PUSH勉強会62回目
PUSH勉強会の62回目をクニチアさんと行ったよ。
クニチアさんはYoutubeの動画でコメントくださって、それからブログで勉強会の参加申し込んでくださったんだよね。
2019年50回目。今年の目標が50回だったから。進捗率100%
目標達成だね。生活が激変したなかで、PUSH勉強会を続けたことは自分の支えになった。
前回の勉強会の記事はこちら
まずは聞き取り。クニチアさんにどんなことやりたいですかと確認した。PUSH勉強会、参加してもらう方には必ず確認してるのね。
Ableton PUSH勉強会は、割と何回も参加してくださる方が多いんやけど、理想的には参加される方が必要な情報をすぐ得ることができて、一回でできるようになるのが理想だよね。
結局、何回も勉強会に参加するのは習得コストをあげてしまうからね。時間的コストを掛けさせることになっちゃうからね。
で、クニチアさんは、コードや、こういう曲ではどういうコードでできているかと知りたいと。
ブログの記事を読んでくださってて、メジャー、マイナーのトライアドについては弾けるようにされてるとのこと。じゃあ、ナチュラルテンションまでは弾けるようにできたらいいなという事やった。
一回目ということで、PUSHでコードやハーモニーを覚えたらこういうことができるというのをざっとやることがいいのかなと。
それと、なんでこういうことを覚える必要があるかということだね。
何のためにやるかわかっていたら練習のモチベーションも続くやんか。
やったこと
- ダイアトニック・コードとは
- コードの元はスケール
- 基本的なスケールはメジャー1種類、マイナー3種類
- スケールを一音一音一音飛ばしたものがコード
- 4和音
- 4和音にはトライアドが入っている。
- R+短3度上のメジャートライアドがマイナー7th
- R+短3度上のマイナートライアドがハーフディミニッシュ(m7b5)
- R+3度上のマイナートライアドがMaj7
- R+3度上のディミニッシュトライアドが7th
- 4和音以上がテンション
- maj7th系統のテンション
- m7系統のテンション
- 7th系統のテンション
- ハーフディミニッシュ系統のテンション
- テンションの考え方 テンション-7が元の度数
- 実用的なボイシング
- メジャー7th系統の一番基本的なボイシング2種類
- maj7th系統の一番基本的なボイシング2種類
- m7系統の一番基本的なボイシング2種類
- 7th系統の一番基本的なボイシング2種類
- ハーフディミニッシュ系統の一番基本的なボイシング2種類
- 5度をオミットするのが基本
- バップ的なラインはコードをホリゾンタルに配置したもの
- アルペジオを8分音符のラインにする実例
- バップ的なコードトーンの装飾 実例
- アッパーストラクチャートライアド実例
- 両手でテンションコードを弾くには
- クロマチックアプローチ
- トライトーンサブとは
- PUSHでコードを覚える時に知っておきたいこと
いやあ、今回も結構やりましたね…
クニチアさん、ご覧になっているかもしれないですが、これらの記事にPUSH勉強会で話したことをより細かく書いてあります。
テンションコードの一番よく使われるボイシングなどは、動画、記事にしますので、しばらくお待ち下さい…
フォームがいくつもあるのは今後、クニチアさんがソロを取ったり、コードを弾きつつメロディーを弾いたり、アドリブをする時にコードトーンが「見える」ようにするために必要だからです。
勉強会ではかなり細かいことや実例を説明できたんですが、記事だと分量が多くなりすぎてしまいますが、復習には役に立つかと…
転回形をしっかり覚えると、ボイシングの幅も、ボイス・リーディングもうまくできるようになります。あと、将来的にホーンアレンジされるときにも役に立ちますね。
Ableton PUSH2はDrop2ボイシングというのが作りやすいんです。鍵盤で12キー練習すると一生が終わりますが、PUSHならそんなことないです…
Ableton PUSH勉強会では実際、もっと細かく右手や左手の押さえ方などもやってるんです。駆け足で申し訳なかったです…
4和音を組み合わせて、テンションコードを作る考え方で、ここまで弾けたら、スタンダードはかなり弾けるはずです。
両手で演奏するのは、リズムを刻んだり、BPMが速い時に片手で対応できなかったりするからなんですね。
これも、右手と左手で分割した説明があります。
パラディドル奏法のときなんかも両手ですね。
テンションコードを簡単に作れるようになるために、オクターブのポジションはぜひ覚えられるといいですね。転回形を4和音でもやると物凄く広がるんですが、それもまたできたら記事にしますね…
勉強会に参加してくださっている、Meguさんのところにギターの読み替えの記事があります。
それと2-5-1のパターンの動画もあります。スタンダード弾くのに重要ですので、コード押さえれるようになったら、流れでも弾ける練習すると、ぐっと楽しくなりますよ!
