Abletonで構成を作るのに便利な機能 | 無理ない暮らし
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Abletonで構成を作るのに便利な機能

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Ableton
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パッドフレンズの7gさんに質問いただいたのでいくつか便利な機能を書いておきます。

選択された範囲分の無音時間の挿入

しかし、もうちょっとこの日本語なんとかならないもんですかね…

既に構成が出来上がった曲で、ここでブレイクを入れたいなと思ったりすることはありませんか。

編集メニューに何かあるだろうと思って見ても出てこない。絶望や!大丈夫です…

4小節ループの繰り返しの間にブレイクを入れたいとする。

そういう場合はブレイクを入れたいところを選択しましょう。

「作成」→「選択された範囲分の無音時間の挿入」を選べばいいです。Cmd+Iでこのショートカットキーは覚えておくと重宝するんじゃないでしょうか。

1小節分の無音部分が挿入された。shift+カーソルで範囲選択すると正確に作れて便利だと思います…

タイムを削除

ブレイクを作ってみたものの、こんなに長くなくて良かったなということがあったとします。

2小節のブレイク、前半の1小節はいらないとする。

よし、じゃあ、いらないクリップを削除。Delキーを押せばええんやろ!と思うとこうなるわけですね。

空白ができただけ。まるで自分の人生や…

クリップは消えたものの、単に無音になっただけ。ライブセットだったら死にますね…

絶望や…

大丈夫です!DAWはやり直せます!

こういう時には「タイムを削除」すればいいんです。

動画で言う、「リップル削除」ですね。動画をAbletonで扱う人は覚えておくと便利では…

「編集」から「タイムを削除」を選択すればこうなります。Cmd+shift+delです。覚えられる余力がある人は是非。時間関係はCmd+shiftと覚えましょう。

空白が削除されて、左につめられました。

さっきは「作成」だったのに、こっちは「編集」なのと思うかもしれないですけど、既に存在するものを加工するわけだから編集です。そうしたら迷わないんじゃないでしょうか。

こういう分類が厳密なのは大陸哲学の国だからですかね…

タイムをペースト

よし、いい感じのビートを作った。でもイントロにちょっとしたフィルでも入れて始めようと思ったりすることありませんか。私は良くあります…

そしてさっきのブレイクを再利用したいとしましょうか。

もちろん、一番初めにやった「選択された範囲分の無音時間の挿入」を冒頭で実行してからコピーしてペーストしてもいいんですが、「タイムをペースト」すると操作は1回で済みます。

2回も操作したくないですよね。

ショートカットキーはcmd+shift+Vです。繰り返しになりますけど、時間関係はCmd+shiftと覚えておくと捗りますね…

はい。ここで神経質な方は、え、タイムのコピーってないの。不整合で発狂しそうとなるかもしれませんね…

そういう方は友達になりましょう。でも、神経質すぎるとお互い疲れると思うので、文通くらいからで。いい距離感、大事ですしね…

でも、これはコピーの方が便利なんですよ。全部のトラックが必要なわけではないですしね。全部のトラックをコピーしたい場合はループブレイスを使ってコピーしましょう。

理解できると安心できますね。

ループブレイスの移動はカーソルキー。長さを変える場合はcmd+カーソル。アレンジメントビューの選択はshift+カーソルなのにと絶望するかもしれないけど、覚えてください…Cmd+上下でループブレイス範囲を倍、半分にできます。これも覚えておくと便利ですね。

冒頭でペーストするとこうなります。

先ほど異なり、オーディオクリップとMIDIクリップがコピーされている。

選択した時間範囲をカット

構成はできたけど、たとえばサビから始まることにしたいとします。

無音を挿入して、いちいちコピーしてペーストしていたら面倒臭くて禿げあがってしまいますね…

そう言う時に役に立つのが「選択した時間範囲」をカットです。それからペーストすればいい。

移動したい範囲を選択して、ループブレイス上でループブレイスを選択して右クリックして「選択した時間軸範囲をカット」します。cmd+shift+Xがショートカットキー。繰り返しになりますけどcmd+shiftは時間関係と覚えておくといいですね。

貼り付けるときは、「タイムをペースト」cmd+shift+Vですね。例によって時間関係はcmd+shiftと覚えればバッチリです。

ループしたい範囲を選択。今回は5小節を選択しました。
マウスから手を離したら操作がだるいと言う方は、shift+カーソルで範囲選択してからCmd+shift+Xでカットした方が早いと思います。Loupedeckはマクロを組めるのでこういうのには便利ですよ。

こうなります。毛髪も救われましたね…

タイムを複製

曲を作った後に、この部分もうちょっと長くして繋ぎやすくしたいという場合もあるかもしれません。

そう言う時に便利なのは「タイムを複製」です。

1つ1つのクリップをコピペなんかしていたらダルすぎてやってられてない。絶望です…

範囲を選択して「編集」から「タイムを複製」です。ループブレイス上で右クリックしても選べます。

ショートカットキーはcmd+shift+D。時間関係はcmd+shift。呪文のように唱えましょう。普通のショートカットキーの複製と同じです。複製はコピーとペーストが1つのコマンドになってるものですね。

ループブレイスで右クリックするより、複製する範囲の長さをもったクリップを選択してcmd+shift+Dの方が速いです。

知っていると素早く展開を作れて楽しいですね!

追記:2023/05/02

コンピングは構成というか、フレーズを作る時に便利ですね。

追記:2023/08/18

ループブレイスの操作を覚えておくと、編集なども捗りますね…

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