PUSH勉強会65回目
PUSH勉強会の65回目をクニチアさんと行ったよ。2019年53回目。
クニチアさんはジャズが好き。ジャズが好きな人で勉強会参加してくれる人がいると嬉しいな。
クニチアさんはSonny Stittがお好きということで、バップ的なものやる時、知っておくと便利なことなんか話せたらいいなと思っていた。
クニチアさんは前回やったことをもうマスターされて4和音まで弾けるようになったとのことなので、テンションのボイシングと、アドリブするときにこういう考え方知ってると便利だよという話をしようと考えた。
初めに考え方理解してたらあとで覚えたものこうやって使うんだなと応用が利くからね。
やったこと
- R+3にトライアドを組み合わせて9thコードを作る
- R+3と5度から始まるメジャー・トライアド=maj7(9)
- R+3と5度から始まるマイナー・トライアド=7(9)
- R+m3と5度から始まるマイナー・ドライアド=m7(9)
- R+m3と5度から始まるメジャー・トライアド=マイナーメジャー7(9)
- R+3と減5度から始まるオーギュメント=7(9,#11)
- R+m3と減5度から始まるオーギュメント=m7(b5、9)(使い方注意、また説明します…)
- 左斜め3つがオクターブ
- R+3+7と全音上のメジャー・トライアド=7(9,#11,13)
- R+3+7と短3度上のメジャートライアド=7(#9)
- 表にコードトーンを置くために8音スケールに変形する。
- アボイドノートはコードとb9の関係(半音上)
- アボイドノートはコードの3度7度トライトーン(減5度)の関係は避ける(ドミナントの機能を持つから)
- メジャー・キーのドミナント7thのナチュラルテンション 9,#11,13
- 11thは3度に対してb9になるから避ける
- ドミナント7thはオルタードテンションを使用することができる。
- オルタード b9th #9th b13th
- オルタードは、マイナースケールからの借用。
- b13thは トニックマイナーの3度
- b9thは サブドミナントマイナーの3度
- #9thはナチュラル・マイナーの7度(メジャースケールなら長7度だけど、マイナーは短7度)
- マイナーは3種類ある
- ハーモニックマイナーはドミナント7thがある
- メロディックマイナーはドミナント7thとサブドミナントが7th
- サブドミナント・マイナーの代理は、キーCならAbを含んでいるもの
- Hmp5とは
- ハーモニックマイナーをどこから始めるか
- オルタードスケールとは
- コードの半音上のメロディックマイナー
- PUSHではSuper Locrian
- メジャー・キーのナチュラルテンション(Ⅴ7)
- 9th,13th
- 9th,#11th
- 9th ,#11th,13th
- メジャー,マイナーキーのⅤ7で使えるオルタード・テンションの組み合わせ
- b9th,b13th
- #9th,b13th
- (b,#)9th,#11th,13th
- メジャーキーのⅤ7で使えるオルタードテンションの組み合わせ
- b9th,13th
- #9,13th
- (b,#)9th,#11th,13th
- パーカー的解釈ⅡⅤをⅡとみなす実例
- ドミナント7にディミニッシュを適用するチャリー・クリスチャン的アプローチ
- サブドミナント・マイナーはトニックに解決したいのだから、ドミナントでも使える。実例
- USTを組み合わせソロの実例
- Chromatic Mediantを適用したパッシングコード的な実例
- ピアノ的に上を動かす例
- スケールやアボイドノートを覚えるときにはPUSHでスケールを切り替えるが、実際に演奏するときにはメジャー・スケールにする
やりすぎですね…
クニチアさん、こちらも紹介しましたけど、一度、メジャー、マイナー3種類弾いて確認すると、ドミナント7thやトニックで11thが使えない(使えないことはないですね、使用頻度が低い)ということもわかると思います…
使用可能なテンションは弾きながら、さっと見せただけなので、書いておきました。このあたりは別記事でメジャー・キーの使用可能なテンションを3種のコード(メジャー、マイナー、ドミナント)も一覧できるようにしますね。
マイナーの場合も、記事数回に分けて書くことになると思います。あと、今回いくらなんでも駆け足だったので、申し訳なかったです。
アボイドはクニチアさん向けに動画を作ってもいいかなと思いました…
コードもいろいろな捉え方ができると、応用がききます。今回のようなR+3やR+3+7だけではなく、いろいろ捉えられると便利です。度数と音名がさっと出てくるようになると、アドリブもアレンジも楽になると思います。
4和音をさっと把握できると、8分音符で頭をコードトーンに配置するのも簡単だし、今後やるガイドトーンを使っていくときにもオプションが増えます。
追記:2019/06/06
クニチアさん、全音下のコードで作るパターンをマスターすると、ピアノでよくあるドミナント7thのコンピングが簡単にできます。
ルートじゃなくて上部を動かしても、当たり前だけどサウンドします。
コン・ディミから作られるドミナント7th系統のバッキングはモダンな人がやったりします。地道にコードのボキャブラリーを増やすと、ある時一気につながって楽しくなります。笑
追記:2019/06/04
9thまでの構成音、ダイアグラム、よく使われるテンションなどの情報を補足して記事を作りました。
御覧ください…
考えたこと
MEGuさんのように連続で参加してくださる方だとテキストを眺めながら一つ一つずつしっかり確認しながらやるけど、連続で参加できるかわからない人の場合は、どうしてもこういうことできますよというのをとりあえず見せる形になる。
クニチアさんは前回の勉強会のあと、しっかり練習されて4和音まで弾けるようになった。
だから、コードをいろいろ組み合わせて考えたり、スケールをこういうところから始めたり、拡大してコードを考えたりするんだなと言う雰囲気をわかってくれたらいい。
で、実際、これ、MEGuさんが3ヶ月くらい掛けてやったことを一気にやったわけだからね。
駆け足も駆け足。勉強会にコンスタントに参加するのが難しい場合は、ざっと説明して、それから補足の記事や動画を作っていくことにすれば、自分のベースでマスターできるんじゃないかと思ってる。
もう、不特定多数の誰かのために記事は書かないし、動画もつくらない。
あくまで参加してくれた人やわからなくて検索してくださっている人に向けて書く。
それで足りないところを補完していこうと思う。結果的に、その方が有用な情報になると思うしね。
ハーモニーもわかると楽しいな!
これを使ってやってるけれど、アボイドの説明が改めて素晴らしいなと思ったよ。PUSHを使うとスケールが見えるからもっと理解しやすい。
クニチアさんが基本的なボイシングできるようになったら、これテキストにしてPUSHで置き換えたらいいかなと思った。譜面簡単だし実用的なボイシングを学べる。マイナスワンで練習もできるし。一日で2ページ進んだら100日で終わるんだよね。実は…
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