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Chromatoneならハーモニーを理解するのも楽勝

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Chromatoneならハーモニーを理解するのは楽勝


追記:2021/10/06

別のサイトで書いた記事です。そのサイトを閉じるつもりなのですが、Chromatoneは本当に素晴らしい楽器だと思いますのでこちらに記事を残しておきます。


生活ブログをやろうと思っていたのに、Chromatoneが面白すぎて書かずにはいられないので書きます。

Chromatoneならジャズ的なテンションを含めたボイシングまで簡単に覚えられて弾けます。

ジャズやったり、ポップスの最低限の理論を覚えるならChromatoneがあればいい。鍵盤で覚えるのよりずっと早いですよ…

ピアノロールがわかるなら、Chromatoneは弾けますし、自分で簡単にコードを作れるようになる。

マルチリード奏者の友達が遊びに来てたんで、ちょっと二人で遊んでみたんですけど、いきなり弾けて笑いが止まりませんでした。理論がそのまま物理的な楽器として存在している快感。

ふたりとも、これ、黒鍵と白鍵があったら面倒くさくてやってられないよなと話をしました。

触って四日目の感想です。

Chromatoneで4つのトライアドを覚えれば、メジャー・スケールとマイナー3種の4和音のダイアトニックコードは弾ける

ポップスやジャズでとりあえず覚えなきゃいけないのはメジャー・スケールとマイナー3種類。ホールトーンとディミニッシュもあるけど、まずはこの4つでしょう。

Chromatoneならいきなりホールトーン弾けちゃうんですけど…

この優位性についてはまた書きます。

ダイアトニックコードというのは、スケール上の音を一音飛びで弾けば作れるわけですよね。

で、4和音はルート+トライアドに分解できます。

Cmaj7=C+Emトライアドってことですね。ルート+3度上のマイナートライアドと整理すればいい。

Harmonic Minor,Melodic Minor,Natural Minorなんかもスケールの音程を理解できたら全部トライアドの組み合わせで弾けます。当たり前ですけど。

マイナー・キーなんかだとマイナー3種類スケールのダイアトニックコードを色々混ぜて使ったりするから、これはどのスケールから由来したんだろうとか分析するときは覚えている必要がある。

だからこそ、さっとコードが弾ける必要あるんですね。

ダイアトニックの4和音がスケールの音+トライアドだったら簡単だよ。楽勝って思うかもしれないですけど、そうではない。

ピアノなんかだとトライアドでもフィンガリング変わりますからね。ギターだと手形覚えれば楽勝かというそうでもない。

ギターは構造上クローズドボイシングが難しいから、ルート+トライアドと理屈を理解しても弾くのは難しい。

Dm7なんかで考えてみましょうか。6弦ルートで音域的に弾きたいとします。D+F△なんで、ルートから短3度上のメジャーを基本形で弾くのは相当ストレッチが出来ないと無理です。弾けるポジション複数あるのも読譜を難しくする。

Chromatoneの場合、ギターのメリットとピアノのメリット両方ありますもんね。楽勝です。いきなり弾けます。

メジャー、マイナー、ディミニッシュ、オーギュメントの4つのトライアドを覚えたらダイアトニックの4和音は弾ける

こういうことですね。とりあえず、感じたことを書きなぐってるだけなので、譜面はつけません。ご容赦ください…

メジャースケールの4和音 (キーはCです)

I△j7C+EmR+3度上のマイナーCmaj7
Ⅱm7D+F△R+短3度上のメジャーDm7
Ⅲm7E+G△R+短3度上のメジャーEm7
Ⅳ△7F+AmR+3度上のマイナーFmaj7
Ⅴ7G+BdimR+短3度上のディミニッシュG7
Ⅵm7A+C△R+3度上のメジャーAm7
Ⅶm7(b5)B+DmR+短3度上のマイナーBm7(b5)
いずれもトライアド

ハーモニック・マイナーの4和音(キーはCマイナーです)

Im△7C+EbaugR+短3度上のオーギュメントCm△7
Ⅱm7(b5)D+FmR+短3度上のマイナーDm7(b5)
bⅢ△7(#5)Eb+G△R+3度上のメジャーE△7(#5)
Ⅳm7F+Ab△R+短3度上のメジャーFm7
Ⅴ7G+BdimR+短3度上のディミニッシュG7
bⅥ△7Ab+CmR+3度上のマイナーAb△7
Ⅶdim7B+DmR+短3度上のマイナーBdim7
いずれもトライアド

