長らくやっていたPUSH勉強会を終了しました。
しばらくお休みを頂いて、気力、体力が少しずつ戻ってきました。ありがとうございます…
パッド研究会を再開していくにあたって今後どうやって行うか考えてみます。色々やりたいこともあるけど考えなきゃいけないこともたくさんあるので、書いて頭を整理してみます。メモです。
パッド研究会とは
東京にいたときに行っていた集まりです。
ALESIS Drums国内公認インストラクターであり、『DTMerの為のフィンガードラム入門』著者のスペカンさんに毎回フィンガードラムについて語っていただいていました。
フィンガードラムの普及、セッションなどを行うための集まりでした。
パッド研究会の目的としては今後、ノンキーボーディストでもハーモニー、メロディ、リズムがある音楽を作れるというところを打ち出していきたい。
そうするときにどういう内容があればいいのか。考えてみます。
フィンガードラムについて
生ドラム、電子ドラム、フィンガードラムに精通しており、パッドを楽器のレベルで演奏できるスペカンさんをスピーカーとして招き、フィンガードラムについて語っていただこうと考えています。
特にドラムが重要な今の音楽で、生ドラム、電子ドラム、フィンガードラムという3つのドラムに精通してわかりやすい言葉で語ってくれるのはスペカンさんしかいないと思っています。
フィンガードラムの最先端のテクニックや、フィンガードラム入門と併せて活用したいドリルなどについてまずは取り上げたい。教則本やドリルはひたすらやるだけで技術が習得できると習得コストを考えた作りになっています。
スペカンメソッドについてインタビューもしているのですが、私の拙い文章ではなかなか伝えるのが難しい。スペカンさん自身に語っていただくほうがいいと判断しました。
スペカンさんがフィンガードラムで開発したテクニックは非常に多い。世界初のテクニックも多いんですけど、スペカンさんが自ら語ることはないので、ちょっと私が質問する形で話してもらえたらいいんではないかと。
後の世代にためにも記録を残しておく必要がある。誰が一番初めに考えたかは残しておきたいですしね。オリジネーターは評価されるべきです。
さまざまなフィンガードラムの方法論がありますが、怪我をしない、体系的に習得できるという点でスペカンメソッドがもっとも習得コストが低いと考えています。
ドラムに関する理解を深めるという点でも『DTMerの為のフィンガードラム入門』は優れた本です。いつも無理言ってやってもらっているので、なんとか還元できる方法も考えたい。
追記:2022/05/06
スペカンさんが電子ドラムのレッスンをはじめました。オンラインでレッスンが受けられます。電子ドラム処分しなかったら良かった…
64パッドでのコードワーク、メロディなど演奏する方法
ノンキーボーディストが音楽を作るときに障害になるのは、入力デバイスの問題です。
ギタリスト、管楽器奏者、楽器経験がない人間にとって鍵盤習得は難しい。ドラマーやベーシストが一人で音楽を作るのも難しい。鍵盤を弾けない人は特に音楽を作るのが難しい。
ですが、64パッドはハーモニーを理解するのは容易です。比較的に安価に手にも入る。一番わかりやすく、DAWとの親和性が高いのはChromatoneだと思いますが、手に入れるのが難しすぎる。
64パッドはインキーモードなどで、スケールを考えずに弾けるということをメーカーは打ち出していますけど、これは問題があると思ってます。
作れる音楽に限界があるからです。
ダイアトニックコード以外を使って作曲したいときにはP4thの配列を使うことで問題点を比較的容易に克服できます。覚えることは少し増えますが、ハーモニー、メロディ、リズムがある音楽をやるなら最低限知っておくべきことですしね。
ベースなどと同じ4度チューニングではあるものの、同一弦上の発音が出来るというパッドならではの特性、移調の問題、シングルノートの指使いなどパッド特有の技術的な課題もあります。ですが、それについてはほとんどこのブログ以外では語られてないと思います。
でも、演奏してるのをみたり、考え方を知ってれば習得コストを減らせるはず。作るときにはこうパッドを移調したほうが楽だとか、それぞれのパッドの違いなんかを知っていれば、随分違います。
いままでいろいろ試行錯誤してきたので、こういうふうにやったら楽だよとか、そういうことは話せる。ボンクラですから、いろいろ失敗してきましからね。フフフ…
情報共有できたらいいですね。
パッドの視覚的な捉え方などをはじめに理解したら全く上達速度は違うはずです。
