叩いて覚えるコードとスケール 第17回 ドミナントモーションの代理 Ⅶdim7の活用例



 

さ、叩いて覚えるコードとスケールのマイナー編も終わりに近づいたな。

ワシとしては、細かい理論とかよりパッドフレンズのツールが増えたらええと思ってるのね。叩いて音を理解したら、鍵盤なり、Ableton PUSH2なり、Maschine JAMなりで自分なりに弾いて作ったほうが効率はいい。

新しいことを学ぶのは大変やよね。学校や仕事、みんなあって音楽やってるやん。ピアノやギターはハーモニーを理解するには便利よ。でも、これコードを弾くだけでもすごく大変なんやよね。ワシ、ドラムから転向してギターやって、必要やったから鍵盤やったんよ。まー、泣きそうやったな。

MaschineやAbleton PUSH2のダイアトニックを選べるモードは利点がある。演奏が圧倒的に簡単だから、響きを覚えることができる。

これって、凄くメリットあるんよ。演奏技術と理解は別に進歩できるからね。実際、この講座で取り上げている譜例とか、全く鍵盤やったことない人がやろうとしたら、かなりしんどいと思うのね。

でも叩くのやったら耳は鍛えられるから。演奏技術なんか一日で身につくことはないやん。でも、頭は進歩させられるからね。

実際、成人してから新たなものを身につけるのは出来るけれど、難しい。これは単純に投下する時間が減るからや。そう考えると、理論はこういうゆるい(ゆるくもないか、すまん…)のでもええのよ。出来る範囲でちょっとずつでええと思うよ。

わからんかったら何回もどればええからね。

さ、じゃあマイナーのドミナント・モーションの応用例を見ていこうか。

G7-Cm

こういうのがドミナント・モーションやったね。

コードネーム Cmmaj7 Dm7(b5) Ebmaj7(#5) Fm7 G7 Abmaj7 Bdim7
構成音 C,Eb,G,B D,F,Ab,C Eb,G,B,D F,Ab,C,Eb G,B,D,F Ab,C,Eb,G B,D,F,Ab
構成音を度数で表すと R,m3,5,M7 R,m3,b5,7 R,3,#5,M7 R,m3,5,7 R,m3,5,7 R,3,5,M7 R,3,b5,7
ローマ数字表記 Ⅰmmaj7 Ⅱm7(b5) bⅢmaj7(#5) Ⅳm7 Ⅴm7 bⅥmaj7 Ⅶ7dim7
コードの機能 トニックマイナー サブドミナント・マイナー サブドミナント・マイナー サブドミナント・マイナー ドミナント サブドミナント・マイナー サブドミナント・マイナー

ハーモニック・マイナー・スケールで見てみた。

平行調については軽く解説しておこうか。Cメジャー・スケールとAナチュラル・マイナースケールは構成音が同じやったね。

こういう関係を平行音階という。英語やとRelative Scaleという。キーでいうと、平行調、Relative keyという。

まあ、簡単に言えば、マイナーキーの場合、短3度上(一音半高い)のメジャー・スケールが平行調ってことやね。

なんで、ちょっとわかりやすいようにキーを変えて考えるよ。

キーをAmで考えてみる。Aハーモニック・マイナーね。

 

Ammaj7 Bm7(b5) Cmaj7(#5) Dm7 E7 F7 G#dim
TM SDM TM SDM D SDM

そうするとさ。AmとCって代理できる。

ドミナントから、トニックの代理コードに行くのを偽終止って言ったよね。

ということはキー、AマイナーからCメジャーにこうやって転調できるってことやね。こうのもありやね。トライアドで弾いてみて。

E7-C

でマイナーからメジャーに転調することが簡単なんや。

ちょっと他のキーにもなれてもらうためにAマイナーで考えようか。

E7-F#m7b5

というのもあるな。これもうちょっと説明しておくと。メロディックマイナーで考えたら分かるかな。Aのメロディックマイナーだね。

Ammaj7 Bm7(b5) Cmaj7(#5) D7 E7 F#m7(b5) G#m7b5

Ammaj7のトニックと、F#m7(b5)は代理関係にあるのは構成音をみたら分かるかな。

な、近いやろ。

まあ、理屈からいうと、メロディックマイナー上でのトニックへの偽終止ってことになる。まあ、これはあんまり使わんと思うけど、使わないわけじゃないから、試してみてね。

まあ、テクニックとしては、短3度上(一音半高い)のメジャー・キーに転調できると理解しておけばええからね。それだけでも広がるよね。

そしてⅦdimの解説をしようか。ハーモニックマイナーのⅦはディミニッシュやったね。

ディミニッシュについてはまた細かく説明するけれど、半音上に繋ぐのに便利なコードなんだよね。

キーCmでやってみようか。

Abmaj7 Bb7|Bdim7 Cm7

2小節目は2拍でコード動いてるからね。譜面使わないための苦肉の策や… 全部ピアノロールみせたらええんかな。また考えるね。

 

ね、スムーズに繋がるよね。ボサノヴァとか昔のスイングとかだとかなりディミニッシュは使う。ホーンのアレンジでも半音でつなげるときなんか、ディミニッシュに使うとつながりやすい。

ベースが半音で上がっていくところなんかドラマチックやね。

ちょっと構成音を見てみようか。dim7というのは本当に面白いコードなんよ。

はじめがBdim7 次がBdim7にGのルートを足したもの。そうするとG7(b9)になる。実際にはこう使うのが多いんじゃないかな。ワシはドミナントのバリエーションとして捉えてるよ。ワシは、Ⅱm7(b5)-V7(b9)というのが来ると、凄くブルージーな感じを受ける。まあ、それはさ、Abというサブドミナント・マイナーの特徴となるb6があるからやね。ワシは、Abをそう感じる。

これ、こういう音は自分にはこういう光景が見えるとか、こういう感情があるって理屈付けしてるだけよ。そうすれば分析は簡単になるやろ。自分なりのイメージは大事やな。

さて、話を戻そうか。ということは、さっきのBdim7-Cm7はルートがないけど、半音上のCに対するドミナントモーションになるってことや。

ディミニッシュは凄く使い所がある。G7の代わりに使うとこうなるね。

 

Dm7(b5) Bdim7 Cm7

 

 

ね。機能するでしょ?もちろん。Cm7をEbmajにしてメジャーに転調して「どこにいくの!あなた!」という感じにもできるな。

さ、一応これでマイナー編は終了。テンションに入るか、スケールの説明に入るかはまた考えるな。

おつかれさん。

これで、メジャーとマイナー終了。しばらくはちょっとコード進行を広げるためのセカンダリー・ドミナントとか、ドミナントの特殊例をあげる。ここまでの知識でもそうとういろんなもの作れるはずや。テンション、チャーチモード、ペンタトニック、ディミニッシュ、ホールトーン、ここいら辺かな。

どのスケールが使えるかもやる。パッドでの即興も頑張ったら結構いけると思い始めたよ。また、勉強してできたビートや曲あったら聞かせてね。楽しみにしとるからね。

コードもスケールもわかると楽しいな!











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