Ableton LiveのDrumrackって何ができるの?
今、こういう記事を書いてるんだよね。
まず、PUSH買って理解するといいのはDrumrackだと思うんや。32ノートシーケンサーの理解にもつながる。
誤解を恐れずに言えば、MPCみたいなことが出来るんや。これだけでサンプルベースでやる人なら音楽が作れる。
MPCというよりは、Maschineに近いかな。これは結構凄いことだと思うよ。その上、強力なAbleton Liveの編集機能が使えるから。
そして、PUSHを使うと超高速でMIDIの編集が出来る。
Drumrack活用法ではやろうと思ったら色んな使い方が出来るということで、指一本でコードを弾く方法を説明した。そんなことまで出来る自由度があるから、正直何から出来るかわからんという人もいるよね。Impulseでもドラムは出来るしね。
自分、Drumrackの可能性わかるまでImpulseばっかり使ってたよ…
なので、暫く、Drumrackはどういうものか説明する初心者向けの記事を書こうと思う。
Drumrackってなんなの?
はい、では、マニュアルを見てみましょう。
マニュアル309ページより引用
まあ、宇宙語やよね…でも。ここであきらめんでおこう。インストゥルメントラック及び、エフェクトラックの機能と同じと書いてあるね。
Ableton LiveにはRackという概念があるんや。Rackの概念をわかりやすく説明してくれてるのはLive10攻略Bookや。また追記しておくね。自分の記事読むより、こっち読んだほうが一覧性高いからね。
はい。すごく簡単に言っちゃうとラックっていろんなエフェクターとかインストゥルメントをまとめて一つにしたものです。
え?って感じだよね。そう。Ableton Liveはオリジナルの楽器が作れると思ったほうがいいね。
そして、それがドラム向きにまとめてあるのがDrumrack
Drumrackの正体は、超巨大サンプラー+超巨大エフェクター+超巨大インストゥルメント+超巨大ミキサーなの。
まあ、MPCみたいなものよね…
バカなの?って思うよね。うん。狂っとるよね。
ゲルマン魂凄いわー。
サンプルをパッドに投げ込めばもちろん再生できる。サンプラーって言ってるけど、Ableton Liveの基本のサンプラーはsimplerっていうのね。それが立ち上がる。もちろんサンプラーだから、逆回転したり、再生の仕方を変えたり色んな事が出来る。
そして、そのパッドにインストゥルメントを配置することもできる。シンセを鳴らすことも出来る。もちろんVSTインストゥルメントも入れられるよ。
そして恐ろしいことにそこに一つずつエフェクターをつなげていくことが出来る。
Ableton Liveは大体ドラッグ・アンド・ドロップしたらなんとかなるのね。また、説明していくけどね。
やりすぎ感満載やよね…ゲルマン魂恐るべし。これ、ラックの概念をちょっと理解していると、あとで自分でも応用が効くからね。
まあ、今回は音を鳴らすところだけは説明しておこう
カテゴリの理解
ブラウザからDrumrackのパッドに投げ込んでもらえばいいんやけど、ちょっとこのカテゴリってのがわかりにくいと思うから説明しておくね。
- サウンド
- サウンドは、音の傾向で分けられた楽器のこと。Ableton Live内臓の音源がいろいろはいっている。音のイメージから選びたい時に使えばいいね。
- ドラム
- ドラム関係のものがまとめてある。階層が二つあると理解すればいい
- Drumhits 一つ一つのサンプル kickとかそれぞれのパーツ。自分でドラムキットを作る場合はここからパッドにドラッグ・アンド・ドロップすればいい
- DrumrackとDrumrackのキット キットというのはドラムセットと同じだね。すでに音色がアサインされているもの。ゼロから作る場合はDrumrackをロードする。人によっては何トラックもDrumrack立ち上げて作る人もいるね。
- ドラム関係のものがまとめてある。階層が二つあると理解すればいい
- インストゥルメント
- Ableton Liveの内蔵音源 これもDrumrackのパッドにアサインできるよ Drumrackも当然入る。楽器って意味やからね。重複していてわけわからんくなるかもしれんけど、ドラムは優先度が高いから別カテゴリになってるんや。
- オーディオエフェクト
- Ableton Live内臓のオーディオエフェクト これもDrumrackのパッドにアサインできるよ
- MIDIエフェクト
- Ableton Live内臓のMIDIエフェクト これはMIDIに対してかかるエフェクトだから、インストゥルメントの前におけば配置できる。海外の人だと、コードとアルペジエイターとインストゥルメントをDrumrackにいれて、指ドラムでインプロしている人もいるね。指ドラムするときにはVelocityは使うかも。
- Max for Live
- Max Audio Effect
- Max for Liveで作られたエフェクト。当然オーディオエフェクトと同じ働きをする。ここも混乱しやすいよね…
- Max Instrument
- Max for Liveで作られたインストゥルメント。当然インストゥルメントと同じ働きをするよ。ここも混乱しやすいよね…
- Max Audio Effect
- プラグイン
- Au,VSTとある。ちょっと面倒なのが、VSTIのような楽器(インストゥルメント)とオーディオエフェクトがあるってことだね。まあ、Drumrackには関係なく入れられるよ。
- クリップ
- これはDrumRackにはなげこめない。クリップの定義は記録された信号。Audioを録音したらオーディオクリップ、MIDIを録音したらMIDIクリップになる。セッションビューやアレンジメントビューでの再生に使うと理解すればいい。
- サンプル
- サンプル。Drumhitsはドラムのサンプルをまとめたものと考えれば理解しやすいかな。いちおうAbleton Liveの定義上は未加工のサンプルってなってるよ。
まあ、驚くほど簡単やよね。
次回から編集やチョークなどの機能を説明するよ。今までのDrumrack活用法で出てきたところと重複するところもあるけれど、これは初心者向きやからね。
Drumrackわかると楽しいな!
追記:2018/11/18 Ableton認定トレーナーのakim( @akim_is )さんが、DrumRackの概念を説明してくださってとるよ。MIDIエフェクトの特性も説明してくださっとるよ。
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