Pushのdrumrackを使ったドラムのシーケンサーは使いやすいのに、普通のステップシーケンサーが死ぬほど使いにくいのはこちらでも述べました。
これは原因があるんですよね。
普通のステップシーケンサーは、縦の列が音の高さを表現してるわけです。
私は特に、クロマチックモードで使っているので、オープンボイシングのコードを使ったりすると、縦にスクロールしなければいけないので打ち込みには全く使えませんでした。
abletonも初めは、インキーモード使うことを予想していたと思うんですね。
なので、縦のパッドが8でもわかると思ったのかなと勝手に思っています。
でも、jnthn steinさんや、Gerald baileyさんのようなプレイヤーは、クロマチックで演奏します。
というか、オルタードテンション使ったりしたかったら、クロマチックは必須ですよね。
こうなると、縦が8では全然足りないんですね。
1オクターブでボイシングを収めるとしても、移動しないと見えない。まあ、クロマチックモードだと1オクターブで12あるわけですから無理がありますよね…
これは、R+7+3で打ち込んでますが、ルートしか見えませんね。そもそも8個しかないから、みえないんですね。
これが、変わりました。
前も楽しみと言っていた機能ですね。
どんなものか、公式の動画をみていただければわかると思うんですが、これだけだとギタリストやベーシストに嬉しいと言うのがわかりませんよね。
なので少し追加説明するとですね。PUSHのドラムのシーケンサーと近い形になったんです。
PUSHのドラムのシーケンサーは下にドラムのキットがありましたよね。
あれと同じく、下が、自分指定したスケールの鍵盤になります!
ギタリストにわかりやすくいうなら、下が指板になったイメージですかね。ベースと同じ4度音程ということです。
上は、拍のどの位置からスタートしているかの目安と考えるのがわかりやすいと思います。
これでも、pushのパッドだけ見たら、上にスクロールしないと見えないですよね。
でも、Live10の進歩にpushの視覚化の改善が上げられていましたが、ピアノロールがうつるんです!
簡易的ではあるんですが、音価がpushで分かれば、実際の作業上は問題ないですよね。
私は、PCの画面でピアノロールを最大にしています。jnthn steinさんが動画でやってるのを真似しました。細かい編集はPCでやれば良いですしね。
話を戻すと、クロマチックモードで4度音程にしたら、ギタリストやベーシストは鍵盤を弾くことなく、打ち込みが高速に出来るんですよ。
分解能はpushの右にあるボタンで変更すれば良いので高速に打ち込めます。
クロマチックモードがいかにギタリストやベーシストにわかりやすいかは、以下の記事で書きました。
ルートをEに設定したらギターと同じです。多弦ベースの人ならBに設定すれば、フィンガリングが同じになります!
これはもっとabletonはアピールしても良いと思います。笑
慣れない鍵盤を買うくらいなら、Ableton PUSH2とLIVE買いましょうよ!笑
ギタリストやベーシストがDAWを使うときに大変なのは、鍵盤を弾かなければいけないということだと思うんです。
これだったら、音楽に集中できますものね。
もちろん、この新しいモードは、Drumrackと同じく、ナッジできますし、ベロシティも変更できます。
リアルタイムで演奏してからpush単体でもガンガン編集できます。下手な動画ですみません。
これとCaptureが私にとってLive10で一番大きいアップデートです。
楽しい!
キーボーディストと違ったハーモニーの感覚が私達ギタリストやベーシストにはあります。
ギタリスト、ベーシストの発想で作られる音楽は今、逆に新しいのではないかと思います。
PUSHでつかうドラムのシーケンサーは、私が使ったことがあるなかで一番使いやすいものでした。これは、本当に革命的です。
LIVE10 楽しみですね!
2018/01/27追記 このサイトに来る人は、PUSHに興味がある人か、持っている人だと思うのですが、そうでない人にはドラムのステップシーケンサーがどれくらい使いやすいかわかりにくいですよね。すみません…
2018/02/07 Live10発売になりました!シーケンサー快適に動いています。個人的にはこれが一番の目玉ですね。本当に便利になったので、ギタリストとベーシストのみなさんに知ってほしいですね。
2018/03/12 鍵盤やギターを演奏できない人にはPUSH使うと良いのではないかと思い始めました。コードやスケールを学ぶのは簡単だし、30分あればスタンダードのコード進行が弾けるのはPUSHくらいだと思います。このシーケンサーなら、リアルタイムで弾けなくてもコードを高速に打ち込むことが出来るんで、このアップデートは嬉しいですね!
追記:2018/07/14
公式がちゃんとした動画を作ってくれました。
ループセレクターはshift長押し+Layoutです。私はシーケンサー使う場合はDrumrackとこっちしか使わないです。それくらいこれは便利です。
追記:2018/11/21
Drumrackと操作体系が似ているのと、Noteモードと同じ配列になるので、単音の場合でもこちらを使う。
ただ、自分はほぼすべてのラインを演奏してしまうので、微調整に使うのが一番高速に入力できるスタイルになった。
追記:2021/08/06
3年経つと大分使い方は変わる。PUSHで演奏するのに慣れてしまったので、32ノートシーケンサーはほとんど使わなくなってしまった。演奏に慣れてない段階なら、コードの打ち込みなどは格段に楽になるので、あると良いモードですね。やっぱり。
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