当ブログはアマゾンなどアフィリエイト広告を利用しています。

世界最初のフィンガードラマーは誰だ?

指ドラム(フィンガードラム)
この記事は約9分で読めます。

世界最初のフィンガードラマーは誰だ

フィンガードラマーの歴史を考えるときにどこから考えれば良いか考えています。

現在のドラムセットで演奏したドラマーは、ベイビー・ドッズ。

8ビートの事実上の開発者は、アール・パーマーというように、音楽史で定説があります。

では、最初のフィンガードラマーと言うと、皆目見当がつかないんですよね。

と言うのは、フィンガードラマーの定義が定まっていないからというのも大きいと思います。

ハードウェアのリズムマシンで最初のフィンガードラマーは生まれたか?

最初のフィンガードラマーは、ハードのリズムマシンを使ったものである事は容易に想像できます。

だが、それが現在のフィンガードラマーとは大きくスタイルは違ったことは間違いないはずです。

フィンガードラマーは、MIDIパッドやパッドがあるハードがなければフィンガードラミングが出来ないから当然ですね。

LINN DRUMなどの歴史を追いかけるのは自分の力に余るので、とりあえず保留することにしました。もちろん、歴史を見ていくなかで触れざるを得ないのですが、まず、何を調べれば良いかということからはじめないといけないので。

ハードの発達とフィンガードラミングには切り離せない関係があるのは明らかなので、自ずとフィンガードラミングの歴史を考えることは、機材について考えることになるのは間違いないです。

資料集めのために、まず、リズムマシンの年譜を作成しはじめました。MPCはとりあえず資料が集めやすいので、それ以外から考えています。

追記:2018/07/06 リズムマシンをつかってヒットを飛ばした最初の人はSly stoneではないかという、kyzeさん(@hogwash_45rpm )の考察は唸らされた。もう、どこまで調べればいいのかわからないけれど、引き続き調べています。

各会社ごとのリストを作っていて、ヤマハのRX8というリズムマシンがあったのをみて、改めてどのようなリズムマシンか見てみた。(実機の使用経験がないので、使用された方は是非連絡下さい。)これが1988年。

当時の使用感、仕様などを調べる中で興味深い記事を見つけました。

【Vol.246】YAMAHA RX8 ~16ビットPCM音源を搭載した80年代リズムマシン[1988年] - キーボーディスト、脱初心者を目指す

 

また本機にはマルチ・キー・アサイン機能というのが装備されています。本機には12個の楽器名(音色名)が書かれたパッド(=インストキー)が配されているのですが、この機能を使えば1つの楽器音を、音程やアクセントを変えて12個のインストキーに自在に割り当てが可能になるというものです。

キーボーディスト、脱初心者をめざすさんのサイトより

わざわざアサイン出来るということはリアルタイム入力の需要が一定あった可能性もあります。が、実際にプレイしている映像もないので想像に過ぎないのですが…

また、ベロシティはなかったので、現在のフィンガードラミングとは異なっていた事は間違いないでしょう。

もちろん、フルベロシティでフィンガードラミングする人もいますが、生ドラム志向のフィンガードラマーはフルベロシティということはないはず。

また、同サイトではKORGのDDD1も取り上げられています。これは1986年

フィンガードラミングする層が出てきているのではないかと思える仕様です。

本機DDD-1は当時、このクラスのドラムマシンとしては画期的だった「ダイナミクス機能」(→キーを叩く強さによって音量が変化する)を備えていたのが特徴的でした。

リアルタイムでの入力も可能だったとのことなのでよりフィンガードラミングしていた人がいても不思議ではなかったと思います

実機は見た事があるが、未使用なので、使用されたことがあるかた是非情報提供お願いします

ドラムマシン、リズムマシンでフィンガードラミングをしていた層はいる可能性は高いが、結局のところわからないと言うしかないですね。

ただ、MPC60以外でもフィンガードラミングをしていたドラマーはいただろうということは、重要な視点になると思います。

1986~1988年の間にフィンガードラマーはすこしずつ数を増やしていた可能性が見えてきました。

フィンガードラマーの定義を難しくしているのは、指でリズムパターンを叩くのはMIDIパッドより、鍵盤の方が多かった時代があったからです。

追記:2018/02/20

Yutaka(σ´ω`)σShiomiさんから情報提供頂きました!

Yutakaさんは多弦ギターも弾かれるんですね。本当、フィンガードラミングされる人はマルチな人が多いですね。

私、kalima TrioのCD持ってます。笑

友人がお前、好きだろうとプレゼントしてくれました。世界は狭い!

