ワウについて考える BOSS PW-3

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機材・ソフト
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ギターを弾く比率が高くなってきて、システムを考え直す必要がでてきました。

シンプルなシステムにしておきたい。なんだかワウペダル一つ買うだけでいろいろなことを考えなきゃいけなかった。

今年はいろいろ新しい試みをしてます。

しっかり考えを整理しておきたいので、記事にしておきます。

ノイズが少ないワウがほしかったので購入

もともとジャズ、ブルース、ソウル、ファンクというブラック・ミュージックをやってきてエフェクトは極端に少ないです。ヒップホップで弾くこともあるんですが、まあ、ファンク的なプレイがほとんどですしね。

ファンク以外でエフェクターは使わない。原人ですね…

使ってもワウペダル、フェイザー、コーラスくらい。どれか一つだけエフェクターを選ぶならワウですかね。

こういう状況になってしまって、レコーディングしかしなくなりました。

ミックスで便利な観点からノイズが少ないワウが欲しかった。
古いワウはガリがでたり、スイッチが働かなくなったりとにかくトラブルが多いですよね。

そのため、レコーディングしか使わないのであればとコンピューターベースのシステムに入れ替えてきました。

ノイズの問題はプラグインなら簡単に解決できますしね…ノイズゲートなんかはPCのほうが遥かにハードのエフェクターより優秀ですしね。

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マルチも色々買ってきたのだけれど、自分の好みのワウがなかったので結局使わなくなりました。ライブがあるときにはそれなり使っていたんですけど、ライブをやることはおそらくない。となるとマルチはいらない。

空間系はDAWで掛けたほうが良いから、結局欲しいのはワウとボリュームペダル。

今までのシステムでもコンピューターベースでローノイズでした。ですが、安定性、スペースの問題もあり、シンプルなものにしたかった。

MIDI CCがちゃんと吐かれなかったり、オートメーションの設定が煩雑だったり色々大変な時があります。普段大丈夫でもトラブルあるとなかなか時間が取られます。

マルチはあと、単純に掃除が面倒くさいんですよね。

ワウペダルやボリュームペダル以外エフェクトは使わないのに余分な機材はおいておきたくない。

そのため、アンプはプラグイン、ワウは実機というのが今の自分には便利だろうと思ったのが購入に至った理由です。

音色は素晴らしい

物凄くなめらかにかかります。Richは太いですね。シングルノートなんかベースとユニゾンしても全然細くないので、トリオバンドのような小編成のアンサンブルで寂しい感じはしないと思います。

Vintageモードは細くなるワウです。高域重視って言えばいいですかね。どっちもノイズはめちゃくちゃ少ない。びっくりました。

Richモードは低域が痩せないが、ミックスの時に低域はいらないので自分にとってはここまでローは出なくてもいいかなと思いました。演奏してるのならそっちのほうが気持ちいいんですけど。

非常になめらかなかかり方で、ミッドやハイが飛び出てうるさいという感じもないので、ミックスでも扱いやすい。

今のギタリストだとペダルボードにワウ・ペダルを入れない人も多いと思います。

重いし、かさばるし、ワウを使うジャンルも限られている。そういう人にとっては、軽くてノイズが少ないPW-3はいいワウだと思います。機能的です。

小さいことにはメリットもデメリットもある。

ただ、重くて大きいのはデメリットだけでもない。コントロールがしやすいと言うメリットもありますね。

自分は大きくて踏み心地も重いワウに慣れているので、PW-3のペダルのコントロールは慣れが必要だと感じてます。

カッティングしながら4小節掛けてフィルターを開いていくような奏法は可動域が広くないと難しい。PW-3だと1小節数ミリで開くコントロールが必要とされます。

PW-3はコンパクトさと引き換えに可動域が狭い。

VOXやCrybabyなどの標準的なワウと比べてコントロールは非常に難しい。可動域は1センチもないんじゃないですかね…

ピックと比較。Crybabyなどと違い、ギアでフィルターを調整するタイプではないので、かかる範囲を調整したりは出来ない。ギアでないからか非常になめらかな踏み心地


カッティングで、1拍ごとに開閉するような奏法の場合は素早くコントロールできるから可動域が狭いのはメリットはあります。

ですけど、ファンクで要求されるような、ロングトーンだけ3連符で開閉するようなプレイなんかは難しい。踏みすぎてもだめですしね。

Wah Wah WatsonのようなペダルワークはPW-3では難しく感じる。フレーズに対して細かく音色を変化させるプレイですね。練習しないと難しいなと思いました。



かかと側に重心を残しながら、足首を柔らかく使って戻すという操作も難しいです。

ディスコ物なんかずっと16でカッティングして、アタックだけ踏み込んですぐ戻したりする操作、結構ありますけど、この可動域だと本当に微妙な操作になるので難しいです。私が不器用なだけか…

Wah Wah WatsonやLeo Nocentelli,Phil Upchurchみたいに、細かく音色をコントロールするにはもうちょっと大きいほうがやりやすいと思います。でも、小さいペダルに慣れてたら出来るのかな…

