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PUSH3日記 一旦終了 これまでの感想

PUSH
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前回で、初期不良の可能性が高いことがわかりました。1日1回以上フリーズしたり、スタンドアローンからコントローラーモードにしてフリーズしたり、1時間以上連続して作業できることはほとんどなかったですね。

まあ、初期バージョンなら不具合はあるものだけれど、流石にこれはおかしいということでサポートに問い合わせることにしました。

翌日にはサポートから返信が。素早い対応ありがとうございます…

ご希望される場合、新品への交換対応も可能ですので、その旨ご返信頂けます様お願い致します。
追って交換方法をご連絡させて頂きます。

次のファームウェアのアップデートを待ったり、コントローラーモードだけで運用することも考えたのですが、コントローラーモードに切り替えて止まるのは1回ではなかったの新品交換してもらうのが良さそうですね。

その旨返信すると、翌日に返送方法についての返信がありました。

大事なのは購入時の箱を捨てないということですね。

1. Push本体の準備

-返送する場合、すべてのパーツとパッケージを含めて返品する必要があります。
配送時の段ボールを使用してご返送いただくか、化粧箱とは別に配送用の箱をご準備いただくようお願いいたします。化粧箱のみでのご返送はご遠慮ください。
また、ご返送頂いた荷物は返却ができません。Push本体、箱、付属品以外は返送されませんよう、ご注意下さい。

2. Pushの発送

-お近くのコンビニから発送頂くか、ご希望の運送会社に集荷をご依頼下さい。

品名には『電子楽器』とお書きください。

3. 追跡番号のご連絡

Pushを返送頂きましたら、ご依頼頂いた配送業者およびお荷物の追跡番号をサポートまでご連絡下さい。

返品された機器を受け取った後、こちらから交換品を配送させていただく流れとなります。 

あと、追跡番号ですね。クロネコヤマトならお問合せ伝票番号なんかはレシートにあるので、捨てないようにしましょう…

ちょっと前に、購入したConsole1 Faderが異常があって、サポートに送ったばっかりでした。化粧箱の外箱を捨てて、梱包がどえらい面倒だったので取っておいて良かったです…

どんな機材でも初期不良の可能性はあるので、箱はすぐは処分しないほうが良いですね。届くのは週末くらいかなあ…

PUSH2処分してたらちょっとしんどかったですね。

今までの感想

おそらく初期不良だった機体ですけれど、少しまとめておきます。

これはPUSH2ユーザーでもあり、私がかなりプレイできる楽器として考えていることをご了承ください…偏ってますからね。

そして、これはまだ発売されたばっかりのスタンドアローンに対する評価です。

他の記事でも言っていますが、バージョンが上がれば上がるだけ快適に使えるようになるはずですからね…

良かったところ

  • パッド感度の向上
  • MPEフル対応
  • ノブのトルクが一定になったこと
  • ワークフローの改善
  • オーディオインターフェース内蔵
  • 当初懸念していたデバイス・エフェクトの不足は、スタンドアローンで使えるプリセットはintroに含まれてないものがあり、それなりに使えることがわかったこと。
  • PUSHユーザーは習得コストが低い

一番大きかったのはパッド感度の向上ですね。MPEがこの値段で使えるのは素晴らしい…

演奏に耐えうる64パッド以上のものとなるとLinnstrumentしかなく、小型のLinnstrument128でも個人輸入して関税支払ったら160,000円は超えますからね。個人輸入でなかったら200,000円は超えるんじゃないでしょうか。

前にも書きましたが、これは破格だと思います。

ノブのトルクが一定になったことで、オートメーションを掛けたりパラメーターの調整する時のノブを触るのは気持ちよかったですね。PUSH2の時は、ノブがなくなったりすることもあった。そしてノブの固さがかなり異なっていたので、リアルタイムで録音するときに勘案しながらやっていました。

ワークフローの改善に関しては、クリップにサンプルを読み込むのが、PUSH2より間違いにくくなったと思います。

PUSH2、結構面倒でしたからね…まあ、PCから読み出せば良いだけなんで、あくまでPUSH2でやる場合ですよ。

実際、スタンドアローンでサンプルを処理する時は、先にPCからスタンドアローンのユーザーライブラリに持って行ってから作業するほうがうまく行くとは思います。まあ、そんなこと言ったら、コントローラーモードでやったほうが速いんでしょうけど…

