自分の頭の整理のために書いておきます。
新しい技術を学びたいんだけど、なかなか難しいんだけれど、どうしてます?という話題が出たのでちょっと書いておきます。
生活リズムを作ること、習慣化することが重要なわけですけど、わかっていても難しい。
自分にとって新しい技術を学ぶのには工夫がいります。若いときのように時間があるわけでもなく、体力もない。でも学ぶ方法はあある。
自分がやったことが役に立つかどうかわからないんですけど、私のようなボンクラに効果があったことなら、他の人にも応用できるかもしれない。
いつものごとく、無理ない暮らしを実現するために別の側面から考えているだけなんですけども。
思いつくまま書いていきます。自分へのメモ。
記録する
これは、体力がない人、持病がある人、何かを学ぼうとする人、あらゆる人にとって重要なことだ。
生活リズムの確率、習慣化の重要性はいうまでもない。
何かをやろうとする時に必要なリソースは時間。時間無しで出来ることは存在しない。何かを、やろうとすること、学ぼうとする場合、最大の課題は時間がないことだ。
時間を得るためには、もちろん、無駄な時間を減らすということもある。自分が使っている時間を記録して、削れる時間がないかを精査し、そのための閾値を下げること。記録がなければ改善は出来ない。
ただ、削るのは実際問題難しいこともある。無駄に見える時間の多くは、精神的な回復のためには必要だったりするからだ。
無理なく新しい生活リズムを確立するためには、自分が負担を感じずに生活できるベースラインを理解しなければならない。
計画を立てるのも重要だが、計画を実現可能にするためにはまずは記録が重要。その時間が何の意味を持つか考えることは記録が出来ない。
自分の経験だと食べる時間を長くすることが、結果的に、時間を作ることになったことがありますね。
早く食べると消化不良でなかなか頭が働きにくかったからです。
一見すると時間を作るのに関係なさそうなことが関係があることも結構あるので、記録して、考えることは大事ですね。
睡眠
自分の仕事の中で教える仕事は多くを占めてきた。
特に大学受験生を指導してきた中で感じたのは生活リズムの重要性。
その中でもっとも重要なのは睡眠の確保と言える。
指導している生徒の生活記録を見ると、睡眠時間が増えると学習時間も増える。直感的には逆になりそうだけれど、そうではない。
学習時間は机に向かっている時間ではなく、実際に学習した時間ベースで記録させているのだけれど、睡眠時間が減っている生徒は机に向かっている時間は長くても、解答速度の低下であったり、定着率は下がる。ほぼ例外はないと言ってもいいのではないか。
また、精神的な疲労度も睡眠不足であるかどうかで大きく変わる。
睡眠時間を十分にとれている生徒は、疲労度が少ないため、学習時間が長くなる傾向にある。
もちろん、記憶するということを考えた時に睡眠不足で知識の定着は難しいということもある。
定着させるためには一週間に1回、6時間やるより、毎日1時間やったほうが効果は高い。
科目にもよるけれども、基本的な事項を暗記してない段階で、そのたびごとに確認する状況では新たな知識を身につけることは難しいからだ。一週間に一回では前回の復習に取られる時間は、毎日やることより多くなってしまう。
睡眠不足だと計数能力は落ちる。もちろん現代文や英文解釈など複雑な概念の操作が必要とされるものは、睡眠不足でやっても正確な処理ができないから意味がない。
やっている時間というより、身についたことで考える必要がある。
受験勉強は目的が合格であるのだから。そもそも睡眠不足の状態でパフォーマンスを発揮できることはない。
普段から十分な睡眠を取る訓練は必要。
睡眠不足でリズムを作るのは難しいというか、ほぼ無理に思える。
何かをやりたいなら、まず十分な睡眠時間を確保できるようにすること。短期間、睡眠不足で仕事や学業をこなすことは出来るが、必ず代償を支払うことになる。
病気で働けなくなったり、障害が残ったり、早逝することもある。本当にね。同期の優秀な連中みてるとそう思います…
寿命を前借りして働くようなやり方は、生涯でみたら全くいいことはないと思いますね…
セーブしていたら今でも生きていたはず。そしてもっといい仕事出来ただろうにと思います…
やらざるを得ない時は自分で仕事してたらありますけどね。でも、睡眠の重要性を忘れてはならない。
生徒でも、大学に入ってから体を壊して中退とか、メンタル壊してずっと引きこもっている子はいますからね。
壊れたものを完全に回復させるのは難しいし、回復に掛かる時間を考えると、睡眠不足だけは避ける必要があるとずっと言ってますけど、なかなか難しい。