ブログにもそういう記事結構あるんですが、今の自分はもっとシンプルで楽に弾けるようになっている。
パフォーマンス目的の場合は、8*8配列のためにフィンガリングを工夫する必要があるんですけど、制作用途なら考えなくてもいい。
マスターするのは難しくないですよ。他の楽器に比べると肉体的な負担は少ない。
DAWを使うなら、ピアノで言うところの片手ずつ録音することもできますし。全てを生演奏しないと考えるならぐっと楽になります。
それこそAbletonならCapture使うような方法や、PC併用する方法もあります。
生っぽく打ち込むならタイミング情報のほうが大事で、後でベロシティ変更するほうがらしくなったりします。そのあたりも知っておくと、制作の閾値を下げられるのかなと。パッドだけで完結せずにDAWの機能も積極的に使う。
ただ、そのためにはやっぱりキーやスケール、インターバルの理解などが必要になる。
このあたりはパッドで譜読みや最低限の理屈を説明すればいいですね。理論書、コード譜をパッドとDAWを使って説明する。
譜面、ブログでは使わなかったですけど、研究会では使ってもいい。というか、もう譜面使わないとしんどすぎるんで…
譜面とピアノロールの対応関係見てもらったら理解も深まるはずですし。
64パッドのコード、メロディなどについては、私が説明しようと思っています。いくつかの切り口でやってもいい。ネオソウル的なコードボイシングとか、曲分析とかしてもいい。何回も違った角度でやることで、色んな人の需要を満たせるかもしれない。
場合によっては鍵盤やギターを弾いてパッドに置き換えることを見せるような形にしてもいいですしね。ちょっと考えたい。
それぞれの機材でビートメイクする。
正直難しい面もあるのですが、みんなで1ループを作るような形をやっても面白いのかなと思っています。1曲を仕上げるとなると時間制限もありますし。これに関しては徹底的に初心者向きでやるのがいいかなと。
Maschine,AbletonPUSH2の2つなら自分がわかるので、まずはそれからですかね…
ドラム、ベース、コード、メロディの打ち込み方、演奏などを説明して少人数で作ってみるような形ならマスターしてもらいやすいと思います。
セミナーやっても受講生が機材に全然触ることがなかったら、作り方マスターできないです。そういうセミナーへのアンチテーゼとしてAbletonPUSH2勉強会はやってきたわけですからね。
それこそ『DTMerの為のフィンガードラム入門』を使いつつ、ドラムの打ち込みをやってみたりしてもいいですよね。譜読みの練習にもなりますし。
あと、PUSHやMaschineを買ってみようと思うけれど、どっちがいいかわからない人。
そういう人には実際触って作ってもらうことで、あ、これなら自分でも使えそうだなとわかる場があればいい。これは以前のパッド研究会でもやっていたことですけどね。
それぞれのパッドを持ち込んで、セッションみたいなのも楽しいとは思うんですが、なかなか難しい。
ジャズのセッションやファンク系のセッションみたいに、みんな知ってる曲があるわけでもないですしね…
演奏できない人にも楽しんでもらえるとするなら、1コードのモーダルなものくらいしか思いつかない…
はじめは楽しんでもらえるとしても、毎回面白く出来るかと言うと難しいですね。
演奏できる場所もあれば、交流できる場としても機能すると思うので、このあたりはもうちょっと考えたい。なにかあったらアイデアを是非…
PUSHやMaschineの操作の不明点をなくす
あんた、それこそPUSH勉強会でやってたことやんということなんですけど、これはやっぱりあったほうがいいのかなと。質問まだ結構ありますしね。まあ、Maschineはやってないんですけど。
足りない情報はたくさんあるし、便利に使うための知識は日本語情報ではまだまだ不足してますからね…
使える人が増えたら、もっと情報も増える。それこそ無理なく音楽を続けられる人が増えるかもしれない。
PUSH勉強会で一番時間がかかったのは、その人のワークフローに併せて動画を作ったりすることと記事を書くことでした。公開してない動画700くらいありますからね…
でも、記事や動画を作らないならそんな手間は掛からない。
これは結局のところ個別でやるのが一番いいんですよね。
動画に関してはZoomでやって録画して、それを復習用としてご覧いただくみたいな形が私にとっても無理がない。
個別の記事ではなくて、質問があったときに記事を作っていく形にすれば、備忘録にもなりますし。
と、いろいろ考えているんですが、問題点もあります…
スタジオをどうする?