Add Deviceなどを1つにまとめたのもシンプルになって良かった。ただでさえ多機能なPUSH。楽に覚えられるようになったのはいいことです。

CaptureはPUSH2だと録音+Newでできるんですけど、専用キーあるほうがいいですしね。

多用する機能ですし。

メトロノームの改善、ジョグホイールの導入など、スタンドアローンで使うときに素早く使えるようになったのも嬉しい。

ジョグホイール、編集ではほぼ使わないまま返却になってしまいましたけど、戻る操作が楽になったのはよかったですね。

オーディオインターフェースは思っていたより良かったです。

ADATあるのはいいですね。録音はちょっとしかしなかったんですけど、コントローラ込みのオーディオインターフェースと考えると結構いいのでは。

公式のWebサイトでは、Introが付属ということしかわからなかった。

私は、これ、結構問題視していたんですけど、基本的なものはそれなりにあったのは良かったですね。スタンドアローンとPCで使えるものが違うとは想像しなかった。

また、返ってきたらどういうものがプリセットにあるか記事や動画にしてもいいですね。

Ableton持ってなくて、PUSH3のスタンドアローンを購入されようという方もいらっしゃるので。使えるものがわかってるほうが安心。

頑張ってスタンドアローン買って、じゃあ、Suiteにアップグレードするまで待つというのはしんどいので…購入前に知りたいですよね。

ギターを弾きたい人にアンプシミュレーターが使えるのは本当に良かったことでした。

PCに持って行ったときにすぐ書き出せないのはだるいですけどないよりはずっといいですから。

と言ってもPUSH3を買う人の多くは、すでにSuiteを持っている方が多いでしょうから、多くの人にとってはマイナスにならない。

習得コストは低い。PUSH2を使っていた人には、ほぼマニュアルを読まなくても使えると思います。

セッションスクリーンモードやジョグホイール、オーディオ周りが変わっていますが、問題なく使えました。

悪かったところ

  • 安定性
  • タッチストリップの位置
  • 立ち上がりスピード
  • ユーザーモードが使えない
  • introではなくて、せめてスタンダード付属にすればよかったのでは。
  • スタンドアローンは不自由
  • PUSH2と大きな違いはない

初期不良の可能性が高い機体を使っていたので、差し引いて考えてもらいたいんですけれど、安定性は酸鼻をきわめると言わざるを得なかったですね…

あくまで、これは今回の機体に関する評価ですよ。これで、新品交換してこのレベルで止まるのなら、売ったらいけないと思いますね。

初めて電源を入れた時からエラーメッセージ、初期化、アップデートを経ても1時間に1回以上は止まる状態でした。instrumentを変えようとする時に止まるたびに、本当に嫌な気持ちになりました…

流れが切れると、もう一回戻すのがしんどかったです。すぐ、元の状態に戻せる方もいらっしゃるんでしょうけど、私は苦手なんですよね… 

トラブルに対処しているの時間は音楽やっている時間じゃないですからね。

スケジュールも調整して検証する時間作ったんですけど、全然足りなかった。

パッドフレンズのみなさんから、試してと言われたものリストにして、それぞれ検証するリストと見積もり時間書いて準備してたんですけど、まだ、全然終わってない。戻ってきたらやります…

安定性が低いのって、短時間で音楽を作れないということなんですよね。

PUSH2+PCは短時間で音楽を作れた。だから、ここまで記事を書いた。本当、楽しかったんですよ。

PUSH3には大きな期待があったわけです。スタンドアローンで部分的であれAbletonが動くのは未来だなと思いました。

アイデアを素早く形にできるのが、AbletonとPUSHを使うメリットだった。PUSH3ではどうなるか楽しみにしていた。

1ループ、Twitterなどであげてるものって、考え始めて、演奏して、録画して、動画にするまで30分もかからないんですね。15分あればオートメーションまで含めていつもなら出来ます。

スタンドアローンだけでやるという縛りで作ったものの、再起動や止まっている時間を考えると300分以上かかかりました。録音だけでも150分以上。たくさん作らなきゃいけない時にこれでは厳しい…

立ち上がりが遅いことも、パッドの練習を気軽にしようという用途では使いにくいです。

場合によっては、パッド練習用にだけ使っていてもいいかなと思っていました。ですが50秒近く立ち上げに掛かるのはだるい。

これ、ハードのシンセと比較しちゃうからなんですよね。

まあ、Abletonが入ってるんだから当然ではあるんですけど…

それならコントローラーモードでずっと電源つけっぱなしで済むから楽だとなってしまう。

じゃあ、スタンドアローンの意味はあるのかというのが、検証している間にずっとありました。

これは私がコントローラーモードでのワークフローがほぼ完成しているというのも大きいと思うので、あくまで、個人の意見ですからね。人によっては、スタンドアローンとPCでの作業を行き来する方が良い方もいらっしゃるはずなので。

Usermodeは、PUSHを汎用MIDIコントローラーにするもので、PUSHだとマッピングできないものをUsermodeにしてマッピングすればちょっとしたオートメーションを描くのが楽だったりするんですね。

