押して覚えるコードとスケール 4度のクロマチックでトライアドの第一転回型を弾こう
パッドフレンドMEGuさんに、コードを弾けるように好きな曲をいろいろ弾いて覚えてくださいと言ったんだけど、分数コードが出てきて、戸惑ったみたいやな。
分数コードはコードトーンがベースに来る転回型と、コードトーン以外が来るパターンがある。
これはいずれまた説明しようと思うけど、まずトライアドの転回型を覚えてもらうのがええかなと思う。
メジャーコードの転回型の譜面つけておくね。Cメジャートライアド。

転回系というのは、文字通りくるくる回すことね。最低音をオクターブ上に持っていくということね。
例えば、CメジャーはC,E,Gの順番に並べてみたとしようか。
それをE,G,C,にしてみる。EGCにするのは1回回すから第一転回型。GECにするのは第2転回型。
ま、単純にそれだけやよ。ConEとかEがベース音になる。コードとコードをスムーズに繋げたり、ベースラインを強調したりするの使う。ゴスペルとかソウルだと転回型を使いまくる。
追記:2019/07/06
こういうのとかにも使うし。
アッパー・ストラクチャー・トライアドってなにやら厨二病的なキッズが好きな名前のものでも使う。転回型を使うことが多いから、こういうのやる時に、4和音までは完璧にしておくと、さっと弾けてとても楽しいよ…
トライアドの第一転回型
メジャー 第一転回型

マイナー 第一転回型

ディミニッシュ 第一転回型

オーギュメント 第一転回型

3度5度が横同一列にあるトライアドの第一転回型
メジャートライアドの第一転回型

マイナートライアドの第一転回型

ディミニッシュの第一転回型

オーギュメント

5度とルートが横同一列にあるトライアドの第一転回型
メジャー

マイナー

ディミニッシュ

オーギュメント

どのような場面で使うか
最低音をスムーズに使うためにもよく使うし、コード進行が単調になっているときなんか使うな。
あと、こういうフォームを覚えておくとベースラインを弾くときにも瞬間的に把握できる。ベースやギターだと4フレットの愛で弾けるものが効率いいフォームだけど、Ableton PUSH2や64パッドは両手で弾けるからね。
ワイドポジションって実はワイドでもないんだよ。
片手で、もう片手でコードを弾いたりする場合にも使える。
転回型の例
コード進行自体はシンプルだけれど、転回型をたくさん使うのがゴスペルやソウルの特徴なんだよ。
たくさんのトライアドが入ってるな。64パッドの場合は音域が限られているから、色んな所で転回系が弾ける必要があるんだよ。今回は第一転回型だけだけど、第2転回型も当然取り上げる。
練習曲を作ろうと思ったけど、それより、ゴスペルの曲とか譜面買ってもらって練習したほうが早いかも。音はシンプルだけどポジションをさっと認識しない弾けないから、確認してな。
練習法はどうしようかな。これ、難しいよね…また考えてみるね。
まあ、でも実はここまでなら今までやったコードのバリエーションなんだよね。希望があったら、ダイアグラム作ってもいいかもしれないね。PUSHならタブ譜的な物作ろうと思ったら作れるからね。
コード、弾けると楽しいな!
基本から確認したい人は、押して覚えるコードとスケールを見てもらえると楽にできるかも。
PUSH勉強会ではこういう、演奏やコードのこともやってるよ。
64パッドで演奏したい人も歓迎だよ。鍵盤で覚えるより理論も簡単だしね。
追記:この記事をマスターしたら、こっちでいろいろ遊んでみたら楽しいと思うよ。知っているコード進行でもずいぶん違った風になるからね。
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