どのスタジオでやるかも問題です。
大阪、全く土地勘がないですしね…
ある程度三密を避けるような状況と考えたときに、練習スタジオはどうなのか。このあたりも調べる必要があります。
コワーキング・スペースみたいなところだと、換気は出来るでしょうけどミキサーとかどうするのかも考えないといけない。モニターも。ミキサー、自宅から持ってきてもいいんですけどそうなると大掛かりになりすぎますしね…
自宅に01Vがあるんですけど、三重から持ってくるのはだるすぎる。大阪の部屋においてもいいんですけど、スペースが…
できるだけ無理なく出来るような形でやりたい。スタジオ代以外できるだけ掛からない形にしたいですし。
いい場所でも貸し切りとかそういう形だと参加費用をいただかないといけなくなる。出来れば、高校生くらいでも気軽に参加できるようにできたらと思うので。ここは考えないといけないですね。
それぞれのパッドを持ち込んでもらうとなると、モニター、ミキサー、電源、ケーブルの問題もあります。自分の機材、PC持っていくだけでも結構大変でしたし。
遠方の方の参加、懇親会などを考慮すると、交通の便がいいところがいいでしょうしね。
遠距離の方はどうする
研究会、やるならば参加したいとおっしゃってくれる方が大阪近くに住んでいるかというとそういうことはないですよね。
セッション的なものはオンラインでは無理。Syncroom使ってやるって言うのはあまりにも敷居が高すぎる。
コードの説明なんかなら、それこそZoomでやってしまってもいいんですけどね。パッドを演奏している手元も写せるし、DAWの画面も写せる。もちろん、譜面も写すことが出来るので、セミナー形式なら問題なくできる。
でも、セミナー形式でマスターできるかと言うとやっぱりなかなか難しいと考えています…
手の使い方や実際に練習する時間なんかは設けたほうがいい。手を動かして初めて分かることは多いですから。
私の方だけ音声流れるようにして、他の方は手元だけ映るようにすればうまくいくかもしれないですけどね。試さないといけない。できるだけ、自分のコストも参加してくださる方のコストも下げたい。
PUSHやMaschineの説明なら、個別でやればいい。
ただ、この場合は、本当は自分の音声だけではなくて、参加してくださる方の音声も出せるほうがいいんですよね。
PUSH勉強会ではできるだけ、参加してくださる方のPCの音声も聞こえるようにしてもらってました。そうでないとやっぱりマスターするのが難しいからなんですね。ルーティングなんかの問題もありますし、変化をこちらがわかるようにしたほうが操作をマスターしやすい。
Zoomの音声共有でできなくはないけれど、慣れてない方にはちょっとむずかしいかもしれない。
音質だけ考えるならLoopback使えるものが一番いいんですけど、そうなると敷居が高くなりすぎますよね…
まあ、でもまたいつコロナウイルスで集まることが難しいとなるかもしれないですから、オンラインでやることは常に考えておく必要がありますね。
とりあえずどうする?
まずは小規模で実験してみることからスタートですかね。思っているよりやろうとしていることをうまくやるのは難しい。やりたいことの全部を一つの場所でやるのは準備を考えても不可能そうです。
小規模で始めて、問題を解決していくほうがいい。計画が完璧なんて考えていたらいつまで経ってもできないことはわかっている。と言っても、現実問題10人程度くらいまでが実際に機材を使えるようにすると考えると限界でしょうね。
ご近所にパッドフレンズのてらしまさんが引っ越してきたので、手伝ってもらう。
てらしまさん、強制参加ですよ。引っ越しのお手伝い、高くつきましたね。ただより高いものはありませんよ。フフフ…
私の家でまずは二人でやってみる。あるいは近くのスタジオを試してもいい。いろいろ試す必要がありますね。
懇親会の準備のために、いろいろ飲みに行かないといけない。いやあ、円滑な研究会運営のためには必要ですよね!調べることたくさんだ。
場合によっては自宅で私とてらしまさんがやっているところに、Zoomで他の方にも参加して頂く形でもいいかもしれない。
パッドでのコードワーク、理論なんかは結構やってきたんですけど、もうちょっと練りたい。今の自分の考えを全くの初心者に説明するとするなら情報をもう少し整理する必要がある。
いきなり譜面を使う前に導入するものも考えなきゃいけない。
Maschine、AbletonPUSH2の操作がわからない人の個別の研究会はこれは考える必要がない。今までと同じ形でやればいいですし。すでに環境は整っている。これは自分のスケジュールを調整すればいい。
あ、でもZoomの設定なんかは記事にしたほうがいいかもしれないですね。以前と比べてリモートワークが普及したので大丈夫な気もするんですが。
少しずつ準備していきます…
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