バターチキンカレーとThe Meters
昨日作ったタンドリーチキンは食べられなかった。腹ペコアオムシであるところの彼女が出張中なので半分以上残っている。
今日出張から戻ってくるので、それに合わせて今日はカレーにしよう。
買い足すのは生クリーム262円。
一人なら丸々3食以上食べられるはず。タンドリーチキンと合わせて丸々二日食べても800円は掛からない。トマト缶入れても1000円は掛からない。
鶏肉には感謝しきりである。
タンドリーチキンが作れるなら簡単に作れる。包丁も必要ないので、自炊初心者にもうってつけだ。
彼女がいかに食欲モンスターかはこれらの記事をご覧いただければご理解いただけるかと…
材料
- 鶏肉 適当 今回はタンドリーチキンの残りを利用
- 酒 煮込むのを待つのに必要だと。いかなる時にも忘れてはならない。基本は重要。
- ニンニク 適当
- ショウガ 適当
- バター 適当
- ヨーグルト 適当
- カレー粉 適当
- パプリカ 適当
- パセリ適当
- ターメリック 適当
- コンソメ 適当
- トマト缶 適当
鶏肉は皮をむいて、塩をふる。ドリップをしっかり拭き取ったら、カレー粉、すりおろしニンニク、ショウガ、ヨーグルト、ケチャップなどを混ぜ漬け込む。フォークなどで穴を開けておくと味がしみやすい。
これをそのまま焼けばタンドリーチキン。
実際、後でトマト缶で煮るのでケチャップは省略しても良いが、ヨーグルトはあった方が良い。
ヨーグルトは肉が柔らかくなるのと、臭みが飛ぶからである。
ヨーグルト+バター+クリームは乳製品の旨さを重ね合わせる組み合わせ。旨味は複数組み合わせると複雑な旨味になる。同系統のものを複数合わせると一種類より濃厚で微妙な差が生まれる。
素材や味付けは、ある種公式化すると簡単に応用が効いて面白い。
ターメリックライスも作っておこう。スパイスは常備してあると便利。
適当にターメリックとコンソメ、塩を入れておいた。普通の水加減で炊くのみ。
バターを溶かす。塩を使わないのと炒めるのに使うので、多めに入れるのがコツ。
香草類を油でいためて、その香りや風味を他の材料に移すのが基本。
バターを溶かし、ニンニク、ショウガ、カレー粉、パプリカを入れた。パプリカはなくても良いが、色が欲しかった。焦げ付かないようなして、香りがたつまで弱火で炒める。
そののち、漬け込んである鶏肉を炒める。しっかり焼き色をつけてから、トマト缶を投入。
覚えておきたいのは、液体系統は、後で入れること。酒だけ例外で前に入れることが多い。全体をなじませる作用があると覚えても良いだろう。
となると当然生クリームは後で投入という事になる。風味を残すには長時間にない。調和させるならそれなり煮ると考えても良いだろう。今回は調和させようと思ったので早い段階で入れた。好みでヨーグルトを足してもいいだろう。私は足した。
こんなものは好みで構わない。
トマト缶はホールトマトの方が繊維が残ってとろみがつくが、これも好みで。
トマト缶の酸味が強いようなら、砂糖を加えると良い。これは酢の物を考えれはわかりやすい。
軽く一煮立ちしたら弱火で煮込もう。さ、当然その間は酒を飲まねばならない。
では今日もチキンつながりの曲にしよう。
それならミーターズである。
かっこええな!
酒も飲んでいないのにテンション爆上がりである。
ちなみにドラムのジガブーは、幼馴染のシュウに似ている。一番右の人です。
シュウはベーシストであった。我が家は楽器が転がってる家だったので、シュウとアホみたいにセッションしたんである。
シュウもアホであった。水でも悪かったんですかね…友人、知人、家族を含めてアホ率の高さは異常である。
事故の後、しょっちゅう見舞いに来た。
おお、意外な一面発見。付き合いが長くなっても人間知らないことがあるものだ。
単なるアホではなくていい奴だったのかとちょっとうるっと来そうになった。
だが、可愛い看護士の女性を口説くために来ていたという。良い人アピールをしたかったんである…
かなりのクズである。
「可愛いよな。あのひと」などニヤニヤしながらベッドで動けない私に向かって話すのである。
「おまえ、邪魔だから帰れよ。」
「いや、毎日来るのはアピールになる。もっとうりなみ入院しててくれ。リハビリも長期間なのは良かったよ。主に俺に。」
鬼畜でもあった。
もちろん、そんなの邪魔するのが基本である。意中の女性に、やつは看護士マニアでとんでもない性癖を持っているなどある事ない事吹き込んだのである。
当然振られたのである。
傷心のシュウは、「俺、医者になるよ…」と誓った。
周りの人間は友達の怪我を治そうとする麗しい友情くらいに思ったかもしれないが、当時の主治医の奥さんが元看護師なのを聞いての発言である。
だが、アホだったシュウは時間が掛かって医者になった。初志貫徹だと周りの人間は褒め称えたが、その動機が限りなく不純なのは私しか知らない。
そしてシュウは女性に振られるたびに、飲むとこの歌を歌った。
お前、職業上ええんか…
Something told me it was over
When I saw you and her talking
Something deep down in my soul said, cry girl
When I saw you and that girl, walking arroundI would rather, I would rather go blind boy
Than to see you, walk away from me child, and all
So you see, I love you so much
That I don’t want to watch you leave me baby
Most of all, I just don’t, I just don’t want to be free no uh uhI was just, I was just, I was just sitting here thinking
Of your kisses and your warm embrace, yeah
When the reflection in the glass that I held to my lips now baby (yeah, yeah)
Revealed the tears that was on my face, yeah
And baby, baby (baby, baby, bay) I would rather be blind boy
Than to see you walk away, see you walk away from me, yeah
Baby, baby, baby (baby, baby, bay) I’d rather be blind now (baby, baby, bay)
あなたが去っていくのを見るくらいなら、目が見えないほうがいいというという熱烈なラブソングである。そして、シュウが好きだったのはクラレンス・カーターのバージョンである。
ぎゃあー、格好いい!テンション爆上がりや!
2コードしかなくても問題ない。途中からのスネアの表情付けが超絶。そしてこんなん叩けんわ。ああ、学校行かないで二人でコピーしたなあ。
格好いいんだが、クラレンス・カーターは目が不自由なのに歌ってええの?
誰も突っ込まんかったんかなとシュウと話をしたもんだった。やっぱりファンキーさが僕たち足りないね。
さ、ご飯も炊けた。
彼女ももうちょっとで戻ってくるんで、盛り付けますかね。
ターメリックライスにパセリなど彩りを加えた。簡単で美味い。包丁を使わなくても出来る料理は手軽でいい。
ちなみにシュウは再婚したが、再婚した女性が看護師で、私としては薄ら笑いを浮かべながら祝福したんである。初志貫徹ってちょっと嫌な言葉に思えますね…
まあ、夢を叶えた男といえば、なんとなくいい話っぽく聞こえますね…
さ、彼女も帰ってきました。安くてもお腹いっぱいになれて満足感がある。自炊も楽しいですね!
そのうちスパイスも書き足します。
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