Touché SEは奥深い

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機材・ソフト
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Touché SEを導入してしばらくが経ちました。まだまだ使いこなしているわけではないのですが、使っているうちに面白さがわかってきました。

なぜ導入したのか

私のメインの入力デバイスはAbletonPUSH2です。

PUSH2はLIVEのコントローラーとして非常に高性能。

なんですけど、タッチストリップでピッチベンドとモジュレーションホイールを切り替えなきゃいけない仕様なんですね。

どんなものもできれば演奏して入力してしまいたい人間にとって、これは厳しい…

以前もこのことについて書きました。

Ableton PUSHに望むこと
Ableton PUSHに望むことこれだけAbleton PUSH2を触っていると、こんなのがあったらもっと使いやすいのになと思うことがある。特に、こういうパッド研究会とか勉強会やってると、色んな意見聞けるからね。パッド研究会では64パッド

慣れるとパッドも鍵盤的に弾けます。省スペースでミックスも出来る機材ということで使い始めたんですが、鍵盤的なプレイもやってみたら出来た。オーディオインターフェースを除いたらハードはPUSHだけという使い方をしばらくして慣れました。


パッドで弾くと鍵盤の手癖が抜けて面白いというのもあります。浪漫ですよ…

また移動が多くなるかもしれない。そういう時に鍵盤を持っていくのはしんどい。パッドは省スペースですしね。

ピッチベンドとモジュレーションホイールがほしいだけで鍵盤を持って行くのはきついですからね…

それならTouché SEはぴったりだなと。

TouchéとTouché SEの違い

Touché SEとTouchéの大きな違いはハードのコントロールが直接できるかです。荷物を少なくしたい私にはTouché SEで充分です。

質感はTouchéの方がリッチですけど、スキンが欲しかったら、Expressive Eのサイトで取り寄せられます。変えてもいいな…

メリット

使ってわかったメリットはたくさんあります。使いこまないと面白さがわからないタイプの機材ですね…

はじめはピッチベンドとモジュレーションホイールだけ使えたらいいやと思っていたんですけど、色々可能性が見えてきました。

プラグインの機能を最大限に引き出してくれる

TouchéにはLieというTouchéをコントロールするソフトが付いています。これにプラグインを読み込んでパラメーターをコントロールするようになってます。

これが凄い。掛かり方が気持ちいいように調節できます。

コントロールソフトLieの画面

MIDI CCのパラメータ、かかり方のカーブを変えることが出来ます。ExponentialやLinearなどに変更できます。

うまく調整するとギターやシンセのポッドみたいな感じで、最後だけ急激にエフェクトが掛かるようなコントロールも楽勝です。エフェクトがかかりすぎるなら最小値、最大値なんかも変えられます。このあたりは使ってみないとわからないところです。本当に気持ち良く掛かるように設定できます。

Touché本体も感度のコントロールがつまみで出来ますし、スライダーで横方向の動きも物理的に動きも変えられる。

これが本当に楽器のように感じでコントロールできるんですね。

動画では、モジュレーションでビブラートをコントロールしてるんじゃなくて、ピッチベンドでビブラートを掛けました。それこそ、弦楽器の発想ですね。

プラグインが実機のような感覚で弾ける。まだ調整追い込めてないし、練習も十分できてないからひどいものですが、使いこなしたら凄い表現力だと思います。

特に弦楽器のプレイヤーはビブラートをモジュレーションで掛けるんじゃなくて、ピッチベンドでコントロールできたりするのは楽しいんじゃないかと思います。微分音も弾けます。ブルーノートなんか正確に弾けるのは気持ちいいですね。

ジョイスティックでも出来ますけど、ずっと弦楽器の感覚に近く弾けます。

massiveやSerumなんかのプリセットもExpressive Eのサイトでダウンロードできるので、お手持ちのプラグインがあったらもっと楽しめるかと思います。

