Ableton Live10のCreative Extensionsは楽しい レビューです
Ableton LiveにはPackというものがあります。
これ、他のDAWの人たちからしたらわかりにくいですよね…
プラグインや音源がまとまったものなんですけど、これ、時々Abletonが公式サイトで配布していました。
特にMax for Liveで面白いものが多いんですが、公式サイトに行ってダウンロードするのが面倒くさいという人もいたと思うんですが、Live10になって、アプリケーションからダウンロードできるようになったんですね。
で、遊んでみたんですが、これ、物凄い面白いですよ。
追記:2019/02/10 Ableton LiveのPACKには他にも面白いものがあります。
追記:2019/06/17 公式の動画を追記
英語のほうはあったんやけど、日本語のものがLive10.1にあわせて動画も出来たんで。
Creative Extensionsに入っているプラグイン
音源系統が
- Bass
- Poli
です。
この2つ、思っていたより強力です。Live10になってから、Packは割と普通の音源(失礼、過激なのばっかりじゃなくなったと言えばいいんですかね…)も入るようになったんですね。
いっぱいプラグイン持ってる方には不要かもしれませんが、軽くていいですね。Poliのパッドは思ったより音作りの幅も広いし、コーラスがついていたりして面白いです。
Poliも文字通り、ポリフォニックのシンセです。オシレーター5つ付いていてボリュームコントロールできる。リングモジュレーターもあるし、やりすぎ感満載で気に入りました。
Bassはその名の通りBass音源なんですけどオシレーター4つ付いていてそれぞれボリュームコントロールできるんで、見た目はそっけないけれどかなり悪いこと出来ます。これも一回記事にしてもいいかな。
エフェクター系統は
- Color Limiter
- Pitch hack
- Spectral Blur
- Re-Enveloper
- Melodic Steps
- Gated Delay
です。
これねぇ。本当に悪いですよ。フフフ。モジュラー使う人達とかはとんでもないことやるんでしょうね。Abletonの人たちはこういうぶっ飛んだの作るの好きですよねー。Live10でおとなしくなったかと思っていたら安心しました。
Melodic Stepsはスケール指定してフレーズ自動生成してくれるんですけど、Re-syncが付いてるので相当面白いもの作れます。これなんか、一発ものにして遊んでも面白いと思います。物凄く使いであるな。これだけMIDIエフェクトです。
Pitch Hackは一言で言うとアホやな…
これ、ピッチシフターなんですけど、リアルタイムでリバースを掛けてくれるんですよ。
確率変化でそれこそMelodic Stepsと併用すると、常におかしいことしてくれるバンドメンバーを加えたような気になりますね。
人間だったらちょっと距離置きたいですけど、まあ、火星人と思えば大丈夫。
音源系統は普通ですけど、エフェクター系統になるとAbletonの良い意味でぶっ飛んでる文化が出ていると思います。
Gated Delayもアホやな…
でも、これ、ライブパフォーマンスなんかだとものすごく強力だと思いますよ。Echoも嬉しかったですけど、これもまるまる一つ記事かけます。
今、Melodic Stepsでフレーズ自動生成しながら、それをBassで鳴らす。Pitch Hackでリバース確率50%にして、Gated Delayを掛けて演奏してるんですけど、火星人がファンクやったらこんな感じかなという感じです。
一定の論理は持ってるのはわかるんだけれど、自分のボキャブラリーになくて面白いですね。まあ、でも火星人だったら仕方ないかと思えます。こういうのだと、ワンコードで即興するのは楽しい。
Color Limiterは唯一普通ですね。サチュレーションがいい感じですね。Ableton Liveの内蔵エフェクトでLimiterはもともとありますけれど、それよりもっとアナログ的な質感あるので、選択肢が増えて嬉しい。
Re-Enveloperはマルチバンドのトランジェント・シェイパーって言えばいいんですかね…
これも使いでは物凄くあると思うんですけど、使いこなせてません…
凄いPackだと思います。Liveが実質アップデートしたかのような感があります。使いこなせる人はとんでもないことやるんだと思います。
わたしみたいに適当にやっている人でも楽しめる良いパックです。Melodic Steps,Gated Delay,Pitch Hackでいくらでも遊べるな、これ…
Ableton Live楽しいですね!
おまけ
Octaveをいじったりして遊んでます。Transposeいじったり、もっとパラメーターいじったら面白いのできそうですね…
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