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ブログを600記事書いて感じたこと



ブログを600記事書いて感じたこと

昨日久しぶりにケトルベルの記事を書いて、記事数を見たら599記事だった。

ちょうどこれが600記事。たまには振り返ってみてもいいかもしれない。

ほとんどの人にはどうでもいいことですが、たまには人生振り返る必要があるんやよ…

ブログを始めたとき

猛烈に働いてきて、自分の人生を考え直したい時期にブログを始めた。

タイトルも適当。今思うと、直感というのは侮れない。

ブログのタイトルはあとからでも決められるけれど、できれば長くに渡って自分の関心があることを書こう。

そう思って、形容詞と名詞を思いつくままに書き連ねて、組み合わせた。

無理ない暮らしという組み合わせが目に止まった。

自分からもっとも遠いものだ。苦笑いしてやってみようと思ったのを覚えている。

はじめは自分の持病について書くか、専門について書いてもいいかと思っていた。

そうだったらどういうブログになっただろうか。少なくとも今のような形にはならなかったはずだ。

文体は統一しないことにした

固い文を書くのに慣れている。

普段自分が全く書かない文体で書いてみたくなった。

このブログはほぼ校正しない。校正するのは追記や振り返りがある時だけだ。

できるだけ話し言葉に近い形で書いてみたらどうか。

仕事では、「自分」というのものが出ないように書くことをを心掛ける。

それとは全く違うようにしたらどうだ。

できるだけ話し言葉に近い形で書いて気づいたのは、記事のテーマによって語り口は同じではないということ。

トレーニングに関しては、「です・ます」調が多くなり、音楽の記事だと、なんちゃって関西弁。

無理ない暮らしなどの記事はやや内省的な語り口だろうか。料理記事はおどけた口調。

まあ、滑ってるのはよくわかってるけどね…

文体を統一するのはやらないでおこうと早い段階で決めた。

会話を思い浮かべたら、話す相手やテーマによって語り口が違うのは当然である。

人間、そんな単純なものではないだろう。

いろんな語り口がある方が書く方も面白い。他の語り口が入ってくることも、会話なら自然である。書いていくうちに、このテーマならこの語り口というのが固まってきた。

書いていくうちにテーマが固まってきた

タイトルに付けておいて何だけれど、自分が本当に考えたいのは無理ない暮らしだったわけである。気づかないところがボンクラですね…

はじめは、自分の内側を見つめるような記事が多かった。

自分の好きなことについて考える

とはいえ、今と別に語り口はそんなに変わってないな…

今みたいにAbleton Liveについての記事が多くなるとは全然思っていなかった。

きっかけはブログの設定方法がわからなくて、検索したナシタカブログさんをみて、ああ、自分が面白いと思うことを書くブログはいいなと感じたから。

ちょうど、音楽もハードウェアを大量に使う音楽から、シンプルなシステムに移行しているところだった。

Ableton PUSHにはいろいろ可能性を感じていたので、今まで勉強したことなんかを書いていこうと思ったんである。

このあたりの経緯はこの記事で書いた。

なぜAbleton Liveを使うようになったのか。プレイヤーの自分がLiveを使うようになった理由

自分にとっては、Pro ToolsやLogicは本当にわかりやすいDAWだった。

Ableton Liveは非常にわかりにくかった。PUSHを使うことによって、自分にとってAbleton Liveは楽器になった。

面白さがわかるまで非常に時間が掛かったわけである。

が、理解したら自分の能力が拡張したような感覚がある。

これなら少ない時間でも音楽は続けられる。自分が思う無理ない暮らしとも合致すると思って書き始めた。

今でこそ、PUSH2の情報に関しては世界最大級の情報量がこのブログにはあるけれど、はじめから計画して書いたわけではない。

ただ、やるなら片っ端から足りない情報は埋めてやろうと思った。

ブログを書こうとして調べてみたら、驚くほど情報が少なかった。

日本語で情報発信してくださっていたのは、エレクト浪人さん@mekayama くらいだった。

PisoundとPatbox OSの紹介とセットアップ方法と補足

エレクト浪人さんのブログのおかげで、PUSHや他の可能性もわかった。

自分にはエレクト浪人さんのような知識もないけど、やってみたいなと思った。

