PUSH勉強会54回目
PUSH勉強会の54回目をMeguさん(@CymaSonic0 )と行ったよ。
2019年42回目。目標50回だから、残り8回。進捗率84%
9月までにいろいろ終わらせたい。
今回、PUSH勉強会53回目が抜けてるのは、53回はMEGuさんとBattery4のアサインなんかやったんだけど、54回目はかなりの情報量だったから、先にこっちを書いたほうがいいという判断だからこうなったんや。
BatteryはPUSHの場合、Drumrackでコントロールする場合ちょっと面倒くさいところがある。だから、記事にはしていくね。ちょっと待っててね。
前回のMEGuさんとの勉強会の記事はこちら
今回は、MEGuさんがコンピングって何という質問があったのでそこから説明した。
追記:2019/04/25
Battery4をAbleton PUSH2で使うための設定についての記事のリンクなどがあります…
やったこと
- コンピングとは
- コンピングのパターン 実例
- アンティシペーションするパターン
- ディレイするパターン
- スイングにおけるコンピングパターン実例
- ジャンルに特徴的な伴奏のパターンはある。
- クラーベ実例
- バチーダ実例
- セカンダリー・ドミナント
- セカンダリー・ドミナントの定義
- セカンダリー・ドミナントのテンション
- セカンダリー・ドミナントのアベイラブル・ノートスケール
- PUSHでメジャーキーを出していれば、テンションの把握は容易
- 解決するコードによって分類する
- セカンダリー・ドミナントがあるコード進行実例
- Guess I’m fool
- Ain’t Nobody’s business
- イントロの作り方
- コード進行の一部から作るやりかた
- コード進行アナリゼ
- Dm7/G,F/G
- 分数コードのベース音はコードトーンかどうか考える。
- Sus4に戻す
- ドミナント7thと置換可能
- G7sus4(9)
- Addictive Drums2の操作
- ダブルタイム
- ハーフタイム
- PUSH2で再生してアレンジメントビューに録音 Shift+Rec
- セッションビューからクリップを移動する方法
- アレンジメントビューでPUSHのDrumrackシーケンサーを使う場合
- クロップ
- ベース R+5のフレージング
- ドラム 16を基調にしたパターン
- Adictive Drums2のパターン検索
- Addictive Drums2のフィル検索
- ノンダイアトニックコードがコード進行に出てきたときの考え方
- 元のキーに寄せる意味
今回もかなりの量になったね…
MEGuさん、ダブルタイムやハーフタイムはこちらで変更できます。とても便利です…
キックのパターンで検索の仕方はこちらです。ベースとのコンビネーション考える時にも役に立ちますね。
Ableton Liveの場合ドラッグ・アンド・ドロップでいろんなものが保存できます。気に入ったパターンや整形したものを再利用しやすい形でユーザー・ライブラリに保存しておくと便利かと。
クリップの長さなどの編集はPUSHでやってもいいですね。
Clipキーを押して、LoopLengthを調節して、Cropで切り出すのも便利ですね。
もちろん、ピアノロールで変更するのもありです。
セッションビューが開いている状態では、shift+Recを押すと、アレンジメントビューに録音できます。 アレンジメントビューが開いている状態でRecキーを押すとそのままでアレンジメントビューに録音です。クリップが多い場合はセッションビューを開きながらやったほうが便利かもしれません。
今回、何もオートメーションなどいじってないですが、リアルタイムでミックスできるのがPUSHの面白いところでもありますね。
セッションビューからアレンジメントビューにクリップを移動するには、クリップを選択して、TABキーを押すとアレンジメントビューに切り替わるので、ドラッグアンドドロップすればアレンジメントビューに移動できます。
便利。「アレンジメントビューに戻る」ボタンを押すことを忘れると再生できない、絶望や…!となるので覚えてください…
PUSHでアレンジメントに録音で構成作ってもいいですし、リアルタイムでなくこうやって移動してもいいですね。
もともと打ち込んだパターンに、少しドラムを入力したい場合を想定しています。
編集したい範囲を選択。cmd+Eでクリップを分割してから、右クリックして、クロップします。
PUSHでClipキーを押して入力すればアレンジメントビューでもPUSHのドラムラックシーケンサーが使用できます。
クロップしているのは、元のデータと別個に処理したいからです。
アレンジメントビューでPUSHを入力に使うには
- Ableton Live上でクリップを選択
- PUSHでClipを押す
これでAbleton PUSHのシーケンサーが使えます。
今回の動画では前回やったように、Addictive Drums2をDrumrackでコントロールして打ち込む方法をやっています。
32ノートシーケンサーも使えます。セッションビューで入力してから、アレンジメントビューに持っていく方法もありますが、アレンジメントビューでの作業になったときにセッショビューに戻るのが煩雑な時なんかに私は使います。
わかったこと
前回までで、ちょっと外部ドラム音源をPUSHで使う方法だったり、音源のパラメーターの意味をやった。
引き続き作りながら一緒に考えようというのをやってみた。操作ではなく、完成物を毎回作っていくという形だね。
MEGuさんは本当に勉強熱心で、ピアニストのお友達にコードを弾いてもらう機会があったと。その中でコンピングという言葉を聞いたっておっしゃるんやよね。どういうものですかと。
コンピングは即興性がある伴奏。
アンサンブルで演奏する時にリズムパターンを選択するようなもので、言葉で聞くとちょっと小難しい感じがするけど、聞いたら別に何ということはないんやよね。