 

こちらが動画。Yutaka(σ´ω`)σShiomiさんのおっしゃるように、こちらがドラム入力では一般的だったと思います。

DAW普及前は、ワークステーションと呼ばれるシーケンサーが内蔵されたシンセサイザーとMTRの組み合わせで音楽制作する事が多かった。MPC60は高価でした。

ヒップホップと言うとMPCだけで作っていたのではないかと言うとそうではなかったです。TRITONはすごく使われていました。

鍵盤でフィンガードラミングする人達は確かにいました。KORGのM1の時代から録音時にフィンガードラミングをしていた人はいました。この時は指ドラムという呼称が多かったのではないかと思います。

ただ、今、一般的にフィンガードラミングというとパッドを用いて、ループもしくはドラムを演奏するスタイルというのが最大公約数的ですが、一応の定義と言って良いんじゃないでしょうか。

SP404のあれをパッドと言ってよいのかとか、いろいろあると思うんですが、とりあえずそれで進めていきます。

我々が思い浮かべるフィンガードラミングはMPCによって原型が作られたと言って良いのは間違いないです。

MPCを軸にしながら、他の機材も見ることで、フィンガードラミングの歴史、定義が浮かぶのではないかという勝手な憶測でとりあえず進めます。(お願いだから、みなさん意見ください。そのほうが、絶対に良いもの出来るはずなので)

今後、フィンガードラミングの歴史と定義を考える上で、いくつかの点から整理する必要があると考えています。

フィンガードラミングの歴史は、機材の進歩と共にあるので、機材とフィンガードラマーと言う観点は必要なはずです。

MASCHINEや新しいMPC,LaunchpadやAbleton PUSHを取り上げないわけにはいかないですからね。

機材に関しても難航しそうですね…

思った以上に、Padkontrolは意味がある機材だった事が分かった。

フィンガードラマーもリアル志向と、MPCプレイヤーでは、出自が異なる可能性が見えてきました。

大容量サンプルが使えるようになって、ドラマーがフィンガードラミングを始めた背景があるみたいなんですね。

PadKontrolの動画をみると、圧倒的にリアル志向のフィンガードラマーが多いんですね。全然考えてもなかった。

MPCについては、比較的資料も集まりそうだし、いざとなればAKAIに問い合わせれば、ある程度はわかることはわかるかと思ってます。

当時の市場規模やマーケティングがわかれば、フィンガードラミングについてもある程度情報は得られそうですしね。IRに聞けばいいでしょう。

また、いつからキーボードにパッドがついたのか。これもフィンガードラミングの普及とも関係がありそうだなと。年代も調べてみます。

次にテクニック的な観点。

現在進行系でテクニックも開発されておりまず、外国だけでもこれくらいは流派分かれそうです。

  • ピアニスティックなJeremy ellisさん(といっても、超絶技巧でなんでも出来る人ですけどね)
  • ドラマー的なDavid Haynesさん(Davidさんは個人レッスンもたしかやってましたよね。直接レッスン受けて聞いても良いかも。ネットで出来ると読んだことがある気がする)
  • そして、高速シングルストローク系のAraab Muzikさん
  • オルタネイトが特徴的なXPRESSPADSメソッドのAndesさん
  • 同じくオルタネイトだが、アップダウン奏法などを使うQuestfortheGrooveのRobさん

テクニックを知ることで、フィンガードラミングの楽しみも増すし、どう発達してきたかもわかると思っています。

日本のプレイヤーも当然取り上げていきます。

また、フィンガードラマーは、複数の楽器を演奏する人も多いのも特徴です。ExpressPADSのAndresさん、QuestfortheGrooveのRobさんはともにギタープレイヤーです。

フィンガードラミングについての書籍を書いているNeraltさん(もしかしたら、世界初かもしれないです。書籍だと。AmazonUSAでは見つからなかった。もっと調査してみますが、最初に作ってくれたのは、本当にありがたいことです)はキーボーディストと出自がさまざまな事も特徴です。

それがそれぞれのスタイルを作っている側面がありそうです。DJはいわずもがなですね。

さまざまなバックグラウンドを持ったプレイヤーがフィンガードラミングをしているのも、他にない特徴と言えます。ギター、ベース、キーボード、サックスなどほかの楽器ではこれほどの広がりはないです。

今、音楽制作をやる若い人で、フィンガードラミングに興味がない人はいないと思います。

楽器衰退が叫ばれて久しいですが、フィンガードラマーだけはどんどん増えていると思います。

MPCとPadkontrolについては大きなテーマになりそうで、もう調べてすぐにエライことだなと思ってます…。

KORGさんに問い合わせて調査してみます。まあ、仕事の合間にやるので、期待せずにまっていてください。

2018、今のフィンガードラミングの事情からから遡って考えるのが歴史については見えやすいんじゃないかと。見えるはず。見えて欲しい…

追記:2019/05/08

プリンスがLM-1でフィンガードラムしている記述が見つかりました。文献で確認できるもっとも古いフィンガードラマーはプリンスということにいまのところはなりますかね。

実際は、機材が出た時にはフィンガードラマーは生まれたいたと考えるといいのだと思います。

プリンスは、いまのフィンガードラマーがやるようなことを30年前にはやっていたということですね…

プリンス録音術 Prince In The Studio The Stories Behind The Hits 1977-1994 Jake Brown
プリンス録音術 Prince In The Studio The Stories Behind The Hits 1977-1994 Jake Brown 冷え込んできた。 ちょっと時間があったから、ようやく出たプリンスのスタジオワークの本

コメント

タイトルとURLをコピーしました