通算6回目になりますかね。2024/03/10にAbleton友の会を行いました。またもやトラブルで遅れてしまいました。
共有してからスタートして画面が固まってしまって、バタバタしておりました。失礼いたしました。
今回は予定していた20:00スタートが出来ず、21:00スタートとなりました。翌日のお仕事など考えるともう少し早く出来たら良かったですね。重ねてお詫び申し上げます…
Ableton12が2024/03/05に発売されました。
大変に大きなアップデートがありました。
制作寄りの機能が大きくアップデートされたわけですが、人によっては使わない機能なども多くあると思います。
可処分時間が多くない友の会の人間としては、習得コストを払う価値があるのかということも気になりますしね。
まだ、マニュアルなども訳されてない状態であり、現時点では日本語化もβ版の状態のまま発売されるというかなりの見切り発車なので、情報が整理されていません。
分かる範囲で情報をまとめました。
特に、スケール、コードなどはSD(Scale Degree)など今までのST(Semitone)と違った概念なので戸惑われた方もいらっしゃったのではないでしょうか。
生成ツール、変形ツールは決して万能のツールではありませんが、使い方次第では打ち込みの労力を減らしてくれたりするので、頭を柔らかく使いたいですね…
今回の補足
いつも通りスライドをつけておきます。復習などにご活用ください。
後ほど動画を作りますが、新たなMIDI生成ツール、変形ツールのキーボードの使用、現時点ではマニュアルに誤訳があります。PDFでは修正してありますが、動画では戸惑っているところですね。すみませんでした…
スライドではMIDI変形ツールがどういうものか、生成ツールがどういうものか、友の会の後に文言を修正し直しましたので御覧ください。
追記:2024/03/11
キーボード操作の動画を追記しました。
キーボード操作
大きな変更点であるキーボード操作です。特にMIDI編集のときに使いますね。あとで、これは別記事にしますね。検索が大変になってしまうので…
- 画面操作メニューからコントロール
- 「TABキーでフォーカスを移動」
- 「キーボード操作のフォーカスを折り返す」
- 同一ツール内で移動する場合はこちらをオン
こちらがオンの状態で説明します。マニュアルの文言を信じた自分が阿呆やったんや…
もはやマニュアルすら信じられないDAW。蛮族過ぎますね…
これ、売って良いんですかね…
セッションビューとアレンジメントの操作は同じです。Ableton12に付属しているの新機能紹介に乗っていないやり方も見つけたのでご活用ください。
- TAB 次の操作子に移動
- Shift+TAB 前の操作子に移動
- 上下 同じ行内の操作子に移動(縦の移動)
- Shift+上下 微調整
- Esc 階層を上に
- Cmd+Enter Transformなどを押さずに即座に決定
Escが効率化の鍵になりそうですね。
動画ご覧いただければ一発でわかると思います…
動画を見てもらったほうがわかるわね。
— うりなみ (@urinami) March 11, 2024
TAB 次の操作子に移動
Shift+TAB 前の操作子に移動
上下 同じ行内の操作子に移動(縦の移動)
Shift+上下 微調整
Esc 階層を上に
Cmd+Enter Transformなどを押さずに即座に決定 pic.twitter.com/aF5e5JhqPE
繰り返しになりますけどLoupedeck CTは良いですよ。
カーソルアサインできたり色々出来ますし。TABとShift+TABをアサインすれば相当効率化出来ると思います…
ノートPCで作業している人はかなり操作が楽ね。
— うりなみ (@urinami) March 11, 2024
そうでない人は左手デバイスでカーソルがアサインできると便利だと思うわよ。 pic.twitter.com/9RkXdum9h7
動画ではかなり細かく見ましたが、PUSHユーザーは、キー設定などされたらPUSHもそれに合わせてしまうので、注意ですね。
鍵盤代わりに使っている判治さんやシバサキさんや私は注意しないと事故が起こりかねないです…
あとは、私と同じ様に手が悪い人で様々な補助ツールをバックグラウンドで動かしている方は、ショートカットキーの調整などはそれなりに時間が掛かると思います。
まだ、終わってないものがありますからね。ここは本当になんとかして欲しい。
業務で使われる方は検証期間設けたほうが良いと感じています。
MIDI変形ツール、Connectについては音価設定がうまくなかったので、また動画を録ります。
そのままだとパッシングコードとして使うのは厳しいですが、ある程度の知識があれば変形も出来るので使いようだと思います。
モーダルなもので使うのが一番カンタンだとは思うのですが…
MIDI生成ツールのRhythmはベタ打ちの効率化などにも使えます。ハイハットなどに使うのはありだと思います。
分割ツール使って、複製してから調整したほうが細かいこと出来そうではありますけど。
Shapeなどはランダムでも作れますが、ストリングスの駆け上がりや駆け下がりなどの入力手軽に使えると思います。
7連符などによく使われるものでも、MIDI変形使えば簡単に作れますし。
このあたりは、オールド・スクールなものを作るときに打ち込みやってみるみたいなお題でやっても良いかもしれないですね。
Shapeはいろいろな音程のMIDIデータを作ってくれるのだけれど、単純な駆け上がり、掛け下がりなんか一発でうちこめて楽かもしれないわね。
— うりなみ (@urinami) March 11, 2024
そのままで使えるわけではないからいろいろ調整する必要はもちろんあるけれど。アイデアの取っ掛かりには良いわよね。 pic.twitter.com/Btb3coqNVT
慣れたら演奏するより早く入力出来そうです。もちろんそのままは使えないから色々調整する必要はありますけど…
そのまま音楽的に使うのが難しいようなもの結構ありますけど、それは使いようということですよね。