こちらの記事に、メジャー・キーのテンションが整理してあります。
クニチアさん、スムーズなボイスリーディングを覚えるには、こちらは凄くいいです。SMFがついているので、気に入ったコードをセッションビューで範囲を限定して再生するのも覚えやすいはずです。
追記:2019/05/21
クニチアさん、まず基本形の記事を作りました。9th、11th,13th なども作りますのでお待ち下さい…
考えたこと
自分が、このブログで一番やりたかったのは、4度のクロマチックの可能性なんだよね。これ、本当に短時間でコードが弾けるようになる。スケールも同じ。
クニチアさん、飲み込みが早くてびっくりしたわ…最後にはテンションコードの基本形、弾けるようになってみえたもんな。
ジャズ・ピアノのテンションコードの基本的な作り方ってさ、ルート、ガイドトーン、テンションノートみたいなのってPUSHの動画でないんだよね。
勉強会では結構やってるし、記事にも部分的に書いてはいるんだけど、こういうのはもっと充実させたほうがいいんだろうね。
動画検索すると、PUSHのコードの動画も増えたんだけど、あんまりテンションコードの例もないし、実用的じゃないボイシングも多いんで、そのあたりの情報増やすと、みんな楽しく遊べるかなと。
PUSHを演奏する楽器と考えたときには、ある程度フィンガリングも考えないと弾けないから、このあたりの動画もやっぱり作ったほうがいいよね。
Ableton PUSHは音楽を学ぶのにコストが低いんだよ。移調の手間が圧倒的に少ないしね。音楽を学ぶのに本当に適していると思う。
ギターやピアノを初めてやった人が、1ヶ月でスタンダードのコードのコンピングができるかといったら不可能やよね。
でも、PUSHでちゃんと説明したら弾けるようになるからね。
クニチアさんも平日はお忙しいやろうけど、でも、一日30分練習したら、確実にコードは弾けるようになるし、自分の音楽を作れるようになるはずや。
あと、今回、カメラが駄目で困ったよ…。今EpocCamというものを使って、手元写してるのね。
Macで使えなくなって、サブマシンのWinの方でやったんだけど、遅延がひどかった。
クニチアさんに迷惑かけて心苦しかったよ…
途中で、設定変更して携帯をスカイプのUSB接続のWebカメラとして認識させて遅延はなんとかなったんだね。
Macにしか入れないプラグインもあるからWebカメラ買ったほうが良さそうだね。
追記:2021/08/16
導入しました。オートフォーカスが切れて便利でした。現在は、Zoomで顔を写すのはこれ、手元を移すのはWebカメラ化出来るCamoというものを使っています。CamoはiPhoneを使っている方には激しくおすすめです…
物も増やしたくないし、コストも下げたいんだけど、携帯をいちいちつなげるのも時間が掛かるからね…
自分の場合は、動画は凝ったことはやらないと決めているので、繋ぎっぱなしにできるWebカメラの方が時間短縮できるかなと。
昔は、Webカメラの画質も悪かったけど、これだけあればPUSHの手元録るなら充分だろうしね。
今後のPUSH勉強会については、自分なりに大まかな方向性ができたから、別の記事で書くね。
無理なく音楽できる人が増えると嬉しいな!
コメント
早速記事にまとめていただきありがとうございます
うりなみさんのコードを覚えたら、このようなことができるという演奏の一例や
ジャズ的なコードの鳴らし方(ルートを鳴らさない)
コードを分解する考え方やパーカーのクロマティックアプローチ等など本当に濃密な勉強会でした
勉強会のおかげでpushをもっと触りたくなりました!
これからこちらの記事を見返しながら、ディミニッシュ、オーギュメント、4和音
あと「かっこいいコード進行」をつかいながら進行や、展開型を身に着けていきたいと思います
また普段違う環境であったにもかかわらず、いろいろと配慮いただきありがとうございました
こちらこそ、ありがとうございました!
コード覚えると、クニチアさんがされたい音楽をやるのが簡単になると思います。
かなりの情報があったので、駆け足になってしまって申し訳ないです…
動画、記事に関しては出来たらまた追記していきますね。
PUSHも使えば使うほど、色々出来るようになってきます。
またのご参加、お待ちしてます!