高円寺 抱瓶 もっちりした紅芋の団子が美味い
お盆休み真っ最中である。が、仕事はある。休みはない。まとまった休みでも作って旅行にでも行きたいところだ。仕事が存在しない国に行きたい…
が、仕事がない国ってマジで地獄だなと考え直す。
そんな時はどうするか。
旅行気分を味わえるお店に行けば良いのである。
ライフハック。現実逃避とも言う。
高円寺に行く。高円寺も日本のインドだから異国と言えば異国である。
やって来ました抱瓶に。昔高円寺に住んでいたときにもよく行ったお店である。
くつろげる空間。
なんでもうまい。
わたしはビール。彼女はシーカーサーのサワー。
海ぶどう。彼女が頼んだ。
餃子棒?彼女が頼んだ。
ゴーヤーチャンプルー。彼女が頼んだ。
かつお節たっぷり。ゴーヤーチャンプルーも店によって特徴があって楽しい。
ジーマミー豆腐。わたしが頼んだ。
生姜が良いアクセント。昔もよく頼んだ。優しい甘み。
キビナゴ。わたしが頼んだ。
ソーキブニ。彼女が頼んだ。
うまい。歯ごたえがあって豚の旨味がたっぷり。昔食べきれなくて持って帰って、一緒に生活していた猫と食べたのを思い出した。
沖縄そば。トンコツの味もかなりある。かつお味が加わって、濃厚だがキリッとした味もあるスープ。うまい。彼女が頼んだ。
豚は沖縄の豚を使っているようだ。豚を食べる文化があったからなのだろう、肉料理は本当に洗練されているといつも思う。
餃子も食べないとねと彼女が頼んだ。
さっばり理解できないが、もぐもぐ食べているので良しとする。
そういえば、あなた、よくお腹痛いって言うじゃない。
え、そう。
うん。
なんか悪いもの食べたかなって。結構言ってるけどわかったよ。
え、なに。
お前は腹ペコあおむしか!食べ過ぎや!
気がつかなかった。でも、運動してるから食べないといけないよね。運動後24時間はタンパク質の合成が高まってるんだから。
まあ、そうね…
すいませーん。
サーターアンダギー。彼女が頼んだ。
スイーツは心の栄養。カロリーなんてことを考えていたら、気分転換に来たのに、全然気分転換にならないじゃん。いつも効率とか考えてるんなら、割り切らないと!
いや、そこまで割り切らんでも…
難しい顔しても、仕事終わらないんでしょ!これも美味しいね。ちゃんと糖質も取らないと。ちゃんとアミノ酸を筋肉に送り込むためにも必要。勉強した!
はい、そうですねえ。終わりませんねえ。まあ、そうだけど…
食べきれないなら、私が食べる。残したら可愛そう…すいませーん。
紅芋の胡麻団子と紅芋のブルーシールアイスクリーム。彼女が頼んだ。
明日もケトルベル頑張ったら毎日食べられるね!せっかく気分転換だから、その土地のものを食べないとね!
そうね…
彼女は酒がそんなに強くないので、サワー一杯でご機嫌である。
これ、ホクホクしていて美味しいね。毎日が夏休みだったらいいよね。
そうね。
聞いてるの。
君は悪くない。
は?!
「わかる。君は悪くない」の二言で会話は成立するとネットに書いてあったのを読んだので実践したのだが、やはりこの二つだけでは無理なようだ。学びを得た。
すまんすまんと謝りながら部屋に帰ってきた。
うう、お腹が苦しいと言って横になってぐーぐー寝ている。
過去から学習しない女である。お前の名前は今日からあおむし子だと心に思う。
まあ、でもありがとう。一人で食う飯も楽しいものだが、美味しそうに食う人間がいると、それだけでも気持ちが晴れる。感謝している。
あおむし子だけどな。
さ、もうちょっと仕事がんばりますかね。
ごちそうさまでした、また、来ます。
夜総合点★★★☆☆ 3.8
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