Fabfilterは使っていてストレスがたまらなくて最高 | 無理ない暮らし
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Fabfilterは使っていてストレスがたまらなくて最高

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機材・ソフト
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ずっと使っているプラグインってなんだろうと考えると、SpectrasonicsかSonarworksのReference、それとFabfilterの製品です。使ってるだけならWavesはそれこそ20年とか使ってるわけですけど、いつもいつも使ってるわけではない。

プラグインもいろいろ買ったけれど使い続けられるものはやっぱり操作性が良い。ストレスがたまらないということは共通してます。

DAW付属の音源やエフェクトでちょっと満足できなくなったらこの3社の製品を買えば、確実に環境が良くなる。

誰にでも勧められるものって、好みがあるからなかなかないと思うんですが、これは自信を持っていいと言えるものですね。

簡単で楽に使えなきゃ、やっぱり長くは使わない。シンプルだけどかゆいところに手が届くプラグインを作ってるんだなと思います。

圧倒的な視認性

DAW付属のEQやコンプ、画面が小さいことが多いですよね。全画面表示が出来ます。得られる情報が全く違います。

これはPro-Q3の画面ですけど、下に鍵盤ありますよね。周波数と音名がさっとわかるのは便利。ダンスミュージックだとキックのピッチを確認するのにも重宝すると思います。

視認性の高さというと、しばらく画面にカーソルを置いておくと、特に出ている音域がわかります。

これだけでも、どこをブーストしたり、カットしたりするのもわかりますよね。

一番使用頻度が高いエフェクターであるEQとコンプはあると圧倒的な時短になると思います。というか、はじめはEQだけでも変えると物凄く楽になると思います。

普段なら、日本だとサウンドハウスが安いと思います。

Fabfilterはブラックフライデーの短い期間にしかセールしかしないので、買うならブラックフライデーのときだと思います。

日本語だと、こちらの動画をご覧いだければ視認性の高さがよく分かるかと。

Pro-Q3やPro-C2など基本的なエフェクトについて解説されているのでどんなものか気になる方はご覧になるとよろしいかと。

ワークフローを考えた操作性

で、こうやって見えた波形の頂点にカーソルを動かすポイントが出ます。そこをドラッグするだけでEQポイントが出来ます。

DAW付属のEQだとこうはいかない。そもそも正確にどこがピークであるかということも見て確認した上でEQポイントを作らなきゃいけない。

たとえば、ワンフレーズだけ飛び出す箇所があるから困ったとしましょうか。

じゃあ、マルチバンドコンプ立ち上げて、クロスオーバー設定して、GR監視して設定するみたいな手順が、右クリックしてダイナミックEQ立ち上げたらピンポイントで処理出来ます。慣れたら5秒もかからない。

別にいま、DAWの標準のエフェクトが昔のように悪いなんて事はない。でも、ここまで早く出来ない。毎日やるような事が快適になるのは大きいと感じてます。

あと、細かいことですけど、どの楽器でも殆どの場合ローカットを入れますよね。良い環境で録音できてない生楽器の場合なんかローカットしないとどうにもならない。

いろいろEQしたあとローカットしようとしたら、普通はローカットしたいところにEQポイントを作って、EQのカーブを作ったりしますね。

でもPro-Q3ならそんなことない。一番左端をクリックしたら自動的にローカットが入ったEQポイントが作成されます。

普通にEQするときも極めて快適です。EQすると決めたら、Qやどれくらいのゲインか決めますよね。

Qの変更が、マウスホイール(もしくはcmd+ドラッグ)で済むので、素早く操作できます。精密モードはshiftキーを押しながらでできるので、DAW付属のEQのように切り替える手間がないです。

なんだかPro-Q3のレビューみたいになってしまいましたけど、思考が途切れないのが素晴らしいです。

軽い

これだけ高機能なのに軽い。新しいEQもいくつか試してはいるんですけど、重かったりして入れ替えにはなりませんでした。

これだけ軽いのは素晴らしいです。ネイティブ環境で50トラックくらいさしても余裕で動きます。

落ちてやり直しだったらその日の作業も無駄になる。重くなるってことは、待っている時間が生じるってことですから、それは全く意味がない。

繰り返しになりますけど、思考も途切れない。すぐにアイデアを形にできるのは素晴らしいです。

高機能

当然のことと思っていたので書くのを忘れていました…

ミックスして、キックやベースの棲み分けや、基音が集中するようなところを整理したいときなんかもPro-Q3だと簡単です。かぶってるところが視覚化されます。

サイドチェインでダイナミックEQが使えるのもローエンドが重要な音楽をやっている人には物凄く重宝すると思います。

単純なサイドチェインコンプよりより精密にコントロールできます。

キックが入ったら、ベースの音量を下げた場合、ベースの美味しいところも同時に下がってしまうことになる。

でも、ダイナミックEQでキックをトリガーにしてサイドチェインしたら、キックのアタックの瞬間だけ、ベースとかぶるところだけダッキングできるわけです。普通のサイドチェインのように、ベース全部の音量が下がってしまう訳ではない。量感が失われにくい。

凄すぎますね…

Pro-Q3ばっかり語ってしまいましたがFabfilter製品はどれも高機能です。

追記:2021/11/26

ダイナミックEQのサイドチェインのやりかたです。クロスオーバーのことを考えると、以前よりマルチバンドコンプの使用頻度は減りました。

追記:2021/11/26

Ableton Liveは10.1からサイドチェイン信号をどのプラグインでも指定できるようになったので、やり方が以前より簡単になりました。こちらでトリガーするところを設定しておけば、あとは上記動画と同じです。

