今日も高円寺。ここのところ仕事が立て込んでいて、0時前に終わることはない。
家で食事を作れば良いのだけれど、仕事が終わった後、部屋に居たくない気分なのである。
ちょっと気分を変えて眠りたい。
そうなると散歩と外食が一番手っ取り早い。
引き継いだ仕事が終わるはずだったのだが、もう少し長引きそうで思案する。
自分の色を出すのは、どうか。やれなくはないと思うけれど、その特徴を活かさないことになるのではないか。
そんなことをつらつら考えているうちに着いた。
じもんはいつも人気の店で入りたいと思っていてもなかなか入れないんである。
店内は狭い。6席くらいしかないので、昼だとなかなか座れないだろう。
0時を過ぎてやってる店は本当にありがたい。
勝浦式タンタン麺を1辛で。ニラ、半熟卵、小ライスを注文。
真っ赤ですね。トマトベースのものと錯覚しそうになるあかさですね。
辛そうにみえるでしょ?
辛いんですよ!
神殺しとか厨二病のキッズが喜びそうな名前の辛さも選択出来るが、ここはオススメの1辛で。
はじめに麺とスープを口に含むと、旨味があるけれど、その後が辛い。
はじめはそんなに辛くないのではないかと思っていたのだけれど、大間違い。
ただ、辛いだけではなくて、しっかりスープの旨味がある。唐辛子だけではなく、にんにくやニラもあるので、コクも旨味もある。
玉ねぎも良い仕事。玉ねぎの甘さもあることで奥行きがある味になっているのだろう。
麺の食感もスープにあっている。とにかくスープに特徴があるので、スープに絡むように選択したのだろうか。うまい!
辛いもの、苦手でないけど、これくらいがちょうど良いな。
もう、汗だくである。
さて、半分ほど食べ進めて、ご飯と半熟卵を投入である。
見た目はあれだけど、美味しゅうございますね。
いわば豆腐なし麻婆ご飯みたいなもんである。
酢もあったので、加えると目先も変わって楽しめる。
美味しかった!
勝浦式か。勝浦式という名前があるように、一定のスタイルがあるものをやり続ける難しさはある。
型にはめて進めてしまった方が早く出来る事もたくさんある。
なぜその仕事を受けたのか。
そこの仕事をよく知っているからだ。自分の仕事のやり方とはかなり違う。
違うやり方だけれども、尊敬していた。どんなに頑張っても、ああはなれない。そう出来ないから、違う方法で、自分なりのやり方を作ったみたいなもんである。
簡単な仕事はないものな。
嘆息するものの、面白い仕事であるのは間違いない。
勝浦式のスタイルではないけど、特徴があるスタイルのところでの仕事は、「らしさ」を失ってはいけないんだろう。
同じことをやるのだって、挑戦的だ。
時代が変わる中でやり方を変えない方が新しいように思えるのだ。
大分頭も整理された。今日は早稲田通りを通って帰りますかね。
ごちそうさまでした。また、来ます。
夜総合点★★★☆☆ 3.5
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