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はじめてのGTD ストレスフリーの整理術 デビッド・アレン

無理ない暮らし
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はじめてのGTD ストレスフリーの整理術 デビッド・アレン

仕事量が限界に近づきつつあることに加えて、私生活も根本的に崩れてしまったので立て直す必要がある。

仕事だけなら埋め尽くすだけでなんとでも出来るから、他のタスク管理でもなんとかなる。

が、自分の人生のバランスを立て直すとなると、GTDくらいしかうまくいきそうな方法はない。

仕事とプライベートを分けたところからいろいろ今回も失敗した。

優先順位をまた間違えたということだ。

かれこれ15年以上はやっているはずだが、改めて読み直してみて感じたことを。

問題の可視化

GTDの難しいところは、具体的なアクションに落としこむことより、実はin-Boxにくまなく問題を収集することにある。

GTDの効果は絶大なのに、なぜそれができなくなるか。

収集の時間が難しいからだ。

EvernoteやNozbeという未だに古いサービスを契約し続けているのは、in-boxにすぐに収集できる仕組みがこれだからだ。

携帯が使えない場所でメモをとることも考えたこともあった。

アプリと連携して出来るから、時間がある場合には便利なのだが、移動が多い時にカメラでとることすらもどかしかった。

手が悪いこともあるのだろう。

GTDは非常に単純で

  • 気になることを文章化する
  • 気になったことの結果と次の行動を決定
  • それを見直す

極言すればこれだけだ。が、この3つのどれが緩んでも駄目なのだ。

移動が多くなりすぎて、ネットが駄目な環境でin-boxの収集が緩んだ。

なぜ、システムが破綻したのか

今、slack,メッセンジャー、チャットワーク、ツイッターなどを含めると返答するべき量が150で済むことはもはやないのではないか。

チャットでタスクが投げられるようになり、in-boxにまとめる時間すらとれない。

ということは、in-boxにまとめる仕組みがアップデートできなかったということだ。

これはGTDの問題というより、自分の問題。

単純に自分が自分のキャパシティを超えて働いたことだろう。

その時点でシステムが破綻することは見えていたといえる。ペンディングする技術が今の仕事にあわせてアップデートできなかったということだろう。

GTDはノンリニアなタスク管理

改めて読み直すと、GTDの先進性は失われていない。

タスク管理は殆どの場合リニアな時間を考えるが、GTDはノンリニアだ。

ボトムアップのアプローチは、特にストレスが多い状況では力を発揮する。

出来ることからやるというのは、確実に物事を前進させる。

が、なぜ失敗したのか。

やはり時間だ。システムを機能させる最低限の時間を惜しんだ。

in-boxに収集する余裕をそもそも持てない時点で、GTDはうまくいかない。

自分の内面に潜る時間をとれなければ、どんなシステムでも破綻する。

破綻させないようにするためにはどうすればいいか

デビッド・アレンがいうように、最大の問題は、時間の不足ではないのだろう。

次に取るべき行動が具体的になっていないことが問題の多くなのだろううが、自分は、Inboxに整理することすら惜しんだ。

だから、必要だったのは、GTDを機能させるためのルーチンということだ。

この2年は不完全な状態でGTDをした。どれか一つが駄目でも回らないのに。

実際の仕事に入る前に、収集をキッチリすること、週次レビューをしっかりするべきだった。

実際、前回は週次レビューどころではなかった。週に2回はレビューしなければ回らなかった。

抱えているものが多くなればなるほどシステムの維持には労力が要求される。

自分に向き合う時間は、他の何より重視するべきだった。

inboxの改良

いろいろ問題があるだろうが、もう、デジタルデータ化されていないものは無理だ。

自分でしか管理できないものが多すぎるのだから、音声ベースの物は避けるしかない。

一日の20%は収集に使ってもいいか。

まとめ

GTDは人生の節目で役に立ってきた。

上手く行っているときは、忙しさに関わりなくコントロールできている感覚を持てた。

GTDが破綻するのは、目先の忙しさに負けるからだ。

どんなときも同じく体系的に処理するしか無いということを肝に銘じておく。

早く対応するのが習性になってしまっているのが駄目だ。少なくとも後7ヶ月はもう一度基本を徹底。

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