エレクト浪人さんのブログは食い入るようにみていて、DJスクールに対する考え方やコミュニティを作ろうとしたことにも共感を覚えた。

そうでなかったらパッド研究会やPUSH勉強会はやらなかった。

PUSH勉強会とは

習得に時間が掛かったため、どこがわかりにくかったかは他の人より理解しやすい。

面白い使い方は知識がある人がやってくれるだろう。そのため、もっと初心者よりの記事を書きたいと思った。

図表を多くしたり、間違いやすいポイントを書いたり、こう考えれば応用がきくというところを書こうと思った。

マニュアルの機能紹介なら意味がない。自分なりに情報を加工することを心がけた。

Twitterで発信していたこともあって、思ったより多くの質問が寄せられて愕然とした。

フィンガードラムに関してもそうだった。情報が少ない。

特にセッティングなどについては理解するまでが煩雑だ。

自分が思う無理がない暮らしは、音楽と切り離せない。Ableton LiveとPUSHは使いこなせたら短い時間でも音楽ができる。音楽が遍く所にある社会は豊かだと自分は信じる。

それぞれ、生活で優先するものはその時時によって違うはずだ。音楽を愛していてもそれだけに使えるわけではない人に向けて書きたい。自分と似た人だ。

優先順位も、ある時は仕事であり、ある時は家庭だったりするように変わるはず。

闘病や介護、失業、離婚、結婚、妊娠、出産など生きていればなにかは起こる。そこで音楽を続ける際に問題となるのはコストだということが見えてきた。

無理なく音楽を続けることを考える

PUSH勉強会

で、PUSH勉強会を始めたわけである。これに関してはかなり頑張った。

年間50回できたらいいだろうと思って、現在記事にしていないものを含めると77回行った。

エディさん、今しばしお待ちを…

どんなに面白いものであっても、使い方がわからなかったら広まらない。

PUSHとAbleton Liveがあれば、音楽のリカレント教育ができるなとずっと思っていた。

30を超えて、音楽を続けられる人はどれくらいいるのだろうか。生活で忙しい中で少しの時間でも音楽を続けたいという人に向けて自分はやろうと決めた。

一人でもできるのであれば、音楽は続けられる。Ableton LiveやPUSHはそれができると思った。

Ableton Liveの名詞型はLifeだし。PushもCurtis MayfieldがKeep On Pushingと歌ってるから、自分との奇妙な一致を見た様な気がした。まあ、世間ではそれを狂人と呼ぶんやけどね・・・

学ぶのに仲間がいたら心強いのではないか。

自分みたいなボンクラでも使えるようになった。それなら誰だってできるようになるはずだ。

楽器ができてもDAWがわからない人も多い。DAWがわかっても音楽理論が苦手な人も多い。

が、Ableton LiveやPUSHを使えば、学ぶことは容易だろうと考えた。リズムもハーモニーもミックスも学べる。

学ぶことができれば前進できる。

自分はもう前進することが難しいとしても、前進しようとする人たちに貢献することはできる。

それが励みになった。

手間はかかるが、動画を一つ一つ撮り、その人が知りたい情報がなかったら記事を書いた。

参加してくださる方のやりたいことを聞いた上で、特に必要な情報を吸収しやすいように、文言を変えたり、勉強会の際に躓いたところを取り上げて書くようにした。

ハーモニーや譜読みは思ったより需要があった。

PUSH、特に4度のクロマチックはハーモニーの理解が容易だ。

多くのサイトや動画では、基本形しか扱っていないし、実用的なボイシング、PUSHならではの指使いなどには言及していなかった。

記事には充分できたとは言えないが、勉強会ではかなり取り上げられた。

自分にとっては大きな意味があったと言える。

ユーザーグループを作れたらという思いもあった。

実際、地方に住んでいて、ユーザーグループに参加できなくてずっと残念に思ってきた。

東京にいる間はユーザーグループを作りたいと考えていた。

面白い使い方や高度な使い方も重要だ。

が、このブログに寄せられた質問の多くは、そうではなく、基本的な使い方であり、学ぶための手順だった。

できる人に向けてやるのは他の人がやっているだろう。自分がわざわざやるなら、同じことをしてもしかたない。

もっと初心者に向けたものがいい。

そういうユーザーグループを作りたいと思った。

使える人が増えたら、面白い使い方を考える人は自ずと出るはずだ。多様性を担保するのはそもそも母集団の大きさだ。一定の規模がなければ無理である。そうでなければ多様性も画餅に帰す。

