ADAMのADAM A3Xのレビューです。メインのモニターはFocalのSolo Be6、それとiLoudを使ってます。ADAM A3Xはなかなか扱いやすいモニタースピーカーです。
なんで購入したのか
小さいモニターならiLoud Micro Monitor持ってるわけですし、大きいのならSolo Be6がある。
引っ越してきて、業務内容が変わった。音声を含めたコンテンツを作らなきゃいけなくなったんですね。そもそもSolo Be6を家でちゃんと鳴らせる環境では無かった。スペースの都合上、デスクにモニターを設置せざるを得なかったんですね。
Solo Be6を鳴らすとデスクが共鳴する。
ヘッドフォンで作業するのも限界。疲労感がきつかった。
iLoudより低音突っ込んでも歪まない、そして、Solo Be6より小さいモニターがあったほうがいいだろうと考えて、慌ててモニターを買いに行きました。
このくらいのサイズならGenelecの8010かなと思ってたんですけどね…
片っ端から試聴したんですが、一番好みだったのがADAMだった。びっくりです。
Genelecは中高域のつなぎなんかうまいし、低音も安心感ある。でも、もうGenelecは長く使って来てますしね。気分を変えたかった。
音量そんなに出せない環境ということがわかってるから、これくらいの小さいものでいい。
小さいモニターってiLoud Micro Monitorくらいしか使ったことがなかったんですが、今の小さいサイズのモニターはすごいですね。試聴する前はGenelecかFocal買うと思っていたんですが、予想外でした。
ローを突っ込むと小さいサイズのスピーカーはどうしても歪むことは避けられない。
そんなに音量出さなくても大きいモニターを使うメリットってそこにあると思うんですけど、今の環境だとiLoudMicroMnoitorよりちょっと大きいモニターで低音の歪みに強いものがいい。
そう考えたらADAM A3Xが一番良かった。
ADAM A3Xのいいところ
サイズから考えると低音の歪みに強いことです。ローに余裕があった。これが一番かな。
Genelecにするか、FocalのShapeにしようか迷ったんですけど、もう、FocalのShapeにするんならSolo Be6持ってるのに意味ないですからね…
デスクに置かざるを得ないのでEveAudioもどうかと迷いました。補正は強力にできますし。
そのとき、ベースのローBが入るようなものをリファレンスで持っていって聴き比べたんですけど、このサイズで一番余裕があった。
自分は中域に情報量がある音楽が好きなんで、Focalは気持ちよく聞けるんですけどね。音声を扱うこと考えると上も出るADAM A3Xはいいかなと。
あと、取り回ししやすいです。
フロントにボリュームあるのと、0dbでクリックあるのも使いやすい。電源スイッチも前面にありますし。
あとこのサイズですけどXLRあるのも良かったですね。
高音はちょっと今まで使ってきたスピーカーと違うんで、はじめはちょっと戸惑いました。反応が速いですね。反応が速いということは、トランジェントはわかりやすいということです。コンプのアタックタイムなんかも決めやすいと思います。
Focalに比べると随分音質は硬い印象があります。上から下まで出る。解像度は高いですね。
ファントムセンターもしっかりわかる。定位いいですね。低域は元気すぎるという人もいるかも知れない。Genelecみたいにボフボフ言う感じより包み込む感じといえばいいんですかね…
EDMが好きな人が使うモニターというイメージがありましたけど、ファンクやジャズなんかも意外に良かったです。ウッドベースが気持ちよく聞けた。
ライドのシズル感とか、見かけによらずアコースティックものも上手に再現してくれます。
あと、楽しいですね。大事。部屋に籠もってる時間が長くなってしまったので、テンションをあげてくれる機材は大事ですね。しんどい時期に気分をあげてくれた。
まとめ
バスレフが前面にあって狭いスペースでも使える。定位も良い。低音に余裕がある。狭いスペースで使うのに良いモニターです。
あと、楽しいです。
スペースに限りがあったり、音量がそれほど出せない環境だけど、低音がわかるようにしたい。そういう時に役に立ってくれました。
ADAM A3X、楽しいですよ!
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