使用頻度が高いスケールの一つにブルーススケールがあります。
マイナーペンタトニックスケールにb5が加わったスケールです。メジャー・ダイアトニックの進行やドミナント7th、いわゆるブルース進行などにも使えて便利です。
マイナースケールではあるのですが、ファンク、R&B,ソウルなどではドミナント7thコードでも利用できます。メジャーのコードなのに機能するのかと思うかもしれませんが、機能します。
上記のプレイは最低音をEに設定。Eの一発ものでプレイしています。7だけではなくM7を経過音に使うプレイもよくやります。
コード進行がドミナント7thであってもブルージーさを出す時にはやりますね。メジャー系のコードでもブラックミュージックなら関係なしに弾きます。ベースでもありなんです。
理論書なんかでは書かれないですけど…
あれ風プレイ。
— うりなみ (@urinami) December 1, 2019
プレイは適当なんですけど、softubeのtape,MODOBASSのフラットワンド、EZkeysとEzDrummerの4つはこういうのやろうとした時には相当良いです。 pic.twitter.com/wVxUErDTce
Bbm7-E7でBbドリアンと解釈してBbブルーススケールを主に弾いています。
アウトサイドするために途中でコンディミを弾いたり、オルタードテンションを加えるために半音上のマイナーadd9なんかを弾いてますね。演奏してる時は何も考えてないんで後付けですけど…
ドリアンの特性音である6thを弾かなくても成立します。ドリアンの曲でもブルーススケールは使えるという事ですね。
ドリアンであることを強調したかったら6th弾けば良いわけですし。ある種のメロウさがありますよね。B.B Kingなんかよくやってますね。
アウトサイドなんかにも使えますが、まずはこういう基本から。ブルースマンはこれだけで複雑なコード進行乗り切ったりしますからね…
ブルージーなプレイ、ジャズ的なプレイでも一番使われるスケールで適用範囲は広いので、フィンガリング含めて憶えられると楽しんで遊べると思います。
追記:2022/06/21
ベースラインを弾きつつコードを弾いています。
左手で主にベースラインを弾きつつ、右手親指でも補助しています。シングルノートのところでブルーススケールを使っています。 コード進行はEm7-A7ですが、Eドリアンと解釈してEブルーススケールを適用してます。
ダイアグラム
覚えるときの注意点
どのスケールでも共通ですが、まず、構成音を覚えましょう。後で譜面つけておきますね…
こう言うパッドに慣れてない人はまず、ルートの位置を覚えましょう。次は5度の位置。右上に2つでオクターブの関係、左上に3つでオクターブの関係です。
次は5度の位置。Rの真下、Rから上に1つ、右に2つの位置にあります。こういうふうに度数と位置を視覚的に覚える。
これもまた動画撮りますね… 今だともっと効率良い覚え方やフィンガリングもわかっているので。
重要な点としては、
初めは絶対にクリックを使わない。
音を覚えて、フィンガリングを覚えてからクリックを使わないと、間違えた音のままスケールやコードを記憶してしまうと悲惨ですからね…
自由にプレイしたいなら12キー全部弾けることを推奨しますが、制作ならトランスポーズすりゃ済むわけですし、そのあたりは使える時間と、自分のやりたいことで選択していただければと思います。
どのキーでも弾けるようになりたい人は、キーをCにして表示を動かさない事を推奨します。
キーが変わったとしても、Cでのパッドの見方を覚えた方が譜読みやコード進行を覚える時に楽になるので…
今は思いついたことを書き殴っておいて、後でこの記事は大きく手を入れるのでしばしお待ちを…
練習用のトラックとか作れば良いですかね。インサイドしてる感覚なんか弾いた方が身につきますよね。ちょっと考えます…
一応以下の記事に動画もあります。古い記事ですけど、残しておきます。
度数を視覚的に覚えると、音を聞いた瞬間にパッドが浮かぶようになるし、譜読みも楽になります。
音を見る感覚ですかね…
メジャーやマイナーの転回形は4度を必ず含んでるとか、パッドなら一発で分かる。
複雑なテンションコードにトライアドやダイアドの響き、あるいは4度の響きを聞き取れたらアドリブする時も楽なんですよ。
演奏は正直鍵盤の方が簡単な所もあるんですけど、理屈を理解する上ではパッドは極めて有用だと思います。
メイン楽器が鍵盤じゃない人にはパッドは便利。今まで書いていなかった、制作のためのパッドの使用法なんかも書いていけたらなと思ってます。
追記:2023/12/20
ポジションの覚え方、効率的な運指、フレーズを増やす方法などについての動画です。
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