ストリングスを入れた箇所はセカンダリー・ドミナントのA7だからAミクソリディアンに設定して生成させてます。こういうのは理屈を知らないと作るのは難しいと思います。
まあ、ただ入力しただけなので、らしく聞かせるにはいろいろ手を入れなければならないけれど…
鍵盤全然弾けない人にとっては大きな助けになると思います。手がしんどい人にとっても良いことですし。
理屈は知ってると時短になりますね。
といっても大したことないんですけどね…ちょっと勉強すれば格段に出来ることが増やせるのでは…
押して覚えるコードとスケールでは、譜面を使わず手形で理屈を説明しています。思ってるほど大変なものではないです…
YouTubeにも90くらい動画あります。
動画で話しましたけど、知識はあると入力で楽出来たり、アイデアの取っ掛かりにはなると思います。
あとは、ずっと勧めているこれですね。パッドで全部演奏しようという方は持っていると捗りますよ…
Connect
追記:2024/03/12
Connectは使える場面が決まっているので、その使える条件を知る必要があります。
では、ループブレイスでクリップ内のノートを作りたいとします。ノートとのノートの間なので、こうなります。
パラメーターの説明です。
- RATE 生成させる音符の最小単位 グリッド、1が全音符です。1/2が2分音符 1/8が8分音符、1/12が3連符です。
- Tie 音符の長くなる確率
- Spread 元の音符を基準に生成されるピッチ範囲を指定
- Density 空白の密度。100%で全部埋まる。
Connectは使える条件があるの。まず、音符と音符を繋ぐ必要があるから、音符と空白を選んでも生成はされないのよ。
— うりなみ (@urinami) March 12, 2024
確実に生成させたいのであれば、Rateはグリッド、Densityは100%にすると良いわね。他はいじらない。… pic.twitter.com/J6qX3cAbso
そして、ちょっとわかりにくいんですけど、間を埋める時次の音に向かっていっているんですね。
それで音の高さが変化していきます。ベースやコードをつなげるのになんかも使えますね。
飛び道具として使わないならST(Semitone)やSD(ScaleDegree)は0のままにするのがポイントですね。検証してやっとわかった。
スケールを押せば、スケール内の音が生成されます。ダイアトニック進行なんか作るときにも使えそうですね。
ハウスやヒップホップでコンスタントストラクチャー(次のコードの度数関係は変化しない)でコードを半音でつなぐやつなんか使うと面白いかもしれません。こういう感じです。
マニュアルの文言ではどう使うのか皆目見当がつかなくて、「またいつもの飛び道具かよ…」と思っていたんですけど、そうではなかった。
追記:2024/03/13
追記:2024/03/14
今後の予定とメモ
次回はセッションビューの活用に戻るか、もう一回MIDI生成、変形大特集で非テクノ的な使い方でも使えるよというのをやりますかね。
セッションビューの活用で新機能を使いながら前回のセッションビューでやった物を完成させるのもありかもしれませんね。
最後にお話したように、Ableton友の会、配信はDiscord内だけでやって、そこから撮った内容をYouTubeにアップしていくという形にしようと思っています。
変なやつが来る可能性も避けられますし、それこそ実際に会話しながら出来たりしたら疑問点もすぐ解消できると思いますので。
情報は出来るだけ共有したほうが楽しめると思うので、周辺機器や前と操作違うんだけれどというのがあればおっしゃってください。
情報を整理します。
こういうのまとめて置けば、困る方も少ないですし、Abeletonにも困っていると伝えやすいかなと。
情報、共有したほうが楽しめるという信念でずっとやっていたので、Discordでやるのはどうかなと思っていたんですけど、流石にちょっと変なやつの相手に疲れてしまいました…
何度ブログごと消してやろうかと思ったことか。
パッドの演奏解説はDiscord内のみでやろうと思っています。
本当はAbletonの解説よりずっとやりたいことなんですけどね…
演奏動画はTwitterには載せますけど。
ピアノロールなしで理論を説明するのは引き続きやります。
パッド使ったらそれこそ、今回の生成ツールや変形ツールを使うのは難しくないですし。
動画に関しては、生徒の三井田くんが切り抜き?だったり、目次を付けてくれることになりました。ありがとうございます。
私が細かい動画をYouTubeにあげられたら良いんですが、そこまでは手がまわらないので。
三井田くんはレッスン代滞納分しっかり働いてもらいますよ。フフフ…あ、あと三井田くんレッスン内容ブログに書くかもしれないとのことです。
Abletonというより、アドリブの考えをパッドで説明するのが多いんですけどね。
Ableton使って説明しているけれど、打ち込みテクニックとかそういうのではないです…Abletonの使い方もやることもありますけど。
Discordの運用に関しては、金子さんにいろいろ相談に乗ってもらいました。助かりました…
また相談させてください。
具体的な運用のイメージが出来たので、まず直接面識がある方や、ネット上でも付き合いが長い方、親しい方にご協力頂きたいと思っています。
楽しめるような規約やどういうコンテンツがあったら良いかということ話をしたうえで、規約を作ります。
そこから、Discordに少しずつ友の会の皆さんを招待していく形で行きます。そこで質問を動画にしたり、記事にしたりという形で運営していこうかと。
誰もが安心して質問できたり、遊べるような環境を作りたい。パッド研究会的な機能もAbelton友の会の一部で残してという方向で考えています。
しばらくはまだYouTubeでの配信を続けようとは思っていますが。まあ、変なのがいなくなれば、色々考えなくても良いんですけどね…
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