生徒は焦るので…
大人はもっと睡眠時間は大事ですよ…壊れたら終わりですからね…回復も出来ないし、生活もままならなくなる。
閾値を下げる
習慣化するためには閾値を下げることは大事。コストを下げるということですね。
これはいくつも技術があると思うんですけど、時間を得られるようにすると考えるとアイデアが尽きることはないんじゃないですかね。
自分はそう考えてやってきました。
わかりやすいようにパッドにしましょうか… 例がおかしいか…
パッドをマスターしようと思ったとき、まずやったことはパッドをいろいろ買ったことですね。出張用、リビングに置いておくもの、事務所用、寝室、出先。
PUSHもPUSH2も複数台持っていました。出張が多かったので、その度毎に機材を外して持っていくのは厳しかった。自分の音楽に使える時間は30分あるかどうかくらいの時に、パッキングしていたらその時間はなくなってしまいますよね。
そしてPCを立ち上げる時間は音楽をやっている時間ではない。だから、PCはつけっぱなしですぐ練習できるようにしてました。
コンディションが悪い時は、触るだけで良いとか、いろいろ続けるための工夫はしてましたね。今でもしてます。
たくさんの技術があるので、これはまた書きます。知ってるだけで出来ることはあります…
仕事があっても、体が悪くても出来ることはありますよ。知れば出来る方法があるというのは、特にモチベーションを保つのが難しくなる社会人には大事じゃないかなと思います。
分解する
閾値を下げるのと関わることですけど、得たい結果に関して細分化しておく。
あまりにも大きい目標だと続けられない。使える時間が少なければ少ないほど、なにかに絞ったほうが効果は得やすい。そして、上達が感じられるのであれば、続けることが出来ますしね。
パッドを例に上げましょうか…
漫然と練習しない。やるべきことを決めておく。当たり前ですけど、大事ですね。
自分がマスターしたいものはなにかを決めないとただ触ってるだけで終わっちゃうので。それはそれでモチベーションを保つのに役立つこともありますけどね。
何をやろうか考えているだけで30分は終わっちゃいますからね。
パッドでギターや鍵盤でやっていた事を出来るようになると決めていた時は色々目標を分解してやってました。
バッキングが出来るようになりたいとします。こういうふうに考えて分解して練習してました。
バッキングに必要な要素は?
- リズム、コード、スケール、ダブルストップなど。
- リズム練習どうする?良く使われてるキーで3連系、スイング、シャッフル、スクエア、8系、16系、クラーベ、2ビート系、トゥンバオ、モントゥーノ?
- まずは3連系統やるならリズムチェンジからやる?
- キーはパッドで難しいBなどのキーでやる。
- 移動中に練習は出来ないから、練習用トラックは移動中に作る。もしくは買っておいて取り込む?
- 移動中に練習は出来ないから、マスターしたいものは移動中に聞く。風呂で聞く。
- 触る元気がない時は暗譜する。携帯やPC,iPadに譜面を開いておく。食事の時に眺める
こういう形でやることを決めていたら、30分でも結構出来ることがありますしね。やる時の閾値を下げるために、移動中や他の時間を練習に使えるようにした感じでしょうか。
こういうのは毎日生活記録をつけていると、解像度が高くなりますよね。チェックリストはいつでも開けるようにしてます。
まとめ
私の場合はGTDで仕事も生活も管理してます。GTDが回っている時は、大体うまく行ってますね。私には非常にあっていた。昔は自分のチーム全員でGTDをやるというクレージーなやり方をしてました…
自分が肉体的や精神的に駄目な時はGTDがちゃんと出来てないときです。忙しさが問題ではないんですよね。
書いてて、今GTDがちゃんと出来てないのが一番の問題と気づきました。ボンクラすぎる…
閾値を下げる工夫としては、習いに行くとか、コミュニティに属したり色々な方法があると思います。
そして、これって、人によって全然違うわけですからね。己を知ることは大事ですねえ…
習いに行くのは強制力が働くので、リズムを作るうえでは良いですね。
閾値を下げる工夫はたくさんあるので、これは別記事にしておいたほうが良いかな。いくつからでも学ぶことは出来ると私は思っています。
年を取ると新たなことを学ぶのは難しくなるんですけど、学び方を知っていると今までの共通点を使えることもあります。学ぶ技術そのものは若い頃より向上しているので、やりようはあると思ってます。
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