他のプラグインをLie上で立ち上げて、それぞれのパラメータをSpeedmappingというので簡単にTouchéでアサインできます。

ストリングスの打ち込みが楽しい

Expressive E純正でTouché専用のArchéというストリングスのプラグインがあります。なかなか凄いです。モデリング音源です。

コントロールは簡単ではないんですけど、慣れてくると鍵盤でエクスプレッションペダル使ったり、オートメーションを何度も描いたりするのに比べて段違いに楽に作れます。

音出すのにTouchéをちゃんとボーイングするように動かさないと音が出せないという…

プラグインなのに技術がないと音がまともに出せないのは面白いと思いました。

これもレビューしようかな…

一応動画を撮っておきました。ストリングスはArchéでやってます。ちゃんと感度の設定を追い込んで練習したら、相当面白いことできそうですね。

Ableton PUSH2の機能を拡張できる

ピッチベンドとモジュレーションホイールの機能をTouché SEにさせたかったわけですけど、それも問題なく出来た。

全然別物の操作性です。

ジョイスティックでも同じようなこと出来ますけれど、遥かに細かくコントロールできます。これは店頭でぜひ実物触ってもらいたいですね。

多くのシンセはモジュレーションホイールにいろいろアサインしてあるわけだし、専用ソフトを使わずとも遊べます。

Touché MIDI mappingというものを使うと、アサインしたトラック以外のパラメーターも動かせる。AbletonのMIDIラーンも使えるし、思っていた以上に面白いですね。Abletonユーザーには特におすすめです。とは言え、MaxFor Liveのものなので、Suiteにしか使えないのが残念なところです…

物理的な調整が簡単

これは大事ですね。横方向の動きのタイトさを調節できるんですが、より楽器的に扱いたい場合、調整は簡単に出来るといいですよね。

スキンは簡単に取り外せる。

スキンは簡単に取り外せます。マグネットでくっつく形になっているので、全然力がいらないです。こういうコントローラー、ともすればレンチが必要だったり、ドライバーが必要だったりすることが多い。

でも、シンセや音源タイプによってタイトに動くのがいい場合と、ルーズな方がいい場合で調整は変えたほうがいい。こういうのが簡単にできるのはありがたいです。

付属の音源で遊べる

付属の音源はUVIが付いていて、Touché SEでコントロールできるようになってるんですね。4方向をモジュレーションやピッチベンド以外にアサインする時の参考になります。

どうすればいいかというのははじめイメージできなかったんで助かりました。

後、デモを見ていて、叩くことで音が出るのが不思議だったんですが、ハイパスとローパスが掛かってる設定で、押さえると両方とものフィルターが開くから音が出るんですね。簡単なアイデアですけど、設定を見るまでわからなかった。

とメリットもたくさんあるんですが、高機能なだけに面倒なところもあります…

デメリット

設定は煩雑

設定は簡単とはいい難いですね。Lieを通じて使うだけなら全然難しくないんです。

が、モジュレーションやピッチベンドとして汎用的に使いたい時はLieを停止しておく必要がある。で、Abletonの場合、MIDIのリモートをオンにしないといけない。

まあ、汎用的なMIDIコントローラーとして使う人は少数かもしれないか…でもパッドで演奏をしようと考えていくと、考えざるを得ない。

Touché使うならLie上で立ち上げればいいと言う考えもあると思います。

でもモジュレーションホイールにはじめからいろいろアサインされてるシンセなんかは多いわけじゃないですか。

そのためだけにわざわざLieを立ち上げるのは面倒ですね…

汎用的なMIDIコントローラーとしてして使いたい時はLieでピッチベンドの設定をして、本体に保存する必要があります。

ピッチベンドを使わない時はLieを立ち上げて、ピッチベンドを利かないようにして保存しないといけないです。

ちょっと面倒くさいですね。日本語のマニュアルには乗ってないんですよ。本家のサイトのQ&Aのところに乗ってます。ちょっとだるかったです。

iLokを使わなければならない

デメリットってほどデメリットじゃないですけど、認証外れたりする時面倒くさいですね。Archeのインストールがだるかったです…

プラグインによって設定が煩雑

Lieのspeedmappingで全部設定できたら問題ないんですが、出来ないものもあります。それだと汎用MIDIコントローラーとして使わなきゃいけない。いちいち判断するのが面倒くさいです…

