全くの初心者が指ドラム(フィンガードラム)をやるのに知っておきたいこと 第9回 基礎ってなんだ
暑い。一体日本はどうなってるんだと思うな。みんな大丈夫?
自分、宿舎から出張先まで行くまでに死ぬかと思ったよ…本当、熱中症には気をつけてな。さて、今日は基礎について考えたい。
基礎ってなんだ?
基礎ってなんやろな。
こういう時は辞書をひくのが一番わかりやすいな。
ルーディメンツってドラムやったことがある人やったら聞いたことがあるかもしれない。
OALDとLONGMANの2つで定義を見てみよう。
- [plural] the rudiments (of something) (formal) the most basic or essential facts of a particular subject, skill, etc. OALD
- formal the most basic parts of a subject, which you learn first LONGMAN
特定の主題、技術などに関して最も基本であるとか、最も本質的な事実
最初に学ぶ、問題の最も基本的な部分
最も本質的ということや。本質とは「欠くことが出来ない」と言うことやね。
と言うことは、当然、フィンガードラムの演奏って何で成り立つか考えないとあかんな。
追記:2021/07/18
究極の1冊が出版されました。このコーナーの意義は終わったと思いますが、資料的な価値はあると思いますので残しておきます。スペカンメソッドについては、インタビューを今後記事にしていきます。64パッド、16パッドの配置から基礎練習など、このコーナーで扱ったことより遥かに深い内容が書かれてます。この記事読むなら本を買ったほうがいいです。
指ドラム演奏は何から成り立っているか。
指ドラムは究極的には
正確なタイミングで、パッドを叩ければいい。これだけだよね。
でも、それを分解したらどうなるか。
- 叩きたいパッドに移動するハンドテクニック。
- 個々の指を動かせるフィンガートレーニング。
- スティックを使うドラムと違って、厳密にはダブルストロークが存在しないため、2つの指を使う2フィンガーダブル。
- 叩きたいタイミングで正確に指を動かせるリズムトレーニング
これだけの要素に分けられるよね。じゃあ、この4つを向上される事が基礎練習と言えるやろう。ドラムでルーディメンツってあるね。基礎って事やね。あれはスネアについて、アメリカの団体が決めたものや。
スペカンさんがこの回で話してくれとるな。ここの8分前後から話してくれとるな。練習の分割の仕方とか、楽器を長く訓練した人は知ってるけれど、知らないと物凄い回り道をすることになる。
自分のオススメは、このドラムの教則本を使ったレッスンが出来なくても、スペカンさんの話を聞いておいたほうがええと思うよ。チャンネル登録を自分は激しくおすすめするね。練習できなくても勉強して向上できるところがあったらやればええと思う。通勤、通学、家事の間でも頭は鍛えられるからね。
話を戻すよ。指ドラムでの基礎ってなんなのって言ったら、この4つになるんやと思う。
スペカンさんがものすごい量の練習動画あげてくれとるやろ。あれは、指ドラムの基礎になるものや。
でも、基礎練習をする前に手と指の無理のない動かし方を知ろう
まず、この動画を見てほしい。ここから始まる説明で、ものすごい事説明してくれとるよ。
これはやっぱり、言葉の定義から考えるとルーディメンツだと思う。「最初に知るべきこと」だよ。
ここの8分30秒前後からの動画は、実際に叩き始める前に見ておいてほしいんや。今後の上達の速度や、怪我のリスクを最小限に減らしてくれるから。
音楽性に正解はないけれど、演奏方法には正解はあると自分は思う。
怪我するのはダメ、ゼッタイ。パッドフレンズと自分の約束な。
進歩が止まるし、一生痛みを抱えて生きるのは辛い。
スペカンさんが教えてくれてる、どの指がどう言う動きが得意かわかっていたら、そもそも無理な動きを訓練する事は避けられる。
怪我をしない、無理なく早く叩けるというのは演奏においては絶対に正しい。
無理なく早く叩けるということは、より、リズムや音楽的な表現に集中できるということだから。
無理なく早く叩けるということは疲れないと言う事でもあるんだよ。
XpresspadsもRobさんのレイアウトも優れているけれど、怪我をしない、早く叩けるという点では、スペカンさんのメソッドが最高や。
レイアウトだけではなく、どの指で叩くか、回内を加えるためにどう指の角度を考えるか。手首の角度だって、そういう視点でスペカンさんの動画を見たら学べる事は多いはずや。
5フィンガートレーニングの重要性
これ、当たり前だけれど指が脳からの電気信号を伝えるように訓練しないといけない。
指1本1本を動かすための訓練は、はっきり言ってつまらん。
でも、確実に上達すると思ったらいくらでも耐えられると思うよ。
これは、トレーニングの原則である特異性の原則にも則っている。格闘技で、技術練習していけば、筋肉量も増やせるかもしれない。でも、筋肉を増やすのが目的なら、それこそレジスタンストレーニングした方が良い。
難しいフレーズの練習する前に、指が動く状態を作るトレーニングや。
自分は、叩ける前に、叩ける状態を作る事が大事とスペカンさんに教わった。
毎日やるべきトレーニングや。これね。本当ちょっとずつでもやっていくと、動くようになるよ。自分みたいなポンコツでも動くようになってきたんやからね。
このトレーニングは、通勤や通学や仕事中でもできるかもしれん。まあ、通勤中にやってたらやばいから、昼休みにパッドでも持っていって練習してくれたらええんちゃうかな…
自分、病院の待ち時間に徹底的にやるんやけど、明らかに不審者よね…
そういえば、スペカンさん、「膝とか叩いてるやつまじキモい」って自分をディスったけど、一緒にカフェに行ったらずっと足で細かく刻んどったよ…
本当にね。スペカンさん、プレイヤーとしても凄いけれど指導者としても理論家としても凄いんやよ。ま、自分の先生やし自分は勝手に友達と思ってるから、褒めてばっかりなのもどうかって思うこともあるんやけどね。
才能に対して正しく評価を得られてほしい。
あ、全裸はアカンな…
自分みたいに体が悪い人や、指ドラムを楽器として真剣に学びたい人はスペカンさんに習うとええ。本当に一回直接習うだけでも違うから。
個別のアドバイスってのはでかいんだよ。
自分、ひたすら歩いてるのとドラムのスティックまた持って練習してるけれど、動くようになってるからね。
ま、滑稽やよね。出張先にMaschineとPUSH持っていって、スティック持っていってるっておかしいと思うよ。
でも、ちょっとでもマシなフィンガードラマーになれると思ったら、こんなにおもしろいことないよ。
指ドラム、楽しいな!
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