Liveのブラウザでワンショット探す時間を減らせたら随分コストを減らせそうです。

拡大も出来るので目に優しい。

リバーブをふわっと掛けたいときにアタック削りたいときなんかありますよね?

そういう時にも重宝しました。軽いですし。これもまた記事にしようかな。

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XLN Audio
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音楽に関してはたくさん作らなきゃいけなくなったことで、とにかく早さが必要になりました。もうちょっと考える必要が出てきました。テンプレート含めていろいろ実験中です。

ここ何年かはAbletonで出来ることはAbletonでやろうと思っていたんですけど、もういいかなと。使い慣れた道具や、同じことが出来るならとにかく早く形にできるものに変えていきたい。

Spectrasonics製品なんかは使い慣れてますからね… 

Trilianはウッドとエレクトリックベースのイメージが強いけれど、シンベもいけます。808なんか、最後に置き換えるにしてもMIDIでさっと出来るのは便利。Glideも簡単に調整できますし…

プラグインももう少し整理したいですね。

左手デバイスについてももうちょっと考える必要ありますね。音楽だけではなくて、映像にも使えるものがあるといい。StreamDeckもいいんですけど、ズームとか巻き戻しとか、あの辺りが使えると右手の負担をもっと減らせそうです。

あと、EQを一番楽に使いたいことを考えると、Console1でもいいのかも。移動を前提としなくなった今だから、物に対する基準を考え直す必要がありますね。

良かったこと

8月の前半はかなりしんどかったけれど、考え方を変えることが出来たことですね。

客観的に見たら、悲惨な状態でも楽しんでやっていたことは今までもあった。

じゃあ、なんで楽しめたのかと言うと視点をずらせたからです。

何らかのコンセプトを自分で設定できたら絶望は絶望ではなくなる。アホですからね…

今だって客観的に見たら、体は衰え、出来ることは減っている。

でも、自分のことを中心に仕事を考えたら楽しくなった。

要するにファンキーにいきましょうということなんですけど…

自分の内面にはいる時間が充分ではないけれどとれる状況を作れば大丈夫。

だから、休むことは大事というのが身にしみました。

遅すぎますね。まあ、死ぬ前に気づいんだから良し。自分に優しくいきます…大器晩成だから…

GTDが機能していない状態が続いていて、やっと週次レビューを出来たこと。本当、私にとっては音楽とGTDは生きるための杖なので、できなかったら働いたらいけない。

来月の自分への伝言

分割する、出来ることを限りなくうまくやることがおっさんなのにもやしっ子なうりなみさんには大事だと思ったんですね。

もちろん、そうです。けど、そもそもやらなくていいことをこの上なくうまく出来ることは意味がないですよ…

やれるだけのことはやりましたよね?出来ることはありましたか?ないですね。

じゃあ、もう一度自分が大事なものはなにか考えればいいですよね。

大事にしていたことを捨てるのはしんどい。

でも、環境の変化に合わせて大きく生き方を今までも変えてきたわけです。

捨てることはスペースを作ること。捨てることは変わること。より自分が何を大事にしてるか明らかになるだけです。

捨てることでいつも活路を開いてきたんだから、いい加減学習しましょうね。

毎月こんなこと書いてるのはいい年をしたおっさんとして恥ずかしいですよ…

過去にもおんなじようなことどうせ考えているだろうと思ってブログを見たら書いてありましたよ。

もう、恥ずかし死しそうですけど、戒めのために貼っておきます。

ちゃんと振り返りましょうね…

うりなみさんはボンクラだから、またおんなじことを考えるんでしょうけど…

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