押して覚えるコードとスケール ハイブリッドコードで遊ぼう | 無理ない暮らし
当ブログはアマゾンなどアフィリエイト広告を利用しています。

押して覚えるコードとスケール ハイブリッドコードで遊ぼう

スポンサーリンク
押して覚えるコードとスケール
この記事は約9分で読めます。

ハイブリッド・コードと最近?呼ばれるコードがあります。昔はそんな名前で呼ばれてなかったのに、君、そんな名前で呼ばれるようになったんやね。DX的な感じですかね…違いますか。

コード進行はDonE-F#m7-C#m7です。

サンプリングされた有名なIsleyBrothersのあれ風プレイです。

4度に5度ベースや2度のマイナーに5度ベースにするのは60年代のソウルでも結構あるけど、Isley Brothersの使い方は面白いです。

キーAと解釈してDonE(原曲ではギターは、6、メジャー7thと弾いてます。)をドミナント7thと考えて、トニックAmaj7の代理のF#m7にいく偽終止と解釈するのが一般的だと思いますが、全然そんな感じはないですね。

ハイブリッドコードの3度がない性質をうまく生かした進行だと思います。

70年代ファンクやソウルは、このオンコードを多用します。IsleyだとWork to doでもやってますね。

ドミナントの代理的に使うのは、What’s goin’ onとか、Mercy,Mercy,Meなんかでも見られます。60年代だとCurtisのImpressionsでも使っていたりもしますね。

このハイブリッドコードを挟んで、同じルートのドミナント7thを弾いてトニックに解決する例はポップスでもたくさんあります。ドミナント7thを使わずにトニックに行く方が、ファンク、ソウル、R&Bでは多いかもしれないですね。ドミナントモーションを使った解決感はちょっと古いぜという感じだったんのかなと妄想しています…

解決を遅延させるのにも使えるので、色々使い所があると思います。

ライブは鍵盤はBm7onEで解釈してるのもありました。機能的には同じなので、自由に判断してるのかもしれないですね…

ど頭にこれを持ってくるのは凄い。ハイブリッドコードを面白い使い方をしている例としては、Luther VandrossのNever Too muchやEarth,Wind&Fireの曲にもあるんですけど、イントロで特徴的な響きを強調している使い方。このあたりはポップスなどと大きく違う使い方だなと感じています。

F#m7は第一転回形。C#m7は第二転回形で弾いてます。マイナー7thコードを弾く時のスムーズなボイシングは鍵盤なら当たり前ですけど、64パッドだと発想しにくいので、覚えておくといいかもしれないです…

押さえ方

まずはハイブリッドコードの手形です。

D△onEです。ベース音はEで上にDのメジャーコードを弾いています。

構成音は、ベースがE,上にDメジャーのトライアドが乗っています。

もう1つの押さえ方です。

最低音をルートと考えるとE7(9)sus4とも言えます。メジャーかマイナーを決める3度もなく、5度もありません。トライトーンを持っていない。そして、キーAメジャーのサブドミナントのDが上に乗っているので、ドミナントとしては弱い感じがする。

他の楽器がマイナーを弾けば、全体としてマイナーとして聞こえるし、他の楽器がメジャーを弾けば、メジャーとして聞こえます。クールな感じとも、重苦しくない感じとも言えるかもしれないです。サウンドは特徴的なので弾いたらすぐ覚えるのではないでしょうか。かっこいいコードの代表例みたいなやつですね…

一般的にはキーAの場合のドミナント7thとしても使用できます。ちょっとソウルっぽくしたい時なんかに使っても楽しいですね。

このIsley Brothersのようにドミナントっぽくなくも使えるので、色々試して遊んでみたらいかがでしょうか。

キーAだとBm7onEも同じ機能になります。Eをルートと考えると、E7(9)sus4です。5度が入っているのだ、D△onEとの違いですね。なので、どっちで考えてもいいです。D△はD6やDmaj7と解釈して弾いてもいいです。

原曲では、ギターはそう解釈してると思います。

R&B,ソウル、ファンクなどはコードの解釈はかなり自由なので、この辺りも採譜やコピーしなないとわかりにくいですね…

話を戻します。こちらがF#m7です。第一転回形で弾いています。転回形というのは、コードの最低音をオクターブ上げていく形ですね。ライブ版(ブート)で鍵盤はこう弾いていましたが、もちろん、基本形で弾いても構いません。

C#m7です。

これもライブ版から採譜したボイシングにしています。これは第2転回形ですね。

2つのコードの構成音ができるだけ共通して、動きが少なくなってるところは覚えておくといいかもしれないですね。

基本形はこっちです。
使用頻度が高いボイシングはこっちです。

追記:2023/04/29

他にもハイブリッドコードを使っている例です。

Al Greenのlet’s stay togetherの一部です。

R&B,ソウル,ファンクではハイブリッドコードがよく使われますが、この曲でも使われてます。

パッドで弾きやすいように原曲とボイシングを変えてあります。 コード進行は以下の通り。 F-C(onD)-Bb-Bbm(onDb)-Am7-Gm7(9)-F-C(onE)-Dm7(9)-D7(9) どあたまはF,Bbの転回形や2度を加えてゴスペルっぽく弾いてます。

