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トラックディレイはいろいろ応用が利く

Ableton友の会
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Ableton友の会で出た質問です。

ストリングス音源なのですが(spitfireのBBCというものを使っています)、このようにMIDIを前にずらさないとジャストでなってくれません。楽器の特性としてそういうものなのでしょうか、、?

ストリングス、ホーン音源などMIDIでジャストで打ち込んでも発音が遅れるようなものはありますね。絶望ですね…

ストリングスもそうですけど、ギター音源もこういう事多いですね。ホーン音源もポップス対応じゃないやつだと結構ありますね。

となると、ピアノロールで対処しようとするとMIDIデータを前に移動するしかないわけですが、ピアノロールで他のトラックとの関係性を見ている場合は気持ち悪いですね…

大丈夫です!Abelton友の会のMIDIBOYさんが答えてくれました。

僕はジャストで打ち込んでからトラックディレイをマイナス方向にかけて調整してます。レイテンシーはかかってしまいますが生理的にノートを前にずらすのが嫌で…。修正ないならオーディオ化がベストかと思います

そういう場合はTrack Delayをマイナス方向にすればいいですね。

「表示」「ミキサーコントロール」「トラックオプション」でトラックディレイを表示できます。後右下のミキサービューの切り替えスイッチの横の矢印をクリックしても出来ますね。これは気づかない方も多いんではないでしょうか…

これはおじさんでなくても目に厳しいのでは…

その他の使い方

例えば、スネアだけレイドバックさせたい時なんかは、スネアのトラックだけを分けておいてTrack Delayで調整したりするのもありですね。

ピアノやプラック系の音色を前乗りにしたりというのも良いのでは?ピアノロール上は変更がないということでこちらが便利ということもありますね。

うりなみさんはどうしてるのかって?

こういうのは速攻でオーディオ化してcmd+option+ドラッグでナッジしてしまいます。

MIDIBOYさんの洗練されたやり方と違って蛮族味ありますね…

トラックディレイを使わずやりたいという人はピアノロールでもスクラブは使えるのでそうしてもいいかもしれません…

ただこれにはメリットもあります。

最近の音源だとラウンドロビンが搭載されているために、音色が固定されない。これはちょっとリズムがシビアなものだったり、ハーモニーが込み入ってるものだったりすると困ることがあるので、早く固定したいというのがありますね。

CCでボリューム変化を書くよりオーディオのオートメーションで書いたほうがAbletonの場合は速いんですよね…

他にもメリットがあって、オーディオデータの場合は音量変化がアレンジメントで視認しやすいということもあります。

後、邪道テクですけど、複数コピーしたりする時もありますね。ちょっとずつタイミングやフェード変えたり、EQ変えたりもします。マイク変えたり、奏者増やしたような効果をオーディオで模してるわけですね。蛮族アプローチです…

フェードなんかはオートメーションをアレンジメントで書いたほうが楽ですし。生じゃなくて打ち込みだったらまあ、こんなもんでええやろというところもありますね。雑ですみません…

Abletonで細かいMIDI編集はやらないので、Abletonにあわせて蛮族の思考になりました。僕は悪くない…

あとで尺を変更してほしいとか、そういう場合があるからMIDIも残したいんやという方はこうしたらどうでしょう。ちゃんと聞こえるようにする上でやる方法はあります。

MIDIが出来上がってきたら、フリーズ(Cmd+option+shift+F )して、オーディオトラックにOption+ドラッグしてコピー。

上がMIDIトラックをフリーズしたもの。MIDIを残しておくためにフリーズを活用する方法はいろいろあります。しかしcmd+option+shift+Fって地獄のようなショートカットキーですね…

そうしてスクラブするといいですね。クリップをガンガン刻んでフェード書いてもいい。

なかなかトラック・ディレイも便利ですね!

クリップ単位でどんどんオーディオ化して、元データを残したいならこちらもありでは…

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