まとめ

とは言え、ストリングスやシンセを有機的なサウンドにしたいと思う時、これほど身体性を失わずに使えるMIDIコントローラーだと思いませんでした。使い慣れたプラグインが全く別物に感じるのは面白い。

Touché MIDI mappingや、汎用MIDIコントローラーとして使ったら、楽器以外の外部のエフェクターのコントロールなんかもに使えますし、LIVEのコントローラーとしてもいいと思います。

いろいろ揃えてきたMIDIコントローラーと組み合わせると、非常に快適です。

MPE対応のLinnstrumentという200パッドの機材を買ったから、これは使わなくなるのかなと思ったんですがそんなことない。叩くことで上方向と下方向のMIDICCが送れる。他の機材ではできないことです。ピッチベンド、モジュレーションをLinsturumenntで掛けつつ、3つのMIDICCをTouchéで送るというハチャメチャなこともできます。

実験中ですけど、とんでもないことできますね。

今後鍵盤は絶対に弾かないと決めたので、使い倒して研究していこうと思います。

ハードは持ちたくないけど、つまみがほしいという時は、LaunchControlXLでマッピングしてもいい。PUSHもパラメーターが少ないものは自動でマッピングされるんですけどね。それでもシンセで音作りする時につまみで出来ると楽しいです。

エクスプレッションペダルはiRig Blueboardに繋げばいい。省スペースなシステムが出来たと思います。

いま、そんなに音源のプラグイン、欲しいとは思わないんですけど、Falconは欲しくなりましたね。Lieで簡単にマッピングできるならめちゃくちゃ楽しいでしょうね。

ずっと楽器で演奏して作るということに拘ってきました。

自分にとっては後でピッチベンドを入力したり、モジュレーションを入力するのは、多くの場合不自然に感じてきました。脳筋なので…

楽器を演奏するアーティキュレーションで演奏したかったわけです。それを叶えてくれたのがTouchéです。
まだまだ調整やプラグインの設定なんか覚えることはありますけど、出来ることが格段に増えた。

楽器だなあと思います。Touché、楽しいですよ!

コメント

  1. 欲しいものリストの商品ってどうやって送るのでしょうか?

    • 公開してあるほしい物リストから選んで購入していただければ、届くと思いますが、お気持ちだけで結構ですよー。読んでいただいているのが励みになっておりますので。ありがとうございます…

  2. はじめまして、いつも勉強させてもらっています!

    https://youtu.be/H3zbfG3eQnI
    PUSHでギター音源を気持ちよく弾くためにTouché とNEOVAとで迷っているのですが…導入にあたってこちらも検討されましたでしょうか!

    • にょふさん、はじめまして。

      はい、検討しました。Neovaもレイテンシーが少なくて良さそうですよね。touchéと違って、片手を取られる事がないのはメリットだなと思いました。

      ギター音源を弾くと考えるとどちらも普通のピッチベンドやモジュレーションホイール、ジョイスティックよりらしい感じで演奏できると思います。

      私は叩くと言う動作や、足でコントロールすることをしたかったんですね。ワウペダルやボリュームペダル的に使う可能性も考えたので、neovaではなくこちらを考えました。

      どちらも普通よりずっと表現の可能性が高まると思いますよー。汎用的に使うなら、neovaの方が設定がシンプルで良いかもしれないですね。

      • うりなみさん

        早速のご返答ありがとうございます!
        とても参考になりました!
        touchéの足でもコントロール可能という点は考慮していませんでした。
        ストラミングなどは足でストロークをコントロールした方がneovaよりギターに近い感触で弾けそうな気がしますね!