が、東京を引き払い、田舎に戻ったものの、再び移動が多い生活に戻った。

残念ながら、夢は夢で終わったわけである。

だが、ユーザーグループのような集いではなく、草の根でやる意味はあるだろうと思っている。

母数が増えなければコミュニティは繁栄しない。Ableton LiveやPUSHを使えるユーザーを増やす。入り口は広く。

高校生がイベントに参加するのは難しいだろうし、仕事が忙しい人はなかなかユーザーグループへの参加は難しい。地方に住んでいる人もそうだ。

無料で、オンラインでやる意味はある。健全な社会は多様性が必要とされる。自分はカウンターで有りたいと思った。

自分ができる範囲で、コミュニティに貢献することはできる。

手弁当でやる意味は、そういうユーザーグループに参加したくてもできない人たちのための場所を作ることだ。

音楽を日常にしたいが、それが難しい人。自分と近しい人だ。

PUSH勉強会はスタジオから始まり、カフェ、ネットと場所を変えた。

が、それで良かったのだろうと思う。

全国どころか、MEGuさんのようにアメリカから参加される方もいるのだから。それこそ、別に英語でやってもいいんだよな。なんならドイツ語でやってもええんやけどね…

残念ながらユーザーグループをやる資格は自分にはなかったけれど、興味がある方はぜひ。

さまざまな集団があることは、間違いなく良い社会だから。

ブログのモチベーションは落ちた

残念ながら、あまりにも気分が悪いコメントやメールでモチベーションは落ちた。

ブログを書くコストが跳ね上がったということである。

いくらでも書けることはあるのだが、自分の時間を割いてまで書こうという気持ちにはならなくなった。

自分の中での優先順位は落ちたということだ。

ブログを始めた頃に比べるとAbleton LiveやPUSHの情報は増えた。

コミュニティに還元するつもりでツイッターのDMなどでも質問を受けて、答えてということをやってきたが、もうこれだけ情報が増えたら、自分がやらなくてもいいのではないかと思い始めた。

ブログの役割は終わってきたと言うことだろう。

質問をしてきて回答したが、返答がない場合も多くあった。

また、返答が遅いといわれて、なんだかなとげんなりすることもあった。

自分も昔の会社でサポートセンターを立ち上げることをやったことがあるので、大変さはわかっていたつもりだった。

が、仕事ならともかく、仕事でない部分でそこまでサポートを要求されるのはしんどいなと思った。

あ、Abletonのサポートが増員されるみたいなんで、興味ある方はぜひ。やりがいがある仕事だと思う。

ほとんどの方とは気持ちよくやり取りできて、やりがいはあった。

ただ、自分にとっては信じられないような人もいたということだ。

互いに敬意が欲しかったということだろう。

こんなおっさんになって青臭いことを思うなんて自分でも恥ずかしいのだが…

日本のコミュニティだけがコミュニティでもない。

それなら、英語で書いてもいいのではないかと思っている。PUSH勉強会のところでも書いたけれど。

Google翻訳を使ってわざわざ日本語で質問してくれた方もいるし、4度のクロマチックの記事やPUSH,Ableton Liveの情報を英語で求めている人も多いことはわかった。

英語にしてくれないかと言われて、実際、英語で説明したりもした。

残念ながら、日本より自分を必要としてくれるのは、海外のほうが多いのかもしれない。

どんなものにでも楽しい時期と楽しくない時期がある。モチベーションは戻るかもしれないし、戻らないかもしれない。

今年の9月までなんとか生き延びるのがここ数年の目標だった。それに関しては、今日目的を達成した。

だから、ちょっと振り返りたかったというのもある。

これが終わるまでは死ねないと思ってきて、その達成感もあるのだろうか。

ブログの収益について

はなっからこれで利益が出るとは思っていなかった。

サーバー代が出せればいいと思って始めた。

PUSH勉強会も有料ではやらないと決めていた。

無理なく音楽ができる人が増えたらいいい。そして、使える人を増やせば、認定トレーナーであれ、音楽に関わって生活する人たちに循環させられるだろう。そうでなければ、豊かなコミュニティは存続できない。

これは、自分の実験であり、いつでもやめることができるようにしたかったからだ。

仕事ならば、契約を遂行する義務があるけれど、PUSH勉強会については、仕事と切り離してやりたかった。

自分が嫌ならやらないというようにしたかったわけである。自分の仲間と思える人に時間を使いたい。

お金をもらう、払うという以外の関係を作りたかった。社会人にそれは難しい。

家庭、仕事以外の場を作りたいという思いが強くあった。それが原動力だった。

コストが音楽を続けることを難しくしているのはわかっている。それなのに自分がやるPUSH勉強会でコストが掛かるようにするのは意味がない。

とはいえ、くれるなら大歓迎よ。ほしい物リストから送ってくれてもええんやで。ほらほら、右上にあるでしょう?フフフ…

まだブログ開設から2年間経過してないけど、どれくらいの収益があったかって?

