R+3度にトライアドを加えてテンションコードを作ろう
PUSHフレンドのクニチアさん向けた記事第2段。
PUSHで基本的なコードを弾くときの考え方であるんで、コードって難しくて弾くのも大変と思っている人には役に立つはずや。
トライアドは超大事。もし、トライアドが怪しかったら前までの記事に戻って復習するといいと思うよ。
アッパーストラクチャートライアドっていう舌噛みそうなコードのボイシングやるときにも役に立つよ。
今回やる方法はR+4和音でテンションコードを作るのと結果的に同じコードを作ったりもする。え、じゃあ、こっちでええやんと思うかもしれないけど、4和音は4和音で覚えておくメリットがあるからね。
コードもいろんな見方するのが大事なんだよ。
R+3+トライアドで作れるコード
ダイアトニック・コードの定義ってなんやったか覚えとる?
これ、スケールを一音ずつ飛ばしていったものだったよね。
だから、9thとか11thと言ったコードはトライアドが入ってるんだよね。こういうのは鍵盤だったらわかりやすいけど、ギターだと難しい。
クローズドボイシングは構造上弾くのが難しくて、自然とオープンボイシング(1オクターブ以上に渡るボイシング)になることが多い。
ピアノは簡単やな。ギタリストとコードを表記するときと鍵盤の人がテンションコードを表記するとき、結構違ったりするのは、鍵盤だとトライアドを組みわせるのが自然だったりする。
ギターの構造を考えるとDrop2ボイシングって極めて自然だけど、鍵盤だと難しい。鍵盤は基本形を作るのは簡単だけど、そこから作っていくのは難しい。12キーあるから、運指も大変。
PUSHは両方のメリットがある。ピアノと同じくトライアドの組み合わせでボイシングのするのが簡単。そして、12キー同じフォームで弾ける。トライアドの転回系まで覚えたらどんどん作っていける。
キーはわかりやすいようにCに統一したよ。
クニチアさん、考え方を説明する動画作るか、また勉強会でしっかり説明しますね。理屈の上使われるものだけではなくて、実際的なものについても説明しました。
コードを分解して考えると、アドリブのときにも役に立ちますので、度数と構成音が言えるようになるといいですね。
こちらと作っているコードは同じもの結構あるんですが、リズミックに弾きたい時やソロをとるときにこのポジションが分かると非常に楽に弾けます。
ギターやベースと考え方が全く違ってPUSHでは物凄く意味があるポジションです。応用になるので、また、ハーモニー覚えたらやりましょう。簡単で笑えると思います。笑
メジャー7(9)
R+3と5度からのメジャートライアド(Gメジャー)
構成音はC,E,G,B,D
度数で言うとR,3rd,5th,M7th,9th
5度は省略してもOKです。クニチアさん、3度オクターブ上げるのもよく使います。どっちも弾けるようにしておいてください。
オクターブは右斜め2つ上と左斜め3つ上と覚えると、さっと弾けて便利です。基本形が弾けるようになったら、転回形も弾くと、いろんなハーモニーの共通点が見えてくると思います。
7th(9)
R+3+5度からのマイナートライアド
構成音は、C,E,G,Bb,D ピアノロールではA#と表記されてしまいますが、異名同音です。
度数で言うと、R,3rd,5th,7th,9thです。
5度は省略してもOKです。
7th(9,#11)
R+3と減5度から始まるオーギュメント(F#aug)
構成音はC,E,F#,Bb,Dです。
度数で言うと、R,3,#11th ,7th,9thです。
クニチアさん、7thコードの基本テンションは、9thと13thですが、#11はブルージーなコードで結構耳にされてると思います。
#11thをオクターブ上に持っていくフォームも覚えるといいと思います。
ギターのボイシングはこう弾くのですが、トップでメロディ弾くときに便利なんですよ。
そういう話もできたらやりたいですね。ピアノだとめちゃ面倒くさいのが、PUSHだと非常に楽にできます。
マイナー7(9)
R+m3+5度からマイナートライアド(Gm)
構成音は、C,Eb,G,Bb,Dです。ピアノロールではD#,A#となってますが異名同音です。
クニチアさん、マイナーの基本テンションは9th、11thなんですが、メジャーキーのⅢmのときはb9なんでアボイドで、9th使わないって事になってますが、ファンクなんかは普通に弾きますね。
このあたりは、スケール細かくやるときに改めて説明しましょうか…
サウンドしてたら問題ないです。9thと短3度はぶつけることも多いですが、それは前に説明しましたね。
ネオソウルな人はこういうの好きですね…
マイナー7(b5、11)
R+m3+減5度から始まる5度を省略したメジャー7th
クニチアさん、ここ、9th使うのはメジャーキーの場合で、ハーフディミニッシュがマイナー・キーの場合のⅡm7(b5)の場合のテンションは、b9がアボイドになるので、11thとb13になります。
で、これ、11th使う場合は、しばしば3度すら省略されることが多いんですね。
で、b13はテンションとしてはあんまり使わないと思います。
9thはメジャー・キーで使われるときはありなんですが、このあたりはスケールが入ってからやりましょう。
興味があれば、勉強会のときに話しますね…テンション感のコントロールできると面白くなります。
構成音は、C,Eb,Gb,Bb,Fです。D#,F#,A#は異名同音です。
度数で言うと、R,m3,b5,7th,11thです。
マイナー・メジャー7th(9)
R+m3と5度から始まるメジャートライアド(G)
怪しい響きです…
ポップスバンドで弾いたらクビになるかもしれないですね。
アボイド確認してもらったらわかると思うんですが、メロディック・マイナー上でトニックとして使われる場合も、ハーモニックマイナー上でトニック・マイナーとして使われる場合もテンションは9thと11thです。
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