        どちらも違った魅力があって悩ましいです…笑
        あとは実機にも触ってみて検討してみます!
        neovaはなかなか置いてないですが……

        • にょふさんのお役に立てたのなら嬉しいです。

          実際、こう言うコントローラーはプレイヤーにとってあう、合わないはあると思いますので、店頭で試奏できると良いですね。

          Touchéが素晴らしいのは、トルク感というか、横方向の動きを物理的に変えられることや、最小値、最大値を設定できることなんですね。

          カーブを変えられるのもアーティキュレーションをコントロールするのに役立ちます。

          なんというか、プラグインが楽器になる様な操作感です。使い込んでいくと、うまく馴染む様な調整が出来ます。このしっくりくる感じは素晴らしいと思うのですが、使い込まないとわからないタイプの良さだとも思いました。

          にょふさんも、どちやかまたご購入の時は使用感をぜひぜひ。

          • なるほど〜、自分で使い込んでみて良さが分かってくる機材なのですね…奥が深くて楽しそうです!
            Touchéの購入に気持ちがだいぶ傾いています!笑
            はい、どちらか購入したら感想をシェアさせてください。
            そして私もいま大阪在住なので機会があればセッションさせてください〜。

  3. 省スペースならNeovaですよねえ。鍵盤弾くのをやめてなかったらNeovaも買ってたかもしれないです。笑

    お、大阪にお住まいなんですね。

    それならセッションやりましょう。ぜひ。Touchéも持っていきますよー。購入前に試された方が満足いくことになると思いますし。

    このご時世だから、沢山の人で集まってセッションと言うのは難しいでしょうけど、小規模にやっても良いですよねえ。

    PUSH勉強会もずっと続けておりますのでよかったらぜひ、遊んでください!笑

    • ええ、両方買うのが第3の選択肢ですね。笑
      どちらも気になってるのでそうなる未来もみえます…。

      本当ですか!?PUSHと併せて使用する感触を試してみたいのでぜひお願いしたいです…。
      パッドフレンズが周りにいないので小規模のセッションでも大喜びで参加します。

      PUSH勉強会、まだ参加可能でしたか!
      去年購入したのですがもうやめられたのかなと勝手に残念がっていました…ぜひお願いします〜〜!

      • はい。両方ともメリットありますもんねえ。

        はい、機材も使ってる人に聞くと出来る事も増えますし、自分への向き不向きも分かりますよね。実際自分のシステムで使って初めてわかる事ありますし…

        大阪は全然土地勘もないし、音楽関係の知り合いもいないのですが、募集を募ってみますね。人が多ければそれだけノウハウも集まりますし、それがきっかけで音楽続けられる方も増えると思いますし。

        はい、サイトは更新してなかったんですけど200回はやりましたね。笑

        また、にょふさんがやりたいことおっしゃっていただいて、それでやる事考えましょうか。またまとめ記事書いて行っても良いですし。

        わからない事あったら、気兼ねなくおっしゃって下さいね。私でわかる事ならお答えしますので。

        場合よっては二人でパッド研究会は結構しましょうか。それもまた楽しいものです。笑

        • 演奏スタイルなどで機材にも向き不向きがあるのは痛感しますね。。PUSHのポテンシャルの1/10も使いこなせていないと思います。。

          募集ありがとうございます。大阪で色々な音楽やっている方と交流する場を探していたのでワクワクします。

          200回は凄まじいですね…本当にうりなみさんはパッドの伝導者です…。去年からDTMをはじめて以来、こちらのブログにお世話になりっぱなしです。
          はい、ぜひ勉強させてください!

          さっそく質問よろしいでしょうか。
          実はすでに一つ、どうしてもやり方が分からないがPUSHで使えるようにしたい機能がありまして…。

          https://youtu.be/g1xVfWmFNoU

          AKAI FORCEにあるMPCの16 LEVELを64パッドで使用するという機能です。サンプルのチューニングを直感的に変えて遊べるのでFORCEで愛用している機能です。
          PUSHでも同じように出来ないかなーと調べているのですがなかなか方法が見つけられず苦戦しています。代替方法についてご存知でしょうか…。

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