ジャージャー麺とSlim Harpo
暑い。暑さに弱いんである。
高温多湿になるとすぐ弱ってしまう。
こんなときは辛いもので食欲回復だ。
ジャージャー麺を作ろう。
材料
- 酒 味をまとめるためにも必要だし、人生にもマストアイテム。パッドと同様である。賢明なみなさんなら当然用意されているだろうが、念の為
- 椎茸 適当 縁の下の力持ち。香草と同じ機能と考えている
- ニンニク 適当 多い方が美味いよね。
- 玉ねぎ 適当
- 挽肉 適当 1キロくらい買ったかな。
- 桜えび 余っているから使った
- オイスターソース 適当
- 豆板醤 適当
- みりん 適当
- 砂糖 適当
- 八丁味噌 適当 甜麺醤がないので豆の味が強く出る八丁味噌を使う。他の味噌でも構わない。
- 片栗粉 適当 とろみをつけるため
- きゅうり 適当
- 中華麺 適当
材料を切る。
椎茸は香草と自分は考えている。香草の機能は油に旨味を含ませることにある。ちょっと大きめのほうが食感は楽しい。
胡麻油。コツとしては低温で炒めると良い。しっかり香りが上がって来たら他の材料を加える。
本当に辛くしたい場合はここで豆板醤を炒めると良い。
玉ねぎを炒める。玉ねぎも飴色になるくらい炒めるも甘みとコクが出る。玉ねぎも香草野菜と考えている。玉ねぎも大きく刻んたほうが食感が楽しめる。飴色にするのは、糖化させるため。野菜の甘みを引き出すときには焼き色をつけるのが基本。
椎茸を加える。ひき肉も。
火が大まかに通ったら、酒、砂糖、みりん、豆板醤、味噌、桜えびと加えていく酒は基本は初めに入れる。酒の機能は、臭みを取ること、味を浸透させることだから、初めにいれるのが基本。
野菜からの水分がかなり出るはずなので、水は少しで良い。
オイスターソースはあると良い。桜えび、オイスターソースが加わることで魚介系の味も加わり奥行きが生まれる。
味に奥行きを加えたい場合は、魚介系、動物系と2系統で考えて、メインを補完する形で加える。
水に溶いた片栗粉を適当に入れる。
大体、これくらいで出来上がり。
盛りつけてみた。
椎茸、桜えびという脇役が良い仕事をしている。
甘さの後に豆板醤の辛味が来て美味いのである。
シンプルだが、作っていくうちに面白さがわかってくる。シンプルだから簡単というわけではない。
暑いときはどこの音楽だろうか…
貰い物のバーボンがあったので飲みながら考える。
高温多湿と言えばニューオリンズである。
ニューオリンズは好きなミュージシャンも多すぎるのでとても一枚を選ぶ事は出来ない。
聴けば聴くほど面白さがわかって来たものといえば何だろうか。
ファンキーで泥臭いが、独特の甘さもある。
Slim Harpoを聴こう。
スリム・ハーポは父方の祖父に似ている。
スリム・ハーポと言えばトレモロサウンドである。スリム・ハーポを初めて聞いたのは竹村の家であった。
竹村はボー・ディドリーに似ていた。竹村は三浪して美大に行って、今はクロアチアにいるらしい。10年ぶりに連絡があって
「うりなみ、クロアチアで俺と一緒に寿司屋をやろう」と言ったので、着信拒否した。
竹村はこの通りの阿呆であるが、音楽の趣味は最高に良かった。
竹村の狭い部屋でアナログで聴いたスリム・ハーポはまるで神話の中の登場人物のようだった。
ブルースマンはコミュニティに属さない。
圧倒的な孤独。虚勢を張らねば生きられないのだろうか。それでも生きる姿に高校生だった自分は影響を受けたんである。
Well I’m a king bee, buzzing around your hive
Well I’m a king bee, buzzing around your hive
Well I can make honey baby, let me come insideI’m young and able to buzz all night long
I’m young and able to buzz all night long
Well when you hear me buzzin’ baby, some stinging is going on(well… buzz a while… sting it then…)
Well I’m a king bee, want you to be my queen
Well I’m a king bee, want you to be my queen
Together we can make honey, the world ever never seenWell I’m a king bee, can buzz all night long
Well I’m a king bee, can buzz all night long