チャールストン・リズムとか代表的なパターンをちょっと説明。
ちょっと前に買ったこれは、代表的なパターンがあるから、コードを覚えたら少し練習してもいいかもしれないというのを話した。
とはいえ、もうここまでやると作曲のためというのを超えているからね…
徹底的にやりたいなら、これかな。
ただ、伴奏する時によく使われるリズムパターンを知っていたら、それは作曲のときにも役に立つから、こういうのは部分的に使うならずっと使えるネタ帳としては役に立つ。
プレイヤーとコンポーザーでは考えも違うし。
ただ、PUSHだったりライブだと、アンティシペーションが入っているようなリズムでも打ち込みしやすい。演奏で使えるようにするには本当に徹底的にやる必要があるけど、作曲に使うなら知識として知っていればいい。
特にスイングのリズムなんか、ファンクに応用したり、キメを作ったりするのにも役に立つしね。
知っておいて困ることはない。
覚えたコード進行で、リズム・パターンを練習するのは楽しいしええよね。
ベースに関しては、16分音符でキックが出てきたパターンからベースラインを考える方法に入った。
MEGuさんは入力ももう早いけど、今回のAD2でキックのパターンを検索する方法を覚えたら、リズムパターンそのものの学習も早くなる。
MIDIデータをPUSHでみたら、譜読みも早くなるし。
後はやっぱり地道に知識を積み重ねることの重要さを感じたね。
今回、イントロを作ろうということでもともとあるコード進行をイントロに変換するような手法をやってみた。
MEGuさんに、これ、セカンダリー・ドミナントになってますよねとか改めて分析してもらった。もう、しっかり勉強されてるから理解できるんやよね。どんどん吸収が早くなる。
理屈がわかったら、同じものを見ても理解度は全く異なる。理屈が理解できるというのは分類できるということ。
別にコードやスケールの知識なんか学べば誰でも理解できる。それは別にすごいことでも何でもないと思うよ。単なる知識だから。
字は読めるのがいいのに決まってるよね。
楽器や譜面が苦手だと勉強はしにくい面はある。でも、Ableton PUSHとAbleton Liveあったらかなり学びやすいよ。
MEGuさんみると、PUSHを使ってやったら大人になって楽器ができない人でも学べるってことがよく分かると思う。
もちろん、MEGuさん、しっかり練習もされるし、勉強熱心ってことが一番大きいけどね。
生活がある中で音楽を学びたい人が学べるツールとして、Ableton LiveとPUSHは優れているよ。
『かっこいいコード進行108』のコード進行を素材にして考えるというのをやったんだけれど、これ基本的に8小節進行になっているんだよね。
ループ前提ってことは、頭のコードに解決するように最後の小節はなっているわけだから、そのまま応用できるよね。
ジャズだと、3625とかドミナントモーションの連続とか、イントロを作る技法はたくさんある。そういうの、そのまま使えるかどうかは別だけど、実際に使って作ってみることで使えるようになるよね。
毎回新しいことを考えるのも大事だけれど、毎回同じやり方で作ることは、習熟度を高めるやんか。
別コード進行でコードのそのまま弾かなくても、コードトーンを意識したリフを作るとか、いくらでもやり方はある。
なんというか、最終的にはその人の好みではあるけれど、考え方を学べばいろいろ応用できるしね。
いよいよアレンジメントビューを使ったり、PUSHの機能と組み合わせたりして、長めの曲を作ったりするのにも挑戦するのに入った。いろいろ楽しいところやね。
セカンダリー・ドミナントを二次代理ドミナントにしたり、ドミナントのツー・ファイブ化などコード進行のテクニックも入れる。
まあ、今回F/Gなんかやったから、やったとしても、ああ、そういうことかぐらいで行けるはずや。
でも、これはひとつひとつボイシングを覚えて、コードを弾いて、サウンドを覚えて、度数を言えるようにして、音名を言えるようにするという地味な作業をMEGuさんがしてくれたからやな。
いつまで勉強会が出来るかは正直わからない。
けれど、半年あったらハーモニー、スケール、リズム、PUSHやAbleton Liveの操作。よく使うプラグインの操作、シンセやエフェクトの基礎知識は学べるということやよね。そういうのを示せるとええな。
そうしたら後はずっと自力で学んでいける。自力で学べるならどんな状況でも音楽は続けられるやんか。
B.Bキングの言葉で好きな言葉があるんだよね。
The beautiful thing about learning is nobody can take it away from you.
学びの素晴らしさは、誰もそれをあなたから奪えないことだ。
生きてればいろいろあるけど、学び続けられたらええね。
Ableton PUSH2、楽しいな!
いろいろシンセやエフェクターなどを操作していくのにあたって、これを使って確認していこうと思ってる。
Kindle Unlimitedなら読める。コストが安いとさ、全部使わなくて一部だけ見てくださいとか出来るからええよね。自分でこんなサイト作っていて何だけど、書籍より効率良くは学べないからね…
PUSH勉強会について
PUSH勉強会は、私うりなみが主催する勉強会です。いろいろAbleton PUSHで遊びましょう。
費用は無料。オンラインのみです。申込みは、ブログかツイッターのDMで。
PUSH1でもそれ以外のMaschine Jam、AKAI FORCE、LaunchPadなども大歓迎です。64パッドでコードやスケール学びたいという人も是非。
いずれもAbleton Liveのコントローラーとして使えますしね…
勉強会終了後に、復習記事を作成しています。この記事もそうですね。
PUSH持ってない人でも大歓迎、どんなことができるかわかったら楽しくなりますよ!
打ち込みも演奏もできるAbleton PUSH2は楽しいですね!
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