Maschineでフィンガードラミングする際に迷うのはおそらく外部音源のkitの扱いだと思います。
ですので、いままで記事をいくつか書いてきました。
で、今回はBatteryについての記事を書きます。
BATTERYはKOMPLETE SELECTには付属しませんけど、指ドラムをやる人には使いたい音源だと思います。
ただ、普通にやると上手く使えないんですよね。InstrumentとGroupのKitの違いがわからないと混乱しやすい。
公式の解答の様に、サンプル一個一個PADにアサインすればできますけど、Battery側でやったほうが早くできるんじゃないかと思ったので記事にします。
Batteryを使ってフィンガードラミングする方法 レイアウトのやり方
Battery4をGroup1のSound1に読み出します。これもInstrumentのKitなので当然PADモードでは演奏できません。
そういう場合は、KEYBOARDにすればよかったんですよね。外部Instrumentはみんな音階楽器扱いなので。
Batteryの詳細を編集したいので、コントローラではなく、PCで操作します。Batteryと書いてあるところをクリックしてもらってもいいですが、ショートカットもあります。cmd+3(WinはCtrl+3)で画面を切り替えられます。
Batteryが呼び出されましたね。
で、バッテリーのkitは更に混乱することに1キットの中に4つのKitがあるんです。A,B,C,Dあるんですね。
A1,B1,C1,D1と同系統の音色がアサインされています。そして、画像を注目してもらえるとわかると思うのですが、D1はkeyrangeC4/C4というように書いてありますね。
つまり、AのキットはC1から1オクターブ、BのキットはC2から1オクターブと1オクターブずつ、Kitが割り当てられているということですね。
フィンガードラミングする場合は、この配列を変えたいですよね。では、どうすればよいのか。
B4を見てください。これがD#2なっているということは、PADの1番は音程で言えばC1、BatteryのA1が対応するものですね。
B1,B2,B3,B4はパッドの13,14,15,16に相当するわけですね。
なので、わかりやすいようにB,C,Dを消してしまいましょうか。
Bをクリックしてから、セル上で右クリック。全部消したいので、Delete12Cellsにします。C,Dでも繰り返します。
こうなります。
じゃあ、レイアウトを変えましょう。
最近、私が使ってるフィンガードラミングのレイアウトはスペカンさん(@MPC2Z)のクロスレイアウトを基本にしてバリエーションつけています。
Battery、パッドで鳴らしたい音を交換したい場合は、セルを選択してドラッグアンドドロップすれば入れ替わります。
コピーしたい場合は、option+ドラッグ(winはCtrl+ドラッグ)です。
この場合はハイハットやキック、スネアはありますが、タムもライドもクラッシュもないですね。絶望や…
あきらめるなパッドフレンズ!
こうすればええんやよ。
この鉛筆じるしのところを押すと、Batteryのブラウザが呼び出されます。
では、配列していきます。出来ましたね。
後で使えるようにわかりやすい名前にしてセーブしておきましょう。Sound1のところで右クリックしてSave asで任意の名前をつければいいですね。
なぜ、公式の説明と違うやり方でやっているか
それはバッテリー独自の機能を使いたい場合ですね。たとえば、ドラッグやロールをテンポとシンクさせたい人もいると思うんです。MIDI Echoなんかは、MaschineデフォルトのSamplerにはありませんしね。
Maschineにアサインして、Batteryの機能を使い倒す
デフォルトだと、MaschineからBatteryはコントロールできない状態になっていますよね。
ちょっとやってみましょう。
Automationをまず呼び出します。鉛筆じるしを押したら出てきますね。
Hostが選んである状態で、コントロールしたいパラメーターがあったら、そこまでドラッグアンドドロップします。。今回はアーティキュレーションのロールのスピードをアサインしてみます。
そうすると、アサインされます。
ADSRなんかアサインしたら、エディットもつまみで出来て、可能性はいろいろ広がりますよね。
Maschine、不器用な子なんですよね。サービス精神旺盛すぎてよくわからない感じになったといえばいいんですかね。はじめはラーメンしか出していなかった店が、そのうち、フレンチもイタリアンも鍋も始めちゃったみたいな…
公式のやり方も手っ取り早い解決ですが、MaschineのコントローラーからBatteryをコントロールできるのは記事として見つからなかったので書いておきます。
Maschine、わかってくると楽しいですね!
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