Nektar PACERをAbletonでMIDIマップしてコントロールやりかた
前回まででトランスポート、トラックなどをNektar PACERでコントロールするためにファームウェアアップデートする方法を確認しました。
トランスポートやトラックがコントロールできるのはもちろん便利ですが、ライブするときのことを考えると、シーンの再生やボリュームのコントロール、ライブのエフェクトのオン・オフなどをコントロールしたいわけですね。
Ableton Liveの特徴はMIDIラーンが非常に簡単ということがあります。考え方としてはこちらの記事と同じです。
Stomp I/0を単なるフットコントローラーとして使ったわけですね。
iRig Stomp I/Oとの違いは、いろいろなモードがNektar PACERではプリセットであって切り替えられます。そしてそれもプログラム出来るんでいろいろおもしろいことが可能ですよ。フフフ…
プリセットはこうです。
シーンの切り替えが出来るようにしてみます。
Nektar PACERでAbleton LiveのSceneを切り替える
こういうフットコントローラーを使ったことがない人にはイメージしにくいと思うのですが、大抵のフットコントローラーには、プログラムチェンジとMIDI CCというものがコントロールできるようになっています。
音色の切り替えに使ったりするのがプログラムチェンジですね。
今回はシーンの切り替えが目的なので、GM CCというモードにします。
Nektar PACERはペダルごとにいろいろな機能を割り振ることが出来るんですが、まずはプリセットを使ってみます。
GM CCモードにするにはPresetD4に切り替える必要があります。
- Presetを2秒間押したままにする
- Dを踏む
- 4を踏む
これでGM CCモードになりました。ここから普通にMIDIマップモードスイッチをおしてMIDIラーンさせたら使えます。
手順です。
右上のMIDIマップモードスイッチを押します。
今回はシーンをフットコントローラーでコントロールしたいので、Scene1をNektar PACERの1に設定します。
Scene1をクリックして、ペダルの1を押します。あとはこの繰り返しです。
おわったら、もう一度右上のMIDIマップモードスイッチを押してください。設定完了です。MIDIマップモードスイッチを押して設定されているかどうか確認してみます。
問題なく出来てますね。
これでギターを弾きながらシーンを切り替えたり、エフェクトのオンオフなどが可能になります。
動画でやってみました。スイッチそのものは結構硬いと思います。しっかりしているので踏み間違えることはないと思います…
まとめ
とりあえず、ここまでが基本編。でも、PacerにはMIDIノートモードがあるし、エクスプレッションペダルも拡張できる。プリセットをどう呼び出すかもいろいろプログラムできます。
MIDIフットコントローラーの情報、あんまり日本語ではないですよね…
コツコツ書いていきます。
PACERは他のMIDI機器をコントロールしたり、フットスイッチ、エクスプレッションペダルの拡張できることに強みがあります。
やろうと思ったら、外部のハードをコントロールしつつ、プリセット切り替えてAbleton Liveのトランスポートをコントロール。そのうえで、Ableton Live上のシーンを切り替えたり、場面によってはベースを足で弾くことも出来る。
バンド形態だとそこまで忙しいことはないかもしれないですけど、ユニットとかソロでライブをやることを考える人はいいかもしれませんね。
足元でコントロールするものを集中管理出来ます。PUSHもいろんなデバイスをコントロールできるのでライブ向きでしょうね。スイッチしっかりしてますし。
フットスイッチは使わない人は全然使わないと思うんですが、あると便利。設定さえ乗り越えたら快適です。
Nektar PACERも楽しいですね!
遅ればせながら、こちらも注文したのでエクスプレッションペダルの設定もまた書いていきます…
追記:2019/04/20
エクスプレッションペダルもMIDI CCモードにしてすぐ使えました。
やりかたは同じですね。今回は、AmplitubeのワウをマクロにアサインしてMIDIlearnしました。
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