ようやくスギ花粉が減ってきた。
まだヒノキ花粉があるから体は楽とは言えないのだが、アレルギーが軽くなると気持ちも軽くなる。
窓ごしに眺める新緑も日々深さをまして美しい。
そんな時に何を作るか。
ニュースで桜えびの漁が始まったと聞いた。
では、桜えびを使った中華丼を作ろう。桜えびがあると旨味が増すのだ。
材料
- 酒 作る時間がないからと言って酒を飲まなくていい理由にはならない。
- 豚肉 適当
- 桜えび 適当
- ガラスープ 適当
- オイスターソース 適当
- 醤油 適当
- 砂糖 適当
- 水で溶いた片栗粉
- しいたけ 適当
- 白菜 適当
- 人参 適当
コツは、火が通りにくいものから入れること。
野菜を切ります。
香りが出るまでニンニクを炒める。好みでごま油にしても良いだろう。
しいたけを加える。基本的に香味野菜は油に成分を吸わせると考えるとレシピを暗記せずに済む。
肉を炒め、肉に火が通ってきたら日の通りにくい野菜から入れる。
白菜も、茎の方から入れる。
桜えびを投入。ガラスープ、オイスターソースなどを入れる。甘みがほしければ、砂糖。色はオイスターソースでもつくが、醤油が欲しかったらいれてもよいだろう。
多少蒸すと、無水に近い形で調理できる。最後に水で溶いた片栗粉をいれて、なじませる。
完成である。コーンなどいれても良いだろうが、まあ、豚肉と白菜があれば中華丼と言って問題あるまい。
見た目はあれだが、しみじみ旨いのである。
考えれば当たり前で、豚肉、オイスターソース、桜えびなので、ガラスープと肉系のだしに複数の魚介類の出汁が加わっているのでまずくなりようもない。
桜えびとしいたけが加わることで、味にも奥行きが出るのである。
桜えび、小さいが働きは大きい、憎いやつなのである。
では、飲みながら音楽を聞くとしようか。
では、小さいでイメージできたので、Randy Newmanを聞こう。
Randy Newmanと言うと、映画音楽の人というイメージがあるかもしれない。
トイ・ストーリーという映画をご存知の読者もいるだろう。あの作者である。才人なのである。
どうでも良いが、甥がちびっこの頃、トイ・ストーリーを二人で見ていたら「うーさん、もう、このミッキーいらないから、バズ買って」と言って慄然としたものである。
「え、お前は何をみてたんや!」
「かわいいから」
カワイイは無敵って、そういうことなんか!
深いレベルでクールジャパンを理解したのである。
まあ、子供は大人の作った物語など無視しますよね・・・
Short people got no reason
Short people got no reason
Short people got no reason
To liveThey got little hands
And little eyes
And they walk around
Tellin’ great big lies
They got little noses
And tiny little teeth
They wear platform shoes
On their nasty little feet
もう、訳してええんやろうかという歌詞である。でも、ええ曲なんや!
背が低いやつらは、生きる価値なんかない*3
やつらは手が小さくて、目も小さい。
うろつきまわって嘘ばっかり
鼻も小さいし、歯も小さい。
言いたい放題である。ここまでだったら。
Well, I don’t want no short people
Don’t want no short people
Don’t want no short people
Round hereShort people are just the same
As you and I
(a fool such as i)
All men are brothers
Until the day they die
(it’s a wonderful world)
だから、背が低い奴らはいらないんだ。*3
背が低い奴らは君や僕とおんなじさ(僕と同じくらい馬鹿だ)
みんな兄弟姉妹だよ。死ぬまで(素敵な世界だろ)
コーラスは、イーグルスの連中とJ.Dサウザーがやっていて、すごい豪華なのである。ライ・クーダーと共演していることも多い。
ちゃんと理解力があれば、差別に関して、ユーモアを持って返しているのが分かるだろう。
でも、英語がわかっても歌詞をわからない人はいっぱいいたようで、当時のアメリカでも多くのラジオ局で放送禁止になったらしい。
まあ、差別する人をおちょくっても、手段がこれじゃ怒られますわ…
そう思う一方で、ランディ・ニューマンはそうなることを見越していたようにも思える。
別に、ショートピープルを病気と置き換えても、貧乏と置き換えてもいいだろうし、LGBTにでも置き換えることはできる。
目線をずらすこと。乾いたユーモアで現実に抗すること。
自分は、こういうミュージシャンから学んできた。
甥は英語が出来ないが、「ランディ・ニューマンの歌詞はわかった」と言っているので、まあ、単純に英語わかるより文脈を読み取る力がついて来たのはええことかなと思う。
あ、中華丼?普通に美味しかったですよ!
みんな生きやすいといいですね!
コメント