Well I can buzz better baby, when your man is gone
I’m a king bee
俺は王様バチ、お前の巣箱の周りでブンブン言ってるぜ*2
はちみつが出来たら中に入れてくれよ(以下略)
「うりなみ、あっちのブルースマンというのはこういう猥褻な歌詞ばっかりなんかなあ?」
「いや、全部*2ってブルースマンはやっぱり違う」
「でも、格好良いな」
「うん」
田舎にいる人間は情報が少ない。まして田舎の高校生なんかまともに物なんか知らないのである。
Aww,you’re workin with it now
You got me feelin’ so good
just look to the sun now baby
ummmmm…This little girl sho’ knows how’d scratch
Now, you’re doin’ the chicken scratch
Aww, its lookin’ good baby
Just gettin’ scratch
That’s what I’m talkin’ bout
Baby Scratch My Back
きゃーってなるわな。でも、Look to the Sunってところは美しいですね。
というふうにモテ自慢をするSlim Harpoに憧れたもんである。それにしてもトレモロばっかりですよね。
その当時はドラムしかやってないんで、ブルースっての恐ろしい音楽だと感じた。
みんなOneは見えていてその周りをぐるぐる旋回している。
すげぇ!こんなんできるかって思いましたね。何食ってたらできるんだと竹村と話したもんである。
ドラムできなくなってギター弾くようになってもっと恐ろしいことが見えるようになったんですけど。
あ、でも、Slim Harpoは詩的な面もあるんですよ!いい感じに酔っ払ってきたー。
Rainin’ in my heart
Since we’ve been apart
I know I was wrong
Baby, please come homeYou got me cryin’
‘Bout to lose my mind
Don’t let me cry in vain
Try my love just once, againHoney, I need your love
Darlin’, you know why
If you would come back home
There’ll be no need for me to cryRaining in my heart
Since we been apart
I know I was wrong
Baby, please come home
Rainin’ In My Heart
雨が降ってる。離れてしまってから。
間違ったのはわかってる。ベイビー、帰ってきてくれよ。
お前は俺を泣かせる。
おかしくなりそうだぜ
無駄に泣かせないでくれよ。
もう一回チャンスをくれよ。
ハニー、お前の愛が必要だ。
ダーリン、わかるだろ。
もし、家に帰ってきてくれたら
もう泣く必要がないんだ。
雨が降ってる。離れてしまってから。
間違ったのはわかってる。ベイビー、帰ってきてくれよ。
どうですか、これ、奥さん。こんなモテ自慢して男から出た、お前がいないとだめなんだという感情の発露。ぐっとくるでしょ!
いろいろ悪いことしてきたこんな男が切々と歌うんですよ!
もう大興奮ですよね。
彼女が冷たい目をしているが、続けましょう。
Slim Harpoがわからないとは人生の楽しみ方を知らんかわいそうなやつや…
きゃー。
Still rainin’ in my heart
Baby, we still apart
Now I know that I was wrong
I need you baby, come on home
Since you been gone
I been cryin’
I’ve almost lost my mind
So far I’ve cried for you in vain
I need you baby, come on home, again
Still Rainin’ In My Heart
「同じでしょ。これ。残念な人間ね…」という絶対零度の視線を感じるが、まったく情趣を解さない君が残念だよ…
stillはいっとるやん!
語りも違うし!
こういう男は反省していないと彼女も言ってますが、私もそう思います。でもそういうところも素敵やろ…
あ、ジャージャ麺ですか?普通に美味しかったですよ。
調味料あると料理楽しいので、よかったら是非。
では、皆さんも良い週末を!
書くのに時間かかったのに読まれてないので、全記事紹介します。このブログは素敵な生活目指すブログなんや…
コメント