これができなくなったことで、人によっては、Launch Controlなどを買い足す必要が出る人もいるかもしれない。

まあ、でもキーとしてはあるので、バージョンアップでできるはずです。出来なかったら泣いちゃいますね…

タッチストリップに関しては、縦のラインが入ったことで、多少誤操作はしにくくなったかもしれませんが、あそこにある限りミスは起こると思います。

ここが改善されていたら、格段に鍵盤的なプレイはやりやすくなったはずなので、個人的には凄く残念です。

Note PBとPressureやY軸の動きだけではシンベ的なラインを弾くのは結構難しいと思います。Touché あったほうがやっぱり楽だなというのがちょっと触って感じたことですね。

私程度のパッドの演奏技術だと、速いパッセージを鍵盤的に弾こうとするとピッチベンドはなんとかなってもモジュレーションをパッドでコントロールするのは難しい。

パッドの縦でコントロールするのは、コントローラーでさっと調整できるLinnstrumentならできるけど、PUSH3は結構難しいかな。

初期設定のまま演奏するのはほとんどのシンセで難しいと思います。プリセットは別ですよ。

いちいち設定は手間ですしね。プリセットだけ使う人なら楽しめるかもしれませんが、オールドスクールなシンセが好きな自分はいちいち設定しなければならない。

となるとTouché使ったほうが楽ということが結構ありそうです。

まあ、これも使い込んだらPUSH3の縦の幅になれるかもしれないですけどね。

んじゃ、タッチストリップのモジュレーションでやりゃいいじゃんと思われる方もいらっしゃると思うんですが、縦に長すぎるんですよ…

鍵盤でのモジュレーションホイールやピッチベンドでのプレイに私が慣れてるというのもあるとは思うんですけど…

あとは、使ってみて思ったのはやっぱりスタンドアローンで完結するようには作られてないので、せめてスタンダードまでは付属していたら良かった…

初めてAbletonを購入する方にとってはすごく不便を強いることになる。16トラックでなんとかするのは厳しいです…

standardまであれば、かなりいろいろ遊べるので楽しくなる。パッドを使って遊ぶのにPUSHは本当に優れている機材だけに残念です… まあ、でもこれはstandardやSuiteを持ってる方には関係がないことではあります。

ただ、introだとGaragebandよりPCでの体験が劣るのは流石にちょっと…

スライス、introではできないとありますけど、スタンドアローンではsimplerからスライスしたのをDrumrackに変換は出来た。これもサポートに質問かなあ。

で、身も蓋もない感想なんですけど、スタンドアローンは不自由だと私は感じました。セッションビューに閉じ込められるような感覚なんですね。拡張性に乏しい。

外部機器の接続も限界ありますし、MIDIラーンも単体ではできない。PCがあればVSTも使えます。

PC+PUSH2で感じていた自由さがなくなってしまったように感じました。せっかくPUSH3が出たのに盛り下げるようなことは言いたくないんですけどね…

何かスタンドアローンならではの強力なメリットが欲しかった。

セッションビューから作業を開始して流れるようにアレンジメントに行って、サウンドデザインからミックスまでできる。こういうのは他のDAWではなかなかできなかった。

PUSHがあればプラグインのパラメーターが自動的にマッピングされる。とにかく時間がなくてもさっと作れる。そこに私はAbletonの魅力を感じていた。

だから、あえて、不自由なものを使おうとはやっぱり思えないです…

ちょっと目先を変えるのにスタンドアローンを使うのは悪くないですけどね。258,000円の価値がスタンドアローンに今あるのかと言われたら、首肯はできない。繰り返しになりますけど、これは、あくまで私の意見ですからね。

そうなると、MPEを除いたらPUSH2との違いはそんなにないんですよ…

MPE、別にアレンジメントでエンベロープ描けばコントローラーなくても使えますしね。

自分はPUSH3より高機能なLinnstrumentを持ってるわけです。

エフェクトの画面表示、 Channle EQはPUSH2の方が情報量が多かった。これもちょっとがっかりしました。特に困ることはないんですけどね。期待が大きすぎたのかなあ。

PUSH3でMPE以外にもっとできるところは欲しかったというのが、PUSHを初代から全部買ってきて思いますね。

今の時点では、スタンドアローンを慌てて買う必要はないと思います。

もっと安定する、機能が追加されてから買うのでいい。そのほうが楽しめると思います。安定して、使い方をマスターしたら楽しい機材なのは間違いない。これだけ記事を書いたりするだけ魅力があるプロダクトなんですから。

MPEコントローラーを持ってない方なら、コントローラーを買っておけば満足度は非常に高いと思います。

MPEを触りたいなら、コントローラーを買っておいて後でグレードアップキットを使えばいいですし。

コントローラーならもっと安定して使えるはずですからね。

とはいえ、まだ、出たばっかりですからね。いずれもっと改善されるはず。トラブルが多かった現状も少しずつ機能改善したり追加されていく楽しみは、初めに購入した人間の楽しみとも言えるはずです。強がりだって、ええ、そうですけど…

PUSH3のバージョンアップが楽しみですね!

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