これなんかアタックの瞬間に踏み込んだりしてるのも多用してるのがわかりますね。

まあ、ボリューム奏法+ワウペダルのときはトーン・コントローラー的な使い方ですけど、とにかく細かい操作です。肉声に近づけるようなプレイといえば良いんですかね。

VintageモードとRichモード

先にも少し書いたが、自分の印象を書いておきます。

Richモードは低音もファットなワウ。VOXなんかの音痩せするタイプのワウとはまったく違う。

昔のワウでいうとWH10をもっと高品位にしたような音。低域が太いので小編成のアンサンブルなんかで使っても気持ちいいのではないかと思います。

VintageモードはRichモードに比べると、太さはなくなる。VOX的な音色。重心が上がる。大所帯のファンクバンドなんかだとこっちがいいですかね。まあ、Eddie Hazel的なプレイならRichモードですかね。

歪んだ状態でワウを踏んだりするととんでもないところにピークが来ることがあるようなCrybaby的なものと違って、ミックスの時に苦労したりはしないと思います。

Dynamic EQやディエッサーでピークを抑えたりせずとも使えそう。

どっちもミュート掛けてカッティングしたりする時にチャカポコ言わせられるので気持ちいいですね。

トルク、スイッチの重さが変更できる。

5ミリのレンチで調整できる。

これはありがたい仕様。古いワウだと自分でパーツを変えたりして踏みやすさを調整していたけど、簡単にトルクを調整できるのもいいところ。自分は変更の必要性は感じませんでした。

また、スイッチのふみやすさは中のゴム片を挟むことでも調整できます。私ははじめもっと簡単にスイッチオンに出来たら良いなと思いましたけど、レコーディングしか使わないので問題ないです。

インジケーターがあるのでワウのオン・オフが簡単にわかる

気が利いているのは、両側にオンオフのインジケーターがあるところ。暗いステージでも両側にあるので、ワウがオンかオフか一発でわかるのはありがたいのではないでしょうか。

スイッチが昔のワウと違って、メカニカルな踏みごたえがあるものではないのではじめは違和感があったものの、これなら安心。

まとめ

ノイズも少ない。機械的な故障が起こりにくい。音痩せがないと見た目から考えられないくらい高品位で現代的なワウです。私みたいなファンク系ギタリストにも使いやすいですし、ロックでトーン・コントローラー的に使うのにも便利ではないでしょうか。

あと、上品ですね。そのまま録音しても処理はやりやすいと思います。ノイズが少ないワウってアナログだと難しいですしね…

ワウなんかとんでもないところピークがあったりすると、Dynamic EQとかマルチバンドコンプで処理したりする必要が出てきますけど、そうすると音色が結構犠牲になってしまう。

それくらいならはじめからある程度扱いやすいほうが録音という観点からはすごく便利です。現代的ですね。

PW-3は音色や機能性は最高ですけど、やろうとする奏法は私にはなかなか難しかったです…

そもそも、実機のワウを使ったのは、DAWでオートメーション描くのが大変だから買ったわけです。

最大の失敗は、実機に触らずに買ったことですね。トホホ…

私のメインのMIDIコントローラーはAbletonPUSH2なんですけど、ロータリーエンコーダーで付点8分のタイミングで動かすとか、3連符のタイミングで開閉するとか無理ですからね…

かと言って、ワウの開閉をマウスで描くのも肉体的じゃない。ペダルを踏むのなら慣れてて楽勝だと思ったから購入したわけですけど、PW-3をうまくコントロールできてないという…

まあ、練習します。

まだ、ツマミでコントロールするより早いですしね…

PW-3はいい音ですけど、ちょっとリッチすぎるところもあるので、そうなると古いワウのほうがレコーディングでは良い場合もありそうです。

となると、プラグインはプラグインであるといい。ワウのためだけにペダルを増やすというわけのわからない結論になりそうです。頭が悪い…

前も実機のワウペダルだけでもたくさんあって、ハードを減らしてきたんですけどね…

WH-10のモデリングなんかAmplitubeに入ってますが、よく出来てますもん。Eddie Hazel的なものやるなら、Cry Babyあれば良いなと改めて思いましたけど、ノイズの問題考えるとプラグインでやったほうが楽。

となると、オーディオ・インタフェースなしでUSB接続できて、MIDICCとオンオフのデータだけ送れるようなものがあると、レコーディングでは便利。まあ、需要ないですよね。変わった道具ばっかり使ってるおっさんですね。

これなら省スペースで必要なときだけ取り出して使えそうですね。

AbletonPUSHでエクスプレッションペダルが必要な時にこれを使えば、ペダルの操作感は統一できるなと。誰かと一緒に作業する時、PUSHとギター、エクスプレッションペダルもっていけば簡単に自分のシステムを構築できるのは魅力的です。

通常のワウのふみ心地でできればプラグインも操作したい。ワウペダル一つ一つ踏み心地が違うから練習するなんてことは避けたいですしね…

一番アホなパターンとしては、購入してUSBエクスプレッションペダルとしての機能は最高だけど、踏み心地が気に入らないというパターンですね。ありそうで怖い!店頭で試すなんてことは出来ないですからね。ありえます…


エクスプレッションペダルの中では、XVP-10が一番スムーズで自分にとっては使いやすいエクスプレッションペダルでしたが、これももう生産中止なのね…

まだまだ理想のワウを探す旅は続きそうです…

追記:2021/07/09

毎日踏んでいたら慣れてきました。まだ違和感ありますけど、いかに普通のサイズのワウに慣れているのか思い知らされました。

習得コストをできるだけ掛けないように考えているんですけど、自分が思ってるより対応するのに時間がかからないものもあるので試してみるのは大事ですね…

追記:2021/07/12

PCベースでやることを考えてフットスイッチを変更しました。やっとワウをめぐる長い旅が終わりました…

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