道具を減らして可能性を上げること
道具を減らして可能性を上げることについて考えてます。
いままで道具を多く買ってきた。
楽器もそうだし、書籍もそうだ。
音楽の機材は買うことで可能性を広げてくれるものもあったのは事実。
去年、大きく物を捨てて随分やり方を変えたのは、移動せざるを得ない状況だったから。
完全に居住地を変えたんですが、楽器を絞りました。
SV-1も持ってこようかと思ったけどやめました。
楽器は3つだけです。
- エレクトリックギター
- Ableton PUSH2
- Microkey Air
MPD218は便利だったけれど、PUSH2だけにすることにした。
フィンガードラミングの難易度は相当上がった。全然できませんわ。
XpressPADS方式の自分にはMPDのパッドのほうがやりやすい。
そしてDEADPADテクニックががつかえるのは何よりタイムキープの面では良かったんですが、ギターと歌以外はAbleton PUSH2ですべて作りたくなった。
追記:2018/03/12 フィンガードラムの比重が増えたため、MPD218も復活、Maschine mk3購入とものが減るどころか増えた。
追記:2018/09/12 ほぼPUSHで出来るようになった。Maschineはテクニカルなフィンガードラムやる時や、可能性を限定したい時に使うようになった。MPD218は携帯でフィンガードラムするときや、レイアウトを素早く切り替えたい時に使うように適材適所になった。
追記:2018/11/21 Maschineも処分した。MPD218はMIDIラーン出来ないものでのみ使う時用、持ち出し用として残してあるが、生楽器以外の演奏はすべてPUSHでやるようになった。
使える時間が上達の度合いを決定する
一人で音楽を作るとなると、やらなければならない範囲が膨大になりますよね。
私は、生楽器の演奏が好きで、ずっとそういうタイプの演奏をやってきたんです。
ブラック・ミュージック全般ですね。
でも、いろいろな事情で音楽をやめてしまう人も多かった。
そうなると、自分で演奏するしかないと。
ドラムはギターより前からやっていたので、とりあえずは出来る。まあ、事故の後遺症があるんで、満足には出来ないですけど…
アレンジを勉強しに行っていた時に、鍵盤も覚えたので下手くそなりにとりあえずは出来るのではないかと考えたわけです。
Stevie WonderやPrince,Donny Hathawayのようなマルチプレイヤーに対する憧れもあったわけですね。
で、家に機材を買い揃えて、楽器の練習に時間を使ったんですね。
楽器を練習するために、家で出来る仕事を考えたと言ってもいいです。まるで間違ってますね…
今はパワーリフティングと音楽が中心の生活ですしね。
楽器を色々訓練するのは下手くそなりに楽しかった。
でも、どれも中途半端になるだけだった。
一つに集中すれば、もっと楽器の演奏能力も上げられたはず。
あたりまえですね。
一人で音楽をやるには学ぶべき領域が多い
私は馬鹿なので、とりあえずやってみたかったんですね。
音楽を作るのにどのようなスキルを学ぶ必要があるかと考えました。
流通、プロモーション、マーケティングなどはとりあえず除外します。
もっとたくさんありますが、思考の整理ということでご容赦ください。
- 演奏能力
- タイム
- ハーモニーの知識
- 読譜能力
- ミキシング
- 作曲
- アレンジ
- DAWの操作
ギターだけでも練習は一生続ける必要があって、ハーモニーだって一生学ぶ必要がある。
タイムだって鍛えないと鈍る。
読譜能力は初見で演奏することがなくなってから衰えてしまった。
一つの楽器でこれなわけです。
プレイヤー志向だったので、ミックスの知識は乏しいし、Liveでもまだまだ使いこなしていない機能も沢山有る。
アレンジだってまだまだ学習する必要がある。
こんなの、いくら時間があっても出来ないですよね。
だから、訓練する範囲を限定する必要がある。
自分の優先順位を付け直した
演奏が好きなんです。
やっぱり。DAWで作曲したいとか、EDMやりたいとか、トラックメーカーになりたいという人とは志向が違う。
頭のなかに構築されているものがあって作れる人間じゃないんです。
残念ですけど。
一番曲を作れて楽しかったのは、バンドがあったときですね。
ファンクバンドなんかだと、ホーンのリフとかベースのリフ一発でジャムセッションしながら作ったりすると、楽しいわけです。
で、それを持ち帰ってからスコアを持っていく。そしてまた演奏してアレンジを変える。
自分の場合は作曲することは多くが演奏と関わりがあるんだなと。
ジャムセッションしながら作るのに一番向いているのは、やっぱりAbleton Liveだと思うんです。
セッションビューでどんどん録音できるのはLiveの強みで、プレイヤー志向の自分にはあっている。
追記:こういう記事も書きました。Ableton Liveはプレイヤーに向いてます。楽器みたいなDAWなんですよ。
ドラム叩いて、他の楽器持ち替えて演奏みたいなのをここ数年やっていたんですが、楽しかったけど、楽器を持ち替えるたびに頭を切り替えるのが大変でした。
私、脳のメモリがガラケーなみなので。
ギターで変則チューニングを結構使うので、それも混乱しやすいんだと思います。
だから道具を減らす
Ableton PUSH2を使いこなせば、楽器の持ち替えについて考えることは減らせる。
Ableton PUSH2の4度からはじまるクロマチックモードなら、ギターと基本的に同じですしね。
指板ががみえるのは大きい。
もちろんフィンガリングで訓練しなければいけないですが、音が全部見えているのは楽です。
フィンガードラミングもPUSH2で完結するようにすれば、音楽に関わる殆どをAbleton PUSH2で完結できますしね。
追記:2018/03/12 無理だった。難易度が高くなるだけで、進歩のペースが遅くなるので、結局道具は必要だった。
追記:2018/09/12 前述の通り、Ableton PUSH2で出来ることが大幅に増えた。やっと作る効率が上がってきたと言える。習ったことで以前より指が楽に動かせるようになってきているのが大きい。
ミキシング、アレンジ、作曲、DAWの操作はPUSH2を使うように限定すれば、10の道具を使うより、ずっと早く上達できると思いますしね。
使えば使うだけ、自動化されることが増えるはずなので。
音源も限定する
音源も限定したほうが作るのは早く出来るのではないかと思っているんです。
プラグインも、基本、LIVE付属のものにしてみようかと。
音色選びに時間を掛けるより、まず、ワークフローを洗練させてから音色選びを訓練したほうが、上達は早い。
道具が少なければ少ないほど、問題点を見出すのは早い。PDCAが高速で回せるということかなと適当な事を考えています。
ループも、Packや付属のループだけでやってみたら逆に面白いんじゃないかと。
そうすれば、互換性を考える必要もなくなるし、そこから面白いものをつくれるかもしれませんしね。
音楽をやることそのものに集中できる環境を考えるのが、社会人が楽しく音楽と付き合えるようにすることが出来る鍵だと思ってます。
追記:2018/03/12 全部付属プラグインだけでやるより、よく使うプラグインを厳選した。これ以上増やす必要性は感じない。
追記:2018/07/06 アレンジ、マッシュアップをやったり、フィンガードラミングの音源の必要性が増えたためKomplete Ultimateを買いなおした。とりあえずこれあればある程度はなんとかなるという安心感は大きい。定番以外は買わない。習得コストが増えるため。全部使う必要はないけれど、ないと困るものがかなりある。自分の楽しみのためだけなら、多くの数は必要ないことがわかった。
まとめ
道具を限定すれば、問題点を特定するのが早い。そうすれば高速にPDCAを行えるので、上達できるかも。多分に願望ですね。
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