ダイアトニックコードとはあるスケールで、そのスケールのそれぞれに3度ずつ重ねていったコードです。
日本語でプリーズ!と叫びたくなりますね。絶望しそうになるかもしれませんが、大丈夫です…
鍵盤を弾ける人だとスムーズに理論書を見てもわかると思いますが、譜面が読めなくて、鍵盤が弾けないとつらい。
理屈を理解したいだけなのに、鍵盤覚えなきゃいかんのかとへこたれそうになるあなた、パッドなら見てわかりますよ!
理論書を読むときに、鍵盤弾いたり、ピアノロールで確認するのが大変という方向けです。実際に音出せばすぐわかる程度のものでしかないですしね。
ダイアトニックコードとは
スケールの各音に対して3度ずつ積み重ねたコードをダイアトニックコードと言います。
メジャー・スケール、マイナー各種、ダイアトニックコードはそれぞれあるってことですね。
メジャースケールのダイアトニックコードというと、メジャースケールの音だけを使って、3度ずつ積み重ねていくということになります。だから、メジャーキーのダイアトニックコードにはsus4やマイナー6は含まれないんです。3度以外で積んでることになるので。
これで、ダイアトニックコードに使えるコードがわかりましたかね。
響きを理解するなら、PUSHやLaunchpadのスケールモードにして1音飛ばしで弾けばええってことです。難しくないですね。
ダイアトニックコードだけで曲を作るなら、4度のクロマチックを使う必要はないということです。モーダルなものやダイアトニックコードでしか作らんのよという方はこのスケールモードで問題なし。
平行調とは、同じ調性の異なる調のこと。調性とはキーのことです。
動画で説明した、CメジャースケールとAナチュラルマイナースケールは両方とも白鍵だけで演奏できる音のみを使ったスケールです。当然、ダイアトニックコードも共通したものを持っています。パッドで動画、確認してますけど、わかりましたかね。
平行調もこちらをご覧いただければわかりますかね。C=Amというのが理解していただけるのではないでしょうか…
コード名 | ディグリー |
---|---|
Cmaj7 | Imaj7 |
Dm7 | IIm7 |
Em7 | IIIm7 |
Fmaj7 | IVmaj7 |
G7 | V7 |
Am7 | VIm7 |
Bø7 | VIIø7 |
コード名 | ディグリー |
---|---|
Am7 | Im7 |
Bm7(b5) | IIm7(b5) |
Cmaj7 | bIIImaj7 |
Dm7 | IVm7 |
Em7 | Vm7 |
Fmaj7 | bVImaj7 |
G7 | bVII7 |
はじまる順番が違うだけということです。C=Amという関係になります。メジャースケールの6番目が平行調のマイナーキーになると理解すればいい。
調号は常に、メジャーとマイナーキーを持ってるということです。#が1つなら、キーはGとEmになるってことですね。
譜面の一番右側の#が半音上がったものが、メジャ−キー、bは右から2つ目がメジャーキーとざっくり覚えてもいいですね。もちろんbが一つならFは覚えるしかないですけど。
ディグリー
さっきも表をさらっと出しましたけど、そこに謎のローマ字がありましたね。もう嫌や…大丈夫です!難しくはないです。
ローマ数字でダイアトニックコードを覚えておくと移調も楽です。
例を見てみましょう。
キー: Cメジャー
コード名 | ディグリー |
---|---|
Cmaj7 | Imaj7 |
Dm7 | IIm7 |
Em7 | IIIm7 |
Fmaj7 | IVmaj7 |
G7 | V7 |
Am7 | VIm7 |
Bø7 | VIIø7 |
キー: Fメジャー
コード名 | ディグリー |
---|---|
Fmaj7 | Imaj7 |
Gm7 | IIm7 |
Am7 | IIIm7 |
Bbmaj7 | IVmaj7 |
C7 | V7 |
Dm7 | VIm7 |
Eø7 | VIIø7 |
キーが変わっても、4和音ならメジャーキーのⅡはマイナー7コードですし、Ⅴはドミナント7thになるということですね。
こう、整理すると暗記が楽だし分析も楽になりますね。1つ1つコードネームを覚えてもいいんですけど、こうやって整理するとキーを変えたりする時もこれなら瞬時に対応できます。楽できることは楽しましょう…
ただし、ちょっとマイナーは面倒なんですよ…マイナースケールは3つあるので。とはいえ、聴いたら、こんなものかという程度ですけどね。ざっくり理解したかったら、マイナー251と言われたら、2度はハーフディミニッシュ、5度はドミナント7thになると知っておけばいいです。
この辺りの基礎的なところ、記事にしてなかったのでコツコツやります…
ケーデンスのあたりでコード勉強していて挫折したという人が多かったんで、記事を書こうと思ったんですけど、まずここの説明を記事にしないと意味不明ですしね。
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