1記事150円ないかな。ハハハ…

サーバー代、ドメイン代はペイしたけど、普通に仕事した場合の機会損失と考えたら半笑いになりますね…

でも、自分としては大満足である。

ブログを通じて、知己を得たのは金銭では換算できない。

金銭がモチベーションならそもそもとてもここまで書けなかった。

どう考えてもまっとうではない生き方をしてきたので、コミュニティに還元できたことは自分にとって本当に意味があることだった。

死ぬ前に善人になりたかったんだと気づいた。業が深いですね…

今後のブログについて

東京を引き払う時は、もう、いろいろ駄目かなと思っていた。

いろいろあって、相当な無茶をしたけどひっくり返した。

誰もそこまでは待ってはくれなかったが、仕方ないことだ。

ベストは尽くした。

得たかった無理ない暮らしは得られなかった。

得たかったものを得られたことなんかないんだから、まあ、そういうもんだろう。

失ったものをずっと取り戻そうとして生きてきた。

それが無意味だということはずっとわかっていたけれど、生き方を変えることはできなかった。

だが、ブログを書いている間、自分が望んだ無理ない暮らしは手に届きそうではあった。

最も長く続く愛は報われぬ愛といったのはモームだったか。

高校生の頃に読んで、小僧のくせに、これは真理だと直感した。

同時にモームはこうも言っている。

The great tragedy of life is not that men perish,but that they cease to love

人生で一番の悲劇は死ぬのではなく、愛することをやめてしまうことだ。

だよなあ。おっさんには沁みる言葉です。

無理ない暮らしは、無理だった。無理だったんだよ。

人には限界があり、生きることは容赦なく安寧を奪っていく。

が、そこで、無理だと思っても最後まで歩みを止めないこと。

最後まで無理ない暮らしがあると思ってみっともなくあがくのが、自分にとっての無理ない暮らしだ。限界はないはず。そういう意味での無理ない暮らしは確かにある。

600記事を書いて得た結論。ボンクラすぎますね…

一般的なイメージとは違う全く違う結論になって、自嘲せざる得ない。

主体性を持つこと。愛することをやめないこと。

こんなの子供で知ってることだ。まさかこういう結論になるとは思わんだよ…

また、仕事中心の生活に戻り、数字で殴り合いする世界に戻ることになりそうだ。

だが、どんな状況であれ、無理ない暮らしを求めることはできる。

休みをとったわけでもないけど、ここまでブログを書いたことは自分にとってのサバティカル(物は言いようですね…)だったんではないか。

今までのような更新頻度は無理だし、PUSH勉強会も今年前半のペースは無理だろう。

ブログやツイッターはやめても、PUSH勉強会はなんとか続けたい。

誰も信じてくれなかったが、これは生活ブログ。モテブログなんやで…

気が向いたらまた更新頻度が上がる日も来るかもしれない。

PUSH勉強会、パッド研究会に参加してくださったみなさん。本当にありがとうございました。ブログも楽しいですよ。ブログを作ったら教えて下さい。見に来ますから。私が誰より楽しみにしています。

皆さんから元気をもらったおかげで、なんとか9月まで生き延びられました。

ここからは更新頻度は落ちます。記事に関してもかなりの記事を消していくことになると思います。

600記事、お付き合いくださいましてありがとうございました。

みなさんは無理なく暮らせていますか?

そうだったらとても嬉しいです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 











3 件のコメント

  • うりなみさん、お疲れさまでした!いったん一区切りですね。これからお仕事の分野でもモテまくり時期到来のご様子、勉強会のペースは落ちてもまた機会があったら楽しく学びたいなーと思っています。
    誰に習うか、学ぶかってホント大事。私は何度も挫折しかけましたが(まあ音楽のバックグラウンド無くていきなりLive始めたから当然なんですが)、こちらのブログに漂流してから怒涛の新展開が始まりました。実イベントや機材の件でもまだまだお世話かけまくりなのですが、これからも細く長くどうぞよろしくおねがいします!(明日までの構成がまだ出来てなくて焦るっ。)

    • はい。仕事でモテても嬉しくないんですけどね…笑
      下手するとまたサポート立ち上げやるかもしれないです。もう嫌や。笑
      勉強会に関しては、以前ほどのペースではないですけど、続けていきますので。これからもよろしくおねがいいたします。
      なんとかイベント成功させたいですね!

  • >30を超えて、音楽を続けられる人はどれくらいいるのだろうか。
    30を遥か超えて音楽を始める超絶スロースターター。いつも人と真逆を進んでいますw

    イベント成功しないわけがないです。こんだけ心強い味方がいて、失敗したら私は首をくくらねばならなくなります。
    ではっ!

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