前回はMIDI出力について確認しました。
サポートに質問していたところ、MIDIラーンについて回答があったので検証しました。サポートのIさん、多くの質問に答えてくださってありがとうございます…
PUSH3スタンドアローン単体では、接続したクラス・コンプライアントの機器にMIDIラーンさせることは出来ません。
PC上でMIDIラーンして、そのライブセットをスタンドアローンに送っていくつか設定する必要があります。
やり方はPUSH3スタンドアローンでSetupボタン > MIDI > I/Oで”Input”を選択 > Portで該当機器を選択 >”Remote”をオンにします。
デフォルトでPUSH3のMIDIのRemoteがオンになっていると勘違いしていました。ボンクラすぎる…
動作しました。これで可能性は広がりましたね…
EV-1-WLをPUSH3のUSBポートに接続して、オートフィルターにアサインしてあります。
Launch Control XLの接続も確認。素晴らしかったのは、PUSH3のパンやボリューム、センドなどがコントロールできることです。ネイティブ対応してるMIDIコントローラーを一つ持っておけば困ることはない。
PUSH3スタンドアローンでパフォーマンスしたい人には重要度が高い機材だと思いました。パフォーマンスしている時に、PUSH3のミキサーでコントロールするのはかなり大変なので。
エクスプレッションペダルを直接PUSHで使いたい人はEV-1-WLを選べばいい。というか、これしか市場にないですけど…ケーブル繋ぐのは製品のコンセプトから考えるとうーんとなりますね…
また、USBハブが使用できることも確認しました。はじめ、セルフパワーでないハブを使ったんですが認識が安定しなかった。セルフパワーのハブを使うことを強く推奨します…
スタンドアローンでMPE対応のデバイスを選ぶと落ちる問題は、バグの可能性もあるとのこと。Suiteにして検証してほしいとのことなので、サンプリング周りを検証してからAbeltonに報告します。
ホッとしました。バグならなんとかなるでしょうし。Suiteで問題なくなるのなら嬉しいですね。2台続けて初期不良となると、流石にまずいですからね…
サンプリングをしたいパッドフレンズがintroで出来るか気にしていたスライスに関しては、スタンドアローン、イントロともに不可能です。
ただ、これちょっと誤解しやすいので説明しておきます。
Abletonではスライスは2種類あるんですね。
- 「新規MIDIトラックにスライス」
- Simplerでのスライス
introとスタンドアローンで出来ないのは「新規MIDIトラックにスライス」です。
Stylus RMX的なといったほうがわかりやすいですかね。それもわかりにくいか…普通のサンプラーならたいていある機能です。
サンプリングしたものをトランジェントなどで検出して切り刻んだものをMIDIデータにしてくれるんですね。
ドラムなんかで使う人が多いと思います。出力されたMIDIデータを編集すれば、フィルを作ったり、リズムパターンを組み替えたり出来ます。
オールドスクールな作り方している人はRecycle的なやつが使えないと言ったら一発で通じそうですね…
ブレイクビーツを組み替えたりする人は多用する機能じゃないでしょうか。
こういうのがやりたい人はサンプルの加工などもいろいろしたいでしょうからSamplerも必要になる。Suite買っておいたほうがストレス少ないと思います。
SamplerはMPE対応のサンプラーですしね。
simplerでのスライスは、intro,スタンドアローンでも可能です。
サンプリングして、MIDIで細かく編集するのじゃなくて、叩いて作るような人ならこれで行ける。
そして、SimplerからスライスしたものをDrumrackに変換することは出来ます。これで事足りる人も多いんじゃないでしょうか。
昔の記事ですが、このあたりを読んでおくと初めてPUSHやAbleton liveを触る方はイメージしやすいかもしれません。
Abletonはサンプリングに強い。SimplerとDrumrackを使いこなせると楽しく遊べると思います。
値段についても質問しました。
スタンドアローンでintroの購入者がStandardやSuiteにする場合の価格はどうなるのか。スタンドアローンで遊び倒したい人はSuiteあったほうがいいですからね。
自分の環境だとCookieでアップグレードの価格がわからなかったので問い合わせました。お手数おかけしました…
あとはアナログからサンプリングした時、音質どうなのという質問がありましたけど、問題なかったです。
サンプリングしてびっくりしたのはAbleton11.3でワープのアルゴリズムがめちゃくちゃ優秀になりました。WARPマーカーを打ちまくって編集していた手間が減りました。ここは記事にした方がいいですかね。
11.3はPUSHが発売されたAbleton live 9以来の大幅のアップデートですね。
これで、とりあえず、スタンドアローンで検証しなければいけないところはとりあえず終了。Suiteにオーソライズして、検証していきます。ここからは自分がPUSH3でなにか気づいた時に日記を更新という形にしていこうと思います。
あと検証してほしいと言われて残っているのは、PUSH3からMIDIノートを他のDAWでPUSHを使えるかどうかですかね。自分の環境ではできなかったですけど…
やっとこれで普通の環境で使えそうです…
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