Scalerを使ってAbletonPUSHでコードを覚える方法
ScalerはPlugin Boutiqueから出ているコード進行やスケールの支援ソフト。
イメージとしてはMaschineのコードセットみたいなものと思えばええ。
Studio OneやCubaseみたいなソフトはコード進行をアシストしてくれる機能がある。
Ableton Liveの場合はない。Ableton Liveはユーザーが自由にカスタマイズしてというのが基本だからね。
特にコードの知識がない人にとっては、ScalerはAbleton Liveの機能を補完するするものになる。
PUSH勉強会で一番希望が多いのは、コードやスケール、譜読みといった音楽の知識。
勉強会ではAbleton PUSH2で4度のクロマチックでコードやスケールなどをやっている。
64パッドでのコードやスケールについては、押して覚えるコードとスケールというカテゴリにいろいろ記事を書いている。最近ではPUSH勉強会で疑問が多かったところなんかは動画や記事にしてる。
でも、理論書ばっかりだと、コードの基本形は弾けても、実際に使うようなボイシングを学ぶのが難しい。
一オクターブ以上にわたるオープンボイシング、あるいはギターでは難しいクローズドボイシングなど曲で使うためには様々なボイシングを知る必要がある。
PUSHの4度のクロマチックはギターの6弦から3弦に対応しているので、ギターのボイシングを学ぶことは役に立つ。
ギタリストやったら、1,2弦を含んだボイシングなら左に1つ動かすと覚えたらいい。
でも、ギタリストじゃない人はちょっと難しいよね。
一応、ギターのタブ譜をPUSHで読み替える方法は、MEGuさんとの勉強会でやった。
Scalerを使ったら、ギターを持っていなくてもタブ譜を打ち込むような形でも利用できる。
そして、PUSHの場合は、ギターでは不可能なクローズドボイシングが可能。
ピアノでやるようなボイシングも出来るけれど、4度のクロマチックに読み替えるのは、譜面が読めないと難しいと思うかもしれないけれど、PUSHの機能とちょっとした工夫でコードを学べる方法があるから書いておくね。
時々セールやってます。
タブ譜をScalerで入力するやりかた
この場合はあくまでコードだけどね。ギタリストや、ギターのボイシングを学びたい人向けのやり方。
Scalerにはコードを作るモードがある。まず、ギターのアイコン?とCreateを押す。
そうすると入力するモードが出てくるから、選べばいい。レギュラーチューニングにこの場合はするよ。
それで、Createというキーを押したらこういう画面になるね。
こうなったら、ギターのタブ譜と同じ様に打ち込めばいいだけ。開放弦は0フレット表示してある。
ローコードのCを入力してみたよ。
そうなると、Cmajと記録されたね。
PUSHはMIDIデータを再生するとノートが再生される。
そのことを利用して、セッションビューにドラッグして再生。そうすれば、わかりやすい。
ピアノロールでみるとこうなるね。
気に入ったコードをドラッグアンドドロップする
追記:2019/03/04
他の方法もあったけど、削除。ルーティングが面倒くさいから、これが一番シンプルでいいと思う。Abmaj7のフォームを覚えたいとしよう。
注意点としては
- コード一つをドラッグアンドドロップ
- Builderの音価を全音符にしておく
8分音符だったりすると、PUSHのほうが、ずっと点灯しているわけではないからフォームを覚えにくい。
再生したら、PUSHが点灯するから分かりやすいね。
これが一番シンプル。
ALL FOURTHSにしてマウスオーバーすると、コードトーンも見えるんだけど、PUSHと一対一対応しているわけじゃないしね。ギターの音域だと表示されないものもある。
もちろんギターで音域把握していたらあ、オクターブ下に多分あるんだろうなと聞いてわかるだろうけど、それ、もう簡単な方法じゃないよね…
PUSH勉強やって、Scalerの説明してみて感じたよ。
手順がシンプルじゃないと駄目やな…
今までの記事もやり方が面倒くさいものはどんどん削っていきます…
追記:2019/04/02
SMFついてるこれもオススメです。というか、両方あってもいいと思います。
追記:2021/11/18
LIVEのMIDIキーボードで叩きながら適当にコード進行を作ってます。気に入ったらキャプチャしたらそれこそ簡単にこういうのは骨格作れるんじゃないでしょうか…
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