当ブログはアマゾンなどアフィリエイト広告を利用しています。

Bounce Selectionは激しく便利

Ableton友の会
この記事は約7分で読めます。

Ableton12.2でAbleton公式が高らかに歌い上げた新機能。それがBounce in Placeです。

え、Ableton1.2.2で実装していたのでは?

え、ピリオド、打つ位置間違えてない?と思われた他のDAWの皆さん。事実です…

出来ることは超出来るけれど、出来ないことは未就学児以下の能力もない蛮族のDAW,それがAbletonです…

20年前のDAWには全てあったような機能を新機能として発表するので、我らAbleton民はウホウホ喜びつつも、恥ずかしい思いをしている次第であります…

待望の(笑)というニュアンスを感じますね… 恥ずかしい…

Bounce in Placeとは

指定した場所にオーディオで書き出すことが出来るわけです。

純正でやる場合は今まで、MIDIをフラット化していたわけですね。Resamaplingもありますけど、面倒くさいことこの上ない。

元のMIDIデータを残したい場合は、フリーズ化してオーディオトラックにドラッグという手間が必要でした。こんなの死ぬほどやる作業ですよね…

Abletonには公式の機能でないものはユーザーがM4Lで作るという文化があります。

友達は、「こんなことに、更に金を払うのか…」といってまたAbletonから去っていきましたが、郷に入っては郷に従えと言っておきました。

と、便利なBipですが、12.2ではもう必要無くなると思います。でも、Bouce Selectionは生き残ると思います。

なぜか。Ableton12.2でグループトラックのBipは出来るのですが、これが信じられないくらい頭が悪いんですね…

GroupをBip(正確にはBounce To Tracks)したら、それぞれのトラックの下に書き出される。まあ、原理的には正しいかもしれないけど、それはないやろというやつですね… 結局これではまたResamaplingするしかないわけです。
12.2でバウンス・イン・プレイスが導入されたから「もう一度Abletonにチャレンジしたら?」と誘った友達はこれを見て「そういえばTechivationの新しいやつ、試した?」と薄ら笑いを浮かべていました…

これぞAbletonクオリティとおじさんは逆にテンションが上ってしまいましたが、みなさんこんなのげんなりですよね…

ラーメンとして器に入れて出してくれると思っていたのに、全部別の皿で出されたようなクレージーさです。

ラーメンハゲの芹沢さんならなんと言うか…

「素人の意見をバカにするな。素人の意見を理解し、応えるのがプロの仕事だ。」くらい言われてもおかしくない。

全くユーザーの意見が届いてない。滅多切りにされそうですね。

まあ、届いていたらAbleton11でコンピング、12でMIDIノートの分割、バウンス・イン・プレイスが新機能なんてことにはならないはずですか…

でもね。楽しいんですよ。Ableton。あと見た目が最高。なんか言ってることが大分クズっぽいな…

こういうところはなんとかして欲しい。

不満はめちゃくちゃありますけど、それ以上にメリットが大きいから使ってるわけですね。

でもBouce Selectionなら一発でステムを書き出してくれますよ。

5ドルだけれど十分な価値があります。他DAWからAbletonを使う方は、Suiteがおすすめです。

SuiteならM4Lで機能拡張が出来ますから。

金で殴る。これが蛮族DAWのやり方です…

Bounce Selectionのインストール方法

Elizabeth Homelandさんは本来ならAbleton公式が実装するべきだろう機能を実装してくれています。公式が頑張ってほしい。

でも、Elizabeth Homelandさんの稼ぎが少なくなるのはあれですからね。いいM4Lデバイスたくさんあるので、お布施したいですね。

他にも便利なM4Lたくさん出してくれてます。

ただ、ちょっとだけインストールが難しいかも。マニュアル読まずにいきなりは使えません。Macの場合はですけど。

ダウンロードしたファイルを解凍するとこうなります。Macのインストール方法を書いておきます。

AHKフォルダ,Bouce SelectionとBounceHelperをAbletonのユーザーライブラリに入れておく必要があります。

Macの場合、変更していない場合はここにありますね。

Mac: MACINTOSH HD/USERS/[USERNAME]/MUSIC/ABLETON/USER LIBRARY

Bounce Selectionを立ち上げて、Drop Bounce Helper Hereというところに、先程ユーザーライブラリに移動したBounce HelperをD&Dします。

初めて使用する際は、アクセスの警告が出ますので、許可します。

OSのバージョンのよってうまく行かない場合は、「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」からAbleton,スクリプトエディタ、ターミナルをオンにして下さい。

Bounce Selectionの使い方

マスタートラックに挿します。使用可能な状態なら、この様にDevice is Readyの所、色が変化しています。

忘れずに、ライブセットやテンプレートに保存しておきましょう。そうすれば、今後立ち上げた時に同じ操作をする必要がなくなります。

次にBounceボタンをキーマッピングもしくはMIDIマップします。キーマップ、もしくはMIDIマップしてないと使えないので必ずやりましょう…

Keyを押します。

Bounceのbを設定しました。

小ネタだが、キーマップは大文字と小文字を区別する。10キーも扱いが違うので、いろいろ割り振れる。

キーマップしたもので、範囲選択したらBipができます。素晴らしいのが、12.2でもちゃんとできないGroupトラックの書き出しができるところですね。

ただ、ちょっと注意点があって、Groupを閉じないといけないわけですね。

ギアの部分を押すと、オプションが選べます。

Realtimeはオフラインバウンス(実時間ではなくてファイルを書き出してくれる)ではないので、エフェクトで変化付けたいときなんかに良いんじゃないでしょうか。私は使ってないですけれど…

Liveのブラウザから「New Track FX:」と書かれているところに.adgファイル(デバイスチェーンプリセット)をD&Dするのもなかなか便利そうです。

新しいクリップの作成が完了すると、選択したエフェクト/デバイスチェーンが新しく作成されたトラックに読み込まれるので、その後の処理が便利ですかね。UtilityとEQ8なんかはあっても良さそうですね。

Albeton11でも使えますし、β版は使いたくないという方にとっても嬉しいのではないでしょうか。

流石に正式リリースまでにはなんとかなると信じたいですけどね。これ…

大分はかどりますね!

コメント

タイトルとURLをコピーしました