Ableton PUSHでアボイドノートを把握するのは楽勝 | 無理ない暮らし
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Ableton PUSHでアボイドノートを把握するのは楽勝

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押して覚えるコードとスケール
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Ableton PUSHならアボイドノードを把握するのは楽勝

アボイド・ノートは、避けるべき音という意味で、実際にはアボイド・ノートでも積極的に活用しているのは、実際例だとたくさんある。

ブルージーなアプローチするケニー・バレルとかグラント・グリーンとかが好きなんやけど、まあ、アボイドノートと言われるものも関係なしに格好良く弾くわな。

まあ、これだって結構アボイドノートありのプレイやけどね…

サウンドするかどうかでプレイしている。当たり前やけど。

アボイド・ノートはコードのサウンドや機能を崩すから、避けたほうがいい音くらいの意味。

理屈として知っておくと、作曲とかのときに、なんか上手くいかんなという時のツールボックスとしては使えるはず。

64パッドのAbleton PUSH2やAKAI FORCE,Maschine Jam、LaunchPadなどの64パッドプレイヤーがパッドで音楽理論を学ぶ時にアボイドノートがさっとわかるように視覚的に捉える方法を書いておく。

これは、鍵盤やギターより圧倒的に早く理解できるからね。

テンションコード

使用可能なテンションを導き出す方法を考える前に、テンションについて考えておこうか。

Key in Cとして考える。

ダイアトニック・コードは、スケールの音だけを使って組み合わされたコードだった。Cメジャースケールだったら、ドレミファソラシドしか使わない。CDEFGABしか使わないということだね。

スケールの音を3度上に積み重ねていけばコードは出来る。

スケールの中で一音飛ばしに積み重ねていくと理解してもいい。

Cメジャースケールで考えよう。

例えば、Cから3度堆積していってコードを作るとこうなる。

コードネームを付けると

Cmaj7(9,11,13)となる。

9とか11とか13とかはオクターブ上がっているということだから、マイナス7したらスケールの何番目の音かわかるよね。2,4,6番目ということや。

アボイド・ノートとは

アボイド・ノートはコードの機能やサウンドを崩すものということを考えたら、シンプルやと思うよ。

  • コードトーンとb9の音程になるものは避ける
  • コードトーンの3度7度にトライトーンを作るものは避ける。

一番目は簡単。

Cmaj7(9,11,13)で考えよう。

アボイドノートになるのはF 11thは避けるべき音。

b9のアボイドノートの考え方

これ、実はPUSHなら非常に簡単にわかるからね。

4度のクロマチックにしてCmaj7を弾いてみた。

じゃあ、アボイドノートを判別する時の考え方だよ。テンションである9,11,13というのは、2度と4度と6度と同じ。

ということは、オクターブ下げたらいい。

テンションのD,F,Aを弾いてみた。半音上でぶつかっているところはないか見てみようか。

この形を覚えるのは超大事

EとFが半音でぶつかってるね。要するに、この形になったらアボイド・ノートということだよ。コードトーンの半音上になるという形ね。これは、どんなキーだろうが形を覚えたら一発。

ギターやベースも視覚的な楽器だけど、PUSHはダイアトニック・スケールがそもそも表示されるからめちゃ分かりやすい。キー変えても、視覚的には同一だからね。

それなら、BとCはアボイドノートになるんではと思うパッドフレンズもおると思うんやけど、違うんだよ。

これは、Cmaj7の構成音だからね。Cmaj7はC,E,G,Bだからね。

コードトーンだからアボイドノートとは判定しない。

トライトーンのアボイドノートの考え方

トライトーンがあると、ドミナント7thの機能が生まれてしまうから、避けましょうということ。

ドミナントモーションについてはこっちで記事も書いてある。

ちょっと後でも説明するよ。

押して覚えるコードとスケール 和音の機能 トニック・サブドミナント・ドミナント
ライブ配信では説明してきているのですが、長尺になるので記事を別にしました… パッドで触りながら関連知識をまとめて速習したい場合はこちらの動画を御覧ください。 今回はダイアトニック・コードは3種類に分類できるよと言う話です。作曲、アドリブでも

Key in Cで考えよう。

Dm7のアボイドノートについて考えよう。

Dm7に9,11,13を加えて考えてみる。あ、もう勘がいい人ならわかってると思うけど、テンションって、そのダイアトニックコードの次にくるトライアド考えたらわかるからね。

Cメジャースケールで考えるとCmaj7なら、Dm,Dm7ならEm、Em7ならFよ。コードとコードが組み合わさってるんじゃないかなという考え方は、演奏上ものすごく大事だからね。

さて、Dm7(9,11,13)のアボイドノートは13のBになる。

じゃあ、まずDm7をPUSHで弾いてみよう。

じゃあ、9,11,13がアボイドノートかすぐわかるように、E,B,Gをオクターブ下げてみるよ。

こうなる。じゃあ、先程のルール、b9の音程があるかどうか考える。Dm7のコードトーンから半音は存在しない。

アボイドノートあるって言ったのに、騙したな!いや、騙してないからね…

大丈夫やよ。これ見てくれたらわかる。

コードトーンの3度と7度にトライトーンが出来たらアウト。

この場合、Dm7の3度のFと13thのBの間にトライトーンが出来ている。

このトライトーンという音程を持っているのがドミナントの特徴やった。

この形を覚えるのは超大事

これって、G7かDb7が持つものだよね。まあ、Bm7b5もこの音程を持つけど、要するにドミナントの特徴を持っちゃうからやめておこうという話。

現実問題、トップノートだけ動かすようなときには普通にやるけどね。コードソロとかクロマチックに使うときも使うけど、まあ、理屈としてはこう考えるんやと理解してね。

例外の7thコードではb9はアボイドノートと考えないことについては覚えておくといい。いろいろ解釈あるけど、ドミナントでは考えないとしておくのがシンプルかな。

まとめ

Ableton PUSH2の場合は、視覚的にダイアトニックスケールを表示できる。

コードを演奏してから同一ダイアトニック・スケール上の一つ上のトライアドを弾いて、b9の形(コードトーンの半音上)にあるか確認。

それから、コードの3度と7度かがトライトーンになっていないか確認。これだけ。

実用的には全部これは覚えたほうがええと思うけどね。

MEGuさんとの記事で使用可能なテンションについては書いてあるけど、こんなの前後の状況と耳で判断すりゃいいよ。

ただ、丸暗記する前に理屈を理解しておけば、覚えるのも簡単になるし、うまくいかないなと思った時に考えるのが楽になるからね。

自分は、勉強したとき鍵盤で理屈覚えたからすごく面倒やったんよ。でも、PUSHやったら、トランスポーズも簡単だし、ダイアトニックスケールがそもそもパッド上に表示されたりするわけだからね。

ハーモニーわかると楽しいな!

追記:2019/02/25

押して覚えるコードとスケールというカテゴリーで64パッドのコードやスケール、演奏などについての記事がまとめてあります。

追記:2019/07/06

MEGuさんとの勉強会で、ついにアッパー・ストラクチャー・トライアドまでいったので、使用可能なテンションを全部書きました。表は表で別に作りますけど、一覧をご覧になりたい方はこちらを。

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追記:2024/01/16

この記事を書いた当初より動画などは増えました。アッパーストラクチャー・トライアドの弾き方などの動画もあります。

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