ConDのところがハイブリッドコードです。Dをベースと考えるとD7sus4(9)となります。

原曲はCの第二転回形で弾いていたので、パッドでもそう弾きました。

ハイブリッドコードとしては面白いボイシングだと思います。

6度のここで使うのは新しい感じがしますね。ジャズっぽくするなら、6度を7thにすると思うんですが。こういうところがジャズ・ファンクの人たちのカバーが多い理由かもしれないですね。

Dm7(9)からのところは動画では撮れてません。

追記:2023/05/19

Fmaj7-Bm7(onE)-Dbmaj7(onEb)-Am7(onD) です。

マイナー7thの5度下のベース、メジャー7thの全音上のよく使われるハイブリッドコードが使われている進行です。ハイブリッドコードのこの2つの使用頻度が高いです。アシッド・ジャズがお好きな方なんかはめちゃ楽しめると思います…

Fmaj7

Bm7(onE)

ベースをルートと考えるとE7sus4になります。

Dbmaj7(onEb)

ベースをルートと考えるとEb7sus4(9,13)です。

Am7(onD)

ベースをルートと考えるとD7sus4です。

追記:2023/08/25

F#m7|G7sus4(9,13)|G#m7|A7sus4(9,13)|という進行です。

「Roy Ayers味があるコード進行だけど、シンセで弾いてたやつで2000年くらいのなんだっけ」というLINEが友達から来てたので考えていたんですけど、Beanie SigelのDon’t Stopですかね…

半音進行とハイブリッドコードを合わせるとらしくなりますね。Roy Ayersならマイナーは9や11にしそうですけれど…

ポップスだとドミナントとしてハイブリッドコードを使うことが多いと思いますが、そういうのとは一線を画した使い方ですね。ブラックミュージックらしい使い方だと思います。

追記:2023/11/21

まとめ

R&B,ファンク、ソウルのボイシングの特徴としては、コードの平行移動は他ジャンルと比べるとかなり使用頻度が低いと思います。同じボイシングで動かしていくということあんまりないということですね。

ギターは構造上平行移動しやすいし、パッドももちろんそうなのですが、らしい感じにするならできるだけ移動を少なく考える必要があります。

基本形だけだと、だいぶ残念な感じに聞こえちゃうかもしれないですね…

嘘くささはリズムだけじゃなくて、ボイシングでもわかってしまう。

これは今のR&Bでもそうですね。次のコードとのつながりを考えるといい感じになるということです。

昔はEQでもQなんか細かくミックスはできなかったわけですし、成り立ってたのはプレイやアレンジで帯域を棲み分けしていたということもあるんでしょうね。

なので、こういうジャンルやる場合はとにかくコピーするしかない。

鍵盤で12キー覚えるのは大変だと思いますが、パッドならそれほど難しいことではないです。

60年代のEQなんかパッシブだし、Q幅は広かったから今のようにサージカルな処理はできない。せいぜいトーンコントローラー的なものだったわけだから、ボイシングがシビアだったのもあるんでしょうね。

レジスターが適切がどうかは今よりずっと考えていたんだなと採譜すると思います。

サザンソウルなどでは平行移動は比較的多いと思いますが、それでも他のジャンルと比べると少ないはず。それもアップテンポのものが多いと思います。フィンガリングが難しくなるからですかね…

コード進行はシンプルでも転回形を使い分けたプレイが多いです。

とはいえ、こんなのたくさん聞いて、弾いたら覚えられますよ。ハイブリッドコードで遊ぶのも楽しいですね!

Isley Brothersについても書いてあります。信じてもらえませんが、当ブログは生活ブログです…
created by Rinker
¥4,302 (2024/05/21 09:16:49時点 Amazon調べ-詳細)

スタックス・レコードの創業者のジム・スチュワートは当初は録音もしていて、卓のフェーダーを触れることすら嫌がったという記述があります。いやあ、今の考えとは真逆ですね…

劇場の跡をスタジオにしたので、録音のさまざまな工夫がされていたのも面白い。

生演奏で一発録りが多かったこと考えると、ボイシングだけではなくていろいろ工夫していたと納得しました。そりゃそうですよね…

ペットのマウスピース工夫する方がEQより効果は大きかったかもしれないですね。

クロッパーが大学で工学を学んでいて、多少の電気的な知識があったというのも知らなかった。往時のベーシストがとにかく弦を変えなかったのは60年代ソウルを好きな人はご存じと思いますが、クロッパーも全然弦を変えなかったみたいです。

ソウル好きな人には激しくおすすめ。プレミアついちゃってるのが残念ですね…

訳者の新井さんはスタックスのボックスのライナーの翻訳もされていて、素晴らしい仕事をされてます。

英語版。こちらなら安価。そんなに難しい英語ではないと思います。STAX移転後の崩壊は読んでいてしんどかったですね…

面白いエピソードいっぱいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました