新宿 タカマル鮮魚店 これでもかと盛られた刺身でお腹いっぱい



新宿 タカマル鮮魚店 これでもかと盛られた刺身でお腹いっぱい

冷え込んできた。冬の足音が急に迫ってきている。

めちゃくちゃに忙しい日々が続いていて、食生活が疎かになってきている。

出張先ではギリギリまで働いているので、出歩く気持ちにもならない。

気持ちが緩むのは、出張が終わった時。

今週もよく働いた。

疲れも溜まっているときは、肉もいいけど魚である。

新宿で降りて魚を食べることにした。

タカマル鮮魚店である。

漁師風というのだろうか、簡素な机と椅子。こういう雰囲気で魚を食べるのは悪くない。

タカマル定食を注文。

やけくそな刺身の量である。

普通の店なら舟盛りとかで出てくる量ですね…

それとアラ汁。

普通の店なら2500円位するんじゃないだろうか。1280円と激安である。

サーモンやトロは脂が乗ってうまい。

刺身も分厚く切ってあり、食べごたえがある。

疲れて腹が減っているときには繊細な味のものもいいが、ガッツリ食べたくなるものだ。

醤油も刺身じょうゆ、たまり醤油といろいろあって楽しめる。

アラ汁が沁みる。

ビールを流し込んで、かきこんだ。胃の奥に火が灯る。命を食らった。

ありがとうございます。

心の中で手を合わせる。

やっと人心地つく。

新宿は長く住んでいた街だ。帰ってくると緊張が解ける。

こんなごみごみした街でホッとするのも不思議な話ではあるのだが。

新宿の開発は早い。

歌舞伎町も昔の面影ももはやなく、大久保も変わった。

昔あった店がいつの間にか閉店して、新しい店になっている。

変わらないことだけが変わらない街だ。

色んな場所で暮らしてきたが、自分が落ち着くのは、こんなに広い地球でたったこれくらいのスペースしかない。

嘆息する。

だが、翻って考えると、そんな場所がこの広い地球の中であるということは凄いことだ。

生まれた場所でもない。新宿に住んでいる間も何度も引っ越した。

無数の思い出がこの街にはある。

路地裏ひとつひとつ。

高架下から眺める景色。強く吹くビル風。

ともに暮らした猫が好きだったブロック塀。

永遠に会えなくなった人が笑った三叉路。

朝焼けを眺めて帰ったオフィス。

病院から眺めた景色。安いだけの居酒屋。

街は記憶の総体でもある。

自分の新宿と隣で飲んでいる人の新宿は違う。

あなたの新宿はどんな街ですかと問いたくなった。

自分の知らない人生が無数にあり、それぞれの思いがあちこちにぶら下がっている。

その広大無辺さに気が遠くなるのだ。

どんなものも移り変わる。

移り変わるということは悲しいことでもあるけれど、生きていることでもある。

変わらないものなど死んでいることと同じだ。

自分も変わり、街も変わる。でも、自分はこの街が好きだ。

いい思い出ばかりではないけれど。

恋愛と同じようなもので、多分、どうしようもないものなのだろうな。

さて、部屋に帰ってもう少し仕事しますかね。

ごちそうさまでした。また、来ます。

タカマル鮮魚店魚介・海鮮料理 / 新宿西口駅西武新宿駅西新宿駅

夜総合点★★★☆☆ 3.7











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