あと、友人から質問が来たので書いておきますが、Pro-Q3のバージョンが3.1になってないと、青いものがでてこないんだそうです。プラグインのバージョンアップって忘れますよね…

学習に役に立つ

これは強調したいですね。

視認性が高いということと関わりがあるんですけど、特にコンプなんかはじめはよくわからないと思うんですよね。

トランジェントを強調するために、アタックを遅くと言われても難しいと思います。でも加工前と加工後の波形が見えたら簡単ですよね。

Fabfilter製品はそこが徹底してます。他の製品でもそうです。どういうふうに変化したかがわかる。

昔はアタック最速、リリース最速でGRを見ながら、アタックを逃して、ああ、こういうふうにしたらトランジェントがわかるんだって練習しました。耳でしか判断できなかったし、それがすぐわかったかというと、なかなかそうではなかったです。

どういうエンベロープになってるのかイメージするしかなかった。

耳が鍛えられたという意味では悪くなかったですけど、波形で見えたらずっと簡単にマスターできたと思います。

エンベロープ形成する道具だということがこれだと直感的にわかる。時間を買えると思います。

コンプなんかOpto系もあるから、ああ、こういうレベラー的に使うやつって結構深く掛けても成り立つんだとかたくさん使って覚えたことが視覚的にわかる。

ああ、おなじOptcompでも、もっとぬるっと掛かるのがほしいなとか、それぞれのコンプレッションカーブやサチュレーションの違いでサウンドに違いが出ることもわかるから、必要な道具がわかるようになる。

ニーなんかも視覚的に見えるから、ソフトニーだとしきい値の前から圧縮が始まるというのも一発で理解できる。

ディエッサーなんか掛かってるところだけ表示されたりしますから、慣れてくると波形見たら、ここだなというのがわかるようになる。聴覚と視覚が一致してきます。

知ってるつもりのことでも改めて波形で見えるとわかることがたくさんありました。

まとめ

使用頻度が高いものが快適になると、非常に楽になる。

Fabfilterの製品は作っている時に邪魔にならない。思考も途切れない。

それができるには、色んな要素が高いレベルで成り立ってないと無理なんですよね。

視覚的要素であり、強力なMIDIラーンであり、A/Bが簡単にできることが少しでも欠けていたら、これだけ快適に使えない。

ワークフローを考え抜いた設計なんだと思います。

パラレルプロセッシング簡単にできることだったりするのなんか象徴的ですよね。M/Sやサイドチェインできるものが他のFabfilterの製品にあります。

何が作る時やミックスするときに必要かわかってデザインされている。

エフェクトが掛かってるところだけ聞くことが出来たりするのもそう。とにかく止まらなくて済む。

作曲、ミックスやってる時に必要であるだろう機能が集約されている。

音楽に集中してる時に、操作が複雑だったり、見てわからなかったらもう音楽を作る流れに乗れない。

やろうとすることがストレスなく出来ます。

優れた道具はその存在を感じさせないといいますけど、まさにそうですね。

使いすぎていて、正直客観的には全然書けないんですけど、自分には物凄くあっていました。

ストレスなく思った形にできる道具はいいですね!

追記:2021/11/25

気に入ったならバンドルのほうがお得です。私は個別で買っていって結局全部揃えるということをやりました…

基本、海外の方が安いです。日本だとサウンドハウスがポイント考えると最安値のことが多いです。楽天カードなんかでポイントがめちゃくちゃ溜まってる人はそういうので買うのもありかもしれませんね。

結局色々買い足してFabfilterは全部持ってるんですけど、バンドルで買っておけばよかったなと思います。高くついた…

こんなに使うようになるとははじめは思わなかったから仕方ないか。

まあ、ソフトシンセはそれほど使わないんですけど、デモ版で使って気に入ったら全部入り買ってもいいと思います。


Fabfilterの操作感が気に入って、ソフトシンセは別にいらないと言う人ならこれだとお得ですかね…

ただ、ゲートなんかは生楽器使わない人にはいらないかもしれない。サイドチェインゲートみたいなものならDAW付属で出来ますし。ディエッサーはでも、全バンドで使えるからハイハットに使ったり出来て便利なんですよね。

正直、デジタル系ならこれ買っておけばいろんなEQとかコンプなくても自分は済んだかなと思います。アナログ系は別腹です…

マルチバンドコンプはないですけど、ミックスに必要なEQ,コンプ、サチュレーション、リバーブ、ディレイが入っていていいんですけど、それなら全部あったほうがいいと思っちゃいますけど…

マルチバンドコンプを使わないならおすすめです。

価格そんなにかわらないこと考えるとProbundle買ってしまうかもしれないですけど、買って損はしないと思います。

DAW付属のものから基本エフェクトである、EQ,コンプ、リバーブを使いやすいものに変えてみようと思うならこれはおすすめです。Pro-Q3とPro-C2入ってるのは大きい。

基本エフェクトの質が高くなると一気にレベルあがりますしね。基本エフェクトの使い方わかれば、自分で欲しい物、欲しくないものの基準もできるように思います。

入門編というにはちょっとお高いんですけど、これだけ長く使えるものは珍しいので、いいものだと思ってます…

DAWを変えても使えるし、長く使える。激しくお勧めです。

Abletonでも、Maschineでもデフォルトで全部Pro-Q3は立ち上げるようにしてます。DAW変わってもEQやコンプが共通してると作業が早いんですよね…

追記:2022/11/21

シンガーソングライターの渡部絢也さんのFabfilterの記事は参考になります。私の記事よりずっといいので、渡部さんの記事をご覧ください。他のプラグイン情報、丁寧かつ実際に使っていて非常に参考になります。

デメリット・メリットがしっかり書かれていて自信を持っておすすめできます。

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