とりあえず、サッと書いてみました。ダイアトニックコードで作られた進行なら簡単です。4つのトライアドの組み合わせですよね。これに、4度堆積、sus4まで覚えたら、相当高度なボイシングも出来ます。

Chromatoneはトライアドが簡単に弾けることや、視覚的に混乱しないこと。

テンションコードだって楽勝で作れることおわかりでしょうか。

ギターでもピアノでも出来ないことです。説明だけでいきなり弾けるなんてこと普通ないわけですから。

ドミナント7thにメジャートライアドを載せてテンションを作る場合なんかはこういう感じでもまとめられますよね。

全音上C7(9,#11,13)
短3度上C7(#9)
減5度上C7(b9,#11)
増5度上C7(#9,b13)
6度上C7(b9,13)
ドミナント7thのUSTで頻度が高いのは2度上、#4度、#5度、6度ですが、一応書いておきます…

マイナーに解決する感じをもたせたいならb13を強調して弾こうとか考えてインプロしたりするわけですけど、こういうの、ピアノだと弾くのは大変。

ギターだと物理的に弾けないのもあります。シングルノートだったら弾けますけど…

でもChromatoneなら2時間掛からず弾けるようになると思います。トライアド4つと音程を理解しさえすればいい。

まとめ

革命的です。もう、この凄さを伝えたいですね。

ピアノロールと、クロマチックノーテーションと普通の譜面ありでコードの作り方なんか書いておいたら需要ありますかね…

というのは、これ、五線譜でボイシングの説明をしたりするとヘ音記号が読めない人にはそれだけで絶望的ではないかと…

ト音記号が読めても音域が高くなればなるほど、加線があるので可読性が落ちる。

そういう人たちの負担をクロマチックノーテーションなら解消できる。

そしてピアノロールに慣れている人はC、C#というように、12音に固有の名前があることに慣れているからクロマチックノーテーションとの親和性も高い。

友達と話していたんですけど、クロマチックノーテーションで12キー分の移調なんかやってみたら面白そうだなと。

ああ、このキーとこのキーは同じなんだというのは理解してれば、普通の譜面を見たときでも理解できる様になりますし。

本当は、クロマチックノーテーションが普及すれば、そんな手間なくていいんですけどね…

音楽を理解するのと本質的に関係ないところで、コストが掛からなかったら、音楽続けられる人増えると思うんですよね。それは私の目的の一つでもあるので。

アボイドノートなんか見たなりわかるんで、五線譜よりずっと合理的です。

ちょっと調べるとクロマチックノーテーションはfinaleでできるみたいなんですよね。

私はProToolsが長いんで、Sibeliusを一番使ってきたんですよね。Finaleは殆ど使ったことない。

そして今、Protoolsも使ってないんですよね。どうしましょうかね。手書きならできるけど、字が汚いんです…

まあ、自分用のメモとして公開しなきゃいいだけか。

さっきDrop2で作ってみて遊んでたんですけど、ピアノだったら死ぬまで練習しても終わらないようなの、すぐできるよなと気づいて笑いが止まりませんでした。

メロディみてハーモニーつけるのなんか、Chromatoneならすぐわかりますよ。フォローの基本的ルール知ってればいい。そして、音程が視覚で見えるから、何の矛盾もない。見たまま、聞こえるまま書ける。

あと、トライトーンサブを利用したドミナント7thのボイシングとか、エンクロージャーとかジャズ的な使用でも物凄く可能性ありますね。鍵盤だとめちゃ大変ですけど、Chromatoneなら簡単。

バップ的なものの可能性も見えて来ました。

ジャズ的なインプロの手法を説明するのにこれだけ明快なものはないですね。

練習する前に、楽器としての可能性をまず見ないと思っているんですが、底が見えないですね。

なんというか、今まで学んできたことが全部つながって、違うようにも見えるようになっている。

理論がそのまま物理的に存在しているような興奮があります。

そして、黒鍵と白鍵がないだけで、どれくらい自由なのか。音楽の捉え方すら変わるように思います。

鍵盤はメイン楽器でないけれど、アレンジや勉強、打ち込みのために使ってきました。

けど、私にはもういらないです。こう言うとびっくりするかもしれないですけど。

鍵盤がメイン楽器でない人や、鍵盤がメイン楽器でも理論を学びたいという人は、やる